こんにちは~筋肉料理人です! 秋に美味しくなる魚といえばサンマですが、こちら九州では「秋サバ」も人気です。今日は、脂がのってきたサバを極上のムニエルにします。ムニエルは魚に塩、こしょうをし、小麦粉等をまぶしてバターで焼いたものにレモン果汁をしぼりかけた料理。白身の魚で作られる事が多いですが、青魚のサバで作っても美味しいのです。
ちなみに、今回は生の秋サバのフィレを使いましたが、“甘塩骨なし”のフィレも市販されているので、そちらを使うとさらに手軽に作れます。ムナビレや骨をとり、身に塩を振る工程を省けますよ。
筋肉料理人の「秋サバのムニエル」
【材料】2人分
- サバのフィレ 2枚(1枚100g前後)
- ブロッコリー 1/4株
- トマト 1/4個
- レモン 1/2個とスライス2枚
- 塩 小さじ3/4
- しょう油 小さじ1
- オリーブオイル(なければサラダ油) 大さじ1
- バター 20g
- 粗びき黒こしょう、小麦粉 適宜
作り方
1. 食べやすいようにサバの下処理をします。サバのフィレはムナビレ(写真上)と腹骨(下)が付いたまま売られていることが多いので、
まずはムナビレを切り取り、
その後に腹骨を切り取ります。腹骨は左をむくようにまな板に置き、包丁の左側面が腹骨に添うように切り取りましょう。
2. 身の中央をさわると小骨があるのがわかります。骨抜き(100円ショップで売っています)で小骨を抜きます。
3. サバの切り身の皮に浅い切れ目を1cm間隔で入れます。加熱すると皮が大きく縮むので、身が引っ張られて割れるのを防ぐためです。
切れ目を入れたら身の表裏に塩、
粗びき黒こしょうをふっておきます。
4. ブロッコリーは小房に分け、耐熱ボウルに入れてラップを被せ、電子レンジ加熱します。加熱時間は電子レンジ600wでブロッコリー100gあたり1分40秒位。加熱が終わったらザルにあげ、風を当てて冷まします。
5. 3のサバから水が出ているので、キッチンペーパーを当てて吸い取り、
小麦粉を薄くまぶします。
6. フライパンにオリーブオイルを弱めの中火で熱し、サバの皮を下にして入れます。
サバを入れたら触らず、フライパンを前後左右に傾け、オイルを回しながら加熱します。
皮目をしっかり焼いて焼き目をつけ、上面の身の周囲が白くなり、中央に赤みが残る程度になったら返します。
7. 返したら弱火にして、身の方にも軽く焼き目がついたら皿に盛ります。
8. ソースを作ります。サバを焼いたフライパンをキッチンペーパーで拭いて汚れを取り、弱火にかけます。
バターとレモンスライスを入れ、
バターが溶けたら、レモンを絞って果汁を加え、
しょう油を加え、
サバにかけ、ブロッコリーとトマトを添えます。
ねっとりと柔らかな焼き上がりが絶品
「秋サバのムニエル」の完成です! 脂がのってきたサバは、ムニエルにすることで、ねっとりと柔らかに焼き上がり、レモンバターの風味で極上の美味しさになります。ビールもいけますが、辛口の日本酒も合いそうな味です。
「サバサンド」も作りたくなるんです
秋サバのムニエルを作るとやりたくなるのが「サバサンド」です。サバサンドはトルコの屋台料理で、鉄板で焼いたサバの切り身をサンドイッチにする名物料理。日本のサバで作っても美味しいですよ!
【材料】1人分
- サバのムニエル 1人分
- 6枚切り食パン 2枚
- 玉ねぎ 1/8個
- トマト 薄切り3~4枚
- レタス 葉を1/2枚
- マヨネーズ、粒マスタード 適宜
作り方
1. 玉ねぎは薄い輪切りにします。
時間があるときはしばらく風に当て、表面が少し乾くくらいにします。そうすることで玉ねぎの辛味が抜け、甘みが増します。
2. 軽く焼いた食パンに粒マスタードを塗り、レタス、トマト、玉ねぎ、サバのムニエルの順にのせて、もう1枚の焼いたパンでサンドします。食べやすく切ったらでできあがりです。
トルコではこれにレモン果汁を絞りかけて食べるそうですが、私のおすすめはマヨネーズです。マヨネーズをたっぷり目にかけて食べてみてください。
秋サバのムニエルと、玉ねぎの辛味、トマトの酸味、マヨネーズの旨味で、極上のサンドイッチになります。これまたビールがイケる味。一気に食べちゃいそうな美味しさです。
秋サバのムニエル、お手軽に楽しめる秋の贅沢って感じです。サンドイッチアレンジも美味しいので、ぜひ、お試しください。
作った人:筋肉料理人 藤吉和男
料理と筋トレをこよなく愛する料理ブロガー。料理研究家としてレシピ本執筆や料理教室、テレビ出演、ボランティア活動を行う。自信のブログやYouTubeでは、簡単で美味しい魚料理や簡単レシピを専門的ながらわかりやすく紹介。
- ブログ:魚料理と簡単レシピ
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企画協力:フーディストノート
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