しっとり鶏むね肉とカット野菜で激ウマ「鶏汁」のレシピ。落とし卵と柚子こしょうも必須です【筋肉料理人】

こんにちは、料理と筋トレをこよなく愛する筋肉料理人です。

私の住む九州では、ハレの日に鶏肉を使ったごちそうを作ることが多く、思えば子どものころからよく鶏肉を食べてきました。筋トレにハマってからはたんぱく源として鶏むね肉をよく食べていますが、それよりなにより根っからの鶏肉好きなんですよね。

今回はそんな九州の鶏肉料理から、大分県の郷土料理「鶏汁」を筋肉料理人流にアレンジしたレシピでご紹介します。

鶏汁は、鶏と野菜を煮込んだうま味たっぷりの汁もの。「とりじる」じゃなくて「にわとりじる」と読みます。

鶏汁ですから鶏肉が欠かせないのはもちろん、必ず入れたいのが風味のいいごぼうです。ここでは鶏むね肉を使い、市販のささがき済みのごぼうとカット野菜、鶏がらスープの素でできるだけラクに、コスパもいいレシピにしました。

仕上げに卵も落として、たんぱく質もたっぷり摂れますよ。

 

筋肉料理人の「鶏むね肉と落とし卵の鶏汁」

【材料】2人分

  • 鶏むね肉 1/2枚(150g程度)
  • 卵 2個
  • カット野菜ミックス(炒め用、鍋用などお好みのものでOK) 150g
  • ごぼう(ささがき済みのもの。冷凍でもOK) 100g
  • 水 350ml
  • 鶏がらスープの素(顆粒) 小さじ1
  • しょうゆ 大さじ1
  • みりん 小さじ1
  • 柚子こしょう 適量
  • そば(茹でておく) お好みで

(A)

  • 片栗粉 大さじ1/2
  • 日本酒 大さじ1/2
  • しょうゆ 小さじ1/2
  • おろししょうが 小さじ1/2

 

作り方

1. 鶏むね肉は1cmの厚さに切ってから、ひと口大に切ります。

 

2. ポリ袋を用意して、切った鶏むね肉、(A)を入れて口を閉じ、もみ込んで調味料をなじませます。

片栗粉と日本酒をもみ込んでおくと、加熱しても鶏むね肉がかたくなりにくいです。

 

3. 小鍋に水350mlを入れ、強めの中火にかけます。沸騰したら鶏むね肉を1枚ずつ入れます。

 

4. 鶏むね肉をすべて入れたら、鶏がらスープの素、

 

しょうゆ、みりんを入れて混ぜ、

 

ごぼうも加え、弱火で5~6分煮ます。フタはなしでOKです。

ごぼうはアク抜き済み、ささがき済みの市販品を使います。冷凍品なら凍ったまま入れてください。

 

5. カット野菜を入れて、強めの中火にします。

カット野菜はお好みのもので。ここではもやし、キャベツ、にらなどが入った炒め用を使いました。

 

6. 再沸騰したら卵を1個落とし、お好みのかたさになるまで煮ます。

今回は卵白が固まるまで3分ほど煮ました。

 

7. 大き目の椀や丼に半量を注ぎ、柚子こしょうを添えます。

2人分のレシピなので、1人で食べるなら残りは冷めてから冷蔵庫へ。温め直して、卵を落としてお楽しみください。

 

サッと作れるのに深いうま味あり!

「鶏むね肉と落とし卵の鶏汁」の完成です。鶏むね肉、野菜、卵でボリューム満点! 鶏といろいろな野菜のうま味、とくにごぼうのうま味が効いたスープが激ウマです。

鶏むね肉は下処理してから煮るので、表面はつるりとした食感。パサつきがなくて食べやすく、卵黄を崩してからめるとまろやかになってさらにウマいです。

柚子こしょうをちょっとのせると、ピリリとした辛味と柚子の風味がアクセントになって一層、美味しく食べられます。鶏汁は九州の郷土料理ですから、とくに九州では古くから使われてきた柚子こしょうはよく合いますね。

 

そして、鶏のだしとごぼうの風味が効いた甘味のあるスープをつゆがわりに、つけそばにするのが私のおすすめの食べ方。ここにも柚子こしょうをたっぷりのせて食べると美味しいです。

 

鶏むね肉と野菜が一杯で食べられる、熱々の汁ものレシピです。料理慣れしていない人でも20分くらいで作れますので、ぜひおためしください。

 

作った人:筋肉料理人 藤吉和男

筋肉料理人 藤吉和男

料理と筋トレをこよなく愛する料理ブロガー。料理研究家としてレシピ本執筆や料理教室、テレビ出演、ボランティア活動を行う。自信のブログやYouTubeでは、簡単で美味しい魚料理や簡単レシピを専門的ながらわかりやすく紹介。

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