こんにちは~筋肉料理人です!
今日は酒飲みも下戸もうならせる、卵を使った珍味「卵黄の味噌漬け」を紹介させていただきます。卵黄の味噌漬けは文字通り、卵黄を味噌に漬けたもの。これが酒のつまみだけかと思いきや、ご飯をめっちゃおいしく食べられます。ペーパータオルを使えば簡単で、仕上がりも驚くほどきれいに! まるで宝石のようです。混ぜて漬けるだけ、家にあるものでできるので驚くほど簡単です。それでは早速、作ってみましょう。
筋肉料理人の「卵黄の味噌漬け」
【材料】4個分
- 卵 4個
- 味噌 250g
- 日本酒 大さじ1と1/3
- 大葉(盛り付け用)4枚
作り方
1. 保存容器に味噌を入れ、日本酒を混ぜて柔らかくし、2cm位の厚みに広げます。
※味噌はお好みのものでいいですが、お安い、出汁入りのもので十分です。日本酒は味噌を柔らかくするために混ぜます。甘味をプラスするレシピもありますが、甘味を加えると残った味噌があとで料理に使いにくくなるので、ここでは入れていません。
2. ペーパータオルを3×5cm位に切ったものを4枚用意します。
これを味噌床の上に置き、丸くくぼみをつけます。ここに卵黄をいれてフタをして冷蔵庫に入れ、二晩、漬け込みます。
※ペーパータオルを使うと、出来上がった卵黄味噌漬けが取り出しやすくなります。そして、味噌が直接つかないのできれいな仕上がりになります。
※卵は普通に割って、卵白と卵黄に分けるといいですが、たまに卵黄がつぶれやすい卵があります。そんな時は卵をボウルに割り入れ、
手で卵黄をすくって取るといいです。清潔な手で!
きれいに取れました。
3. 二晩漬け込んだ卵黄の味噌漬けがこちら。味噌のうま味が加わり、脱水された卵黄は宝石のような輝きを放っています。ペーパータオルをつまんで取り出し、大葉を敷いた皿に盛ります。
※冷蔵2~4日が食べごろなので、3~4日で食べ切るようにしましょう。
濃厚なうま味のかたまり!
「卵黄の味噌漬け」の完成です! 箸先で少しつまんで口に入れると、濃厚な卵黄と味噌のうま味が広がります。
生の卵黄には独特の匂いがありますが、味噌漬けにすることでそれが消え、濃厚なうま味のかたまりのような珍味になります。少しなめてはビール、酒をきゅっと飲むとおいしいです。こりゃ~最高の肴だあ~と感動するのですが、感動するのはまだ早い!
ご飯一膳に卵黄の味噌漬け1個をのせていただきます。これが実に素晴らしいです。絵面的には味が足りないんじゃ? と思いますが、味噌で濃縮された卵黄の濃厚なうま味は、ほんの少しでご飯をごちそうに変えます。
同じ味でもう1杯食べたい! そう思うくらいおいしいです。
味噌漬けに使った味噌ですが、今回のレシピなら2回位は味噌漬けに使えます。2回めを漬け込む前に一度混ぜてから、同じように漬け込むといいです。味噌漬けに使った味噌は日本酒や卵黄の水分で柔らかくなっていますが、普通に使えます。味噌汁だって大丈夫です。簡単な味噌汁レシピも書いておきましょう。
出汁300ml(出汁入り味噌を使った場合は水300ml)に玉ねぎ1/4個の薄切りと、切った油揚げ1枚を入れて煮立て、そこに余った卵白1個分を流し入れます。卵白が固まったら味噌をとき、わかめ少々を入れたらできあがりです。仕上げに刻みねぎをちらしています。いつもの味噌汁とまったく変わらないおいしさです!
味噌汁以外なら、炒めものに使うのもおすすめです。味噌をみりんや日本酒と混ぜて柔らかくし、味噌と同量、もしくは半量の砂糖を混ぜて使うといいです。おいしい味噌炒めが作れます。
余った卵白は、普通の卵料理のときのように使って大丈夫です(味はあっさりになります)。たとえば、「お好み焼き」に使ってみます。
みじん切りにしたキャベツ120gと、みじん切りにしたウインナー2本、長芋のすりおろし50gと小麦粉大さじ3、余った卵白3個分を混ぜます。混ぜると長いものネバネバでメレンゲのように泡立つので、これをフライパンで焼きます。焼き上がったら、お好みソース、マヨネーズをかけ、青のりをちらし、削り節を天盛りしてできあがり。ふわふわのお好み焼きになります!
味噌も、卵白も無駄にしない「卵黄の味噌漬け」。やってみるとかなり簡単なので、とことん楽しんでくださいね。
作った人:筋肉料理人 藤吉和男
料理と筋トレをこよなく愛する料理ブロガー。料理研究家としてレシピ本執筆や料理教室、テレビ出演、ボランティア活動を行う。自信のブログやYouTubeでは、簡単で美味しい魚料理や簡単レシピを専門的ながらわかりやすく紹介。
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