
こんにちは、料理と筋トレをこよなく愛する筋肉料理人です。
秋になると私が作るものの1つが、これまで『メシ通』でも何度も紹介している具沢山の「フライパン炊き込みご飯」です。
炊き込みご飯は炊飯器でもできますが、作ったあとの臭いや油っぽさが残るのが気になります。その点、フライパンならラクに丸洗いできますので、にんにくのような臭いの強いものでも、豚バラ肉やごま油など油っぽいものでも気兼ねなくガンガン入れて、ガッツリ系の炊き込みご飯を楽しんでいます。
ということで今回も、豚バラやごま油をたっぷり入れたフライパン炊き込みご飯のレシピ。冷蔵庫にあったウーロン茶で風味よく炊いた「ウーロン茶フライパン炊き込みご飯」です。
水のかわりにウーロン茶を入れ、ウーロン茶に合わせて具も味付けも中華風に。豚バラ肉、きのこでうま味たっぷり、ごま油の風味を効かせて食べごたえ満点ですが、ウーロン茶の風味でさっぱり食べられますよ。
そして、フライパンで作ると香ばしいおこげができやすいのもうれしいところ。アミノ酸と糖が結びつくメイラード反応で生まれたおこげが、見た目も風味もさらに美味しくしてくれます。
筋肉料理人の「ウーロン茶フライパン炊き込みご飯」
【材料】3~4人分
- 米 2合(約300g)
- 豚バラ肉(薄切り) 150g
- うずらの卵(水煮) 7~8個
- しいたけ 4個
- たけのこ(水煮) 80g
- にんじん 40g
- しょうゆ 大さじ2
- 鶏がらスープの素(顆粒) 大さじ1/2
- ウーロン茶 370ml
- ごま油 小さじ2
- 刻みねぎ、白いりごま 適量
(A)
- しょうゆ 小さじ1
- 日本酒 大さじ1
- おろしにんにく 小さじ1/2
作り方

1. 米を研ぎます。米をザルに入れてボウルに重ね、たっぷりの流水を注ぎ、サッとかき回したらすぐに水を捨てます。これを3~4回繰り返したら、

3~4分水切りします。写真のようにザルを斜めに立てかけておくとしっかり水が切れます。

2. しょうゆ(大さじ2)、鶏がらスープの素、ウーロン茶を混ぜ合わせておきます。

3. 水を切った米をフライパン(26cmのものを使用)に入れ、2を注ぎます。

ごま油も回し入れてフタをし、1時間ほど浸水させます。

4. 米を浸水させている間に具材を準備します。しいたけは軸を切り取り、

5mmくらいに薄く切ります。

軸は石突きを切り落として、できるだけ薄く輪切りにして入れます。

5. にんじんはせん切りに、たけのこは1cm角に切ります。

6. 豚バラ肉は1cmくらいの幅に切ります。(A)は混ぜ合わせます。

7. 豚バラ肉、(A)をボウルに入れて調味料をもみ込み、下味を付けます。

8. 米の浸水が終わったら、たけのこ、にんじん、しいたけ、下味を付けた豚ばら肉、うずらの卵の順にのせます。
うずらの卵のかわりに、かために茹でた茹で卵を2個ほど入れて、炊き上がってから崩してもOKです。

9. フライパンにフタをして中火にかけ、フツフツとしてきたら強火に、完全に沸騰したら弱火にして15分炊きます。

10. 15分経ったらもう一度強火にします。1分ほど加熱して、フライパンの底からチリチリと音がしてきたら火を消し、そのまま10分蒸らします。

11. フライパンのままテーブルへ運んで仕上げです。蒸らし終えてフタを取ると美味しそうに炊き上がっています。

しゃもじでご飯を返すと、美味しそうなおこげもバッチリです。

12. ほぐしながら全体を混ぜて、

茶碗に盛り、刻みねぎと白いりごまをちらしてできあがりです。
濃厚なうま味とウーロン茶のさっぱり感が◎です

「ウーロン茶フライパン炊き込みご飯」の完成です。ごま油としょうゆの焦げたいい香りで、食べる前から食欲は刺激されまくりです。

色よく炊けたご飯は、濃いめのしょうゆ味をベースに豚バラ肉、きのこの濃厚なうま味を感じて美味しい! おこげの香ばしい風味もたまりません。そこにウーロン茶の風味でさっぱり感が加わって、ボリューム満点ですがどんどん食べられちゃいます。
下味で日本酒をもみ込んだのと、ウーロン茶のおかげで豚バラ肉は豚特有の臭みを感じませんでした。うずらの卵のプチプチ感とほのかな甘みも合いますね。

中華風の味わいで、ウーロン茶を飲みながら食べるのももちろん美味しい炊き込みご飯です。フライパン1つでできておこげもしっかり楽しめますので、ぜひおためしください。
作った人:筋肉料理人 藤吉和男

料理と筋トレをこよなく愛する料理ブロガー。料理研究家としてレシピ本執筆や料理教室、テレビ出演、ボランティア活動を行う。自信のブログやYouTubeでは、簡単で美味しい魚料理や簡単レシピを専門的ながらわかりやすく紹介。
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企画協力:フーディストノート

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