こしょう多めが大正解。台湾の胡椒蝦(フージャオシャー)風「殻付きエビの塩にんにく焼きそば」のレシピ

こんにちは! ベトナム料理普及家のKi Yamamotoです。

家でできるベトナムご飯、アジアご飯のレシピや調味料、食文化に関する情報を発信している僕が今日紹介したいのは、台湾のエビ料理「胡椒蝦(フージャオシャー)」をアレンジした一品です。

胡椒蝦は、たっぷりのこしょうと、塩、にんにくなどで味付けした殻付きエビを香ばしく焼いて食べる名前の通りの料理。スパイシーでヤミツキになるこの胡椒蝦を、フライパン1つで、さらにお腹にもたまるようにアジアめし感ある焼きそばにアレンジしました。

にんにくが効いた塩味の焼きそばに、殻付きのエビのうま味と香ばしさ、焼き付けたこしょうの風味が最高! お酒とも相性抜群です。

それでは作り方です。

 

Ki Yamamotoの「殻付きエビの塩にんにく焼きそば」

【材料】(1人分)

  • 殻付きエビ(冷凍のものは塩水に漬けて解凍しておく。今回はバナメイエビを使用) 5~6尾
  • 焼きそば麺(蒸し麺) 1玉
  • エリンギ 20g
  • 舞茸 20g
  • しめじ 20g
  • 小ねぎ 2本
  • にんにく 1かけ
  • すだち(レモンやライムでも代用可) 1/2個
  • サラダ油 大さじ1
  • 仕上げの粗びき黒こしょう 適量

(A)

  • 塩 小さじ1/4
  • 粗びき黒こしょう 小さじ1
  • サラダ油 小さじ1

(B)

  • 塩 小さじ1/2
  • オイスターソース 小さじ1
  • 鶏がらスープの素(顆粒) ひとつまみ
  • 酒 小さじ2

 

作り方

1. エリンギは4cmの長さに切り、3mmほどの厚さにスライスします。舞茸、しめじは石づきを外し手で食べやすい大きさにほぐします。にんにくは粗めのみじん切りにします。小ねぎは4cmの長さに切ります。

 

2. エビは背側全体に1/2ほどの深さの切り込みを入れます。黒ずんでいるところ(背ワタ)があればかき出します。

 

3. ボウルにエビ、(A)、にんにくを入れてよくもみ込み下味を付けます。

サラダ油を入れることで調味料のなじみがよくなります。

 

4. フライパンにサラダ油を入れ、サラッと流れるほどに温めたら、3のエビを入れます。弱火で写真のように赤く色付くまで触らずに2分ほど焼き、香ばしさとうま味を引き出します。焼けたら裏返して同様に焼きます。

 

5. 両面が焼けたらエビをフライパンの端に寄せ、エリンギ、舞茸、しめじを入れます。こちらもエビと同様に触らずに弱火で2分ほど焼き、ひっくり返してさらに1分焼きます。

きのこは混ぜながら炒めると水っぽくなってうま味が逃げてしまうので、触らずに焼くのがおすすめです。

 

6. エビときのこ3種を一度取り出して、空になったフライパンに焼きそば麺を入れます。箸でサッとほぐしたら、(B)を加え、中火にして1分ほど炒めます。

 

7. 取り出したエビときのこ3種を戻し、小ねぎを入れ全体をよく混ぜます。最後に強火にして、1分ほど麺を焼きます。

強火にしたら炒めずに1、2回返すくらいにして焼き付けて、麺と具を香ばしく仕上げます。

 

8. 器に盛り、仕上げに粗びき黒こしょうをかけ、すだちを添えれば完成です。

 

刺激的な香りと辛みがビールに合います!

焼いたこしょうとエビの香りがたまらない焼きそばができあがりました。

すだちをキュッと絞って、まずは箸で麺ときのこをワシッとつかんでひと口。カリッ&もっちりの麺に、油とともにからみつくエビのしっかりしたうま味が本当に美味しい!

 

噛むたびにやってくるにんにくのパンチと、きのこの風味が鼻に抜けて味も香りも大満足です。そして、すだちの酸味が焼きそばの油感をサッと切ってくれて、さっぱりした後味なのもいいですね。

 

続いて、こしょうをまとった殻付きエビをいただきます。香ばしい殻とザラりとしたこしょうの舌触り、プリプリの身、ほどよい塩気が相まってこちらもウマい! 手づかみで夢中になって食べてしまいます。

殻はよく焼いたのでカリカリで、そのままでも食べられました。気になる方はむいてから食べてもいいでしょう。

殻付きエビならではの香ばしさとうま味に、これでもかと加えたたっぷりのこしょうが本当に美味しくて、目の覚める美味しさの焼きそばになりました。

 

今回はエビと一緒にきのこを入れましたが、もやしやキャベツ、にんじんなど定番の焼きそばの具材でもOKです。休日の昼メシに、ビールやハイボールのおともに作ってみてはいかがでしょうか。

それではまた次の記事で会いましょう!

 

作った人:Ki Yamamoto

ベトナム料理普及家。調理師免許を取得後、都内の高級中国料理店で修行。その後、ベトナム人の妻URIちゃんとの出会いをきっかけに二人で一緒にベトナム料理を学ぶ。家でできるアジアご飯をテーマに、アジア各国の美味しいもののレシピや調味料、食文化に関する情報などを発信中。名前の読み方は「キーヤマモト」。好物は麺類全般。

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