「ルーを使わないシチュー」がこんなに簡単&変幻自在! 〜カレー、ドリア、シュクメルリの三段活用術〜

シチューを作るには市販のルーが不可欠……と思い込んでいませんか? ライターのパリッコさんが紹介するレシピは、ルーなしでも楽勝で出来ちゃう上、カレーやドリア、さらに一世を風靡したあのジョージア料理まで応用可能。秋冬シーズンに大活躍するホワイトシチュー三段活用術です!

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ホワイトシチューはルーなしでも簡単に作れる

ニンジン、ジャガイモ、玉ネギに鶏肉。普段から我が家によくストックされているこれらの食材を使って何を作ろうかと考えたとき、僕は迷わず、大好物のカレーを作ってしまいがちです。

 

ところが先日、ちょっと気分を変えたくなり、「たまにはシチューでも作ってみるか」と思いたったんですよね。

 

そこで、家のあちこちの棚をひっくりかえしてみるも、シチューのルーが見つからない。よく考えたらそりゃそうだ。だって、ふだんぜんぜん作らないんだもん、シチューを。

 

というわけで、こんどはネットでレシピを検索してみたところ、実はホワイトシチューって、我が家にも常備されている食材で、驚くほど簡単に作れることが判明しました。

 

具体的に使うのは、好きな具材に加えて、牛乳、小麦粉、コンソメスープの素(洋風だしの素や固形タイプなど)、バター。このくらい。実際に作ってみると、これがちゃ〜んと美味しい。

 

しかも気がついたんです。ホワイトシチューの素材の構成って、意外とシンプルなんだな。ということは、他の料理へトランスフォームさせる土台としてのポテンシャルもめちゃくちゃ高いんじゃないの? と。

 

そこで今回は、僕があらためてお伝えするほどでもないのかもしれない、ルーを使わず、手抜きで、なおかつ美味しい基本のホワイトシチューの作りかたと、実際試して美味しかったアレンジアイデアをいくつか、ご紹介したいと思います。

 

ホワイトシチュー、基本の作りかた

使うのは、1Lのパック牛乳丸ごと1本。そして小麦粉(薄力粉)、コンソメスープの素、バター。これでたっぷり5〜6皿ぶんくらいのシチューが作れます。

 

食材は好きなものを好きなだけ入れたらいいと思うんですが、だいたいこんな感じかな。

 

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鶏もも肉、ニンジン、ジャガイモ、玉ネギ

 

今回は、鶏もも肉1.5枚ぶん(300〜400g)ほど。大きめのニンジン1本。中くらいのジャガイモ2個。大きめの玉ネギ1個。

 

それらの食材を適当な大きさに切って、なるべく大きなフライパン(そのまま牛乳を加えて煮るので)に油をひいて炒めていきます。

 

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ジャガイモの皮むきは、大きめのビニール袋のなかでやると後かたづけが楽

 

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こんな感じで

 

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ざっくりと炒めます

 

あとから煮込むので、ここでは、玉ネギがほんのりと透明になり、鶏肉の表面に火がとおるくらいまで炒めればOK。

 

そうしたら一度火を止め、

 

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カレースプーン山盛り3杯分くらい(40〜50g)の小麦粉(薄力粉)を全体にふりかける

 

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で、白い粉が見えなくなるくらいまで全体をよく混ぜる

 

この小麦粉がとろみのもとになるわけですね。

 

そこへ、1Lのパック牛乳1本ぶんを豪快に、

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ドボドボーっと投入!

 

再度火をつけ、煮立ってきたら、

 

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コンソメスープの素(適量)と、バター(たっぷり入れればそりゃあうまい)でお好みの味に調整

 

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あとは15〜20分ほど、ことこと煮込むだけ

 

たったこれだけで、ホワイトシチューが完成! 牛乳を入れた直後は本当につくのか心配だった「とろみ」も、きっちりとついてます。

ね? 意外と簡単じゃないですか?

 

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仕上げにコショウを適量ふってもよし。

 

ほっこり美味し〜

 

アレンジその1「シュクメルリ」

大手外食チェーンが期間限定で販売し、大ヒットしたことで一気に知名度をあげたジョージア料理「シュクメルリ」 。

極論、あれって「ニンニクシチュー」ですよね。

 

つまり、たっぷり作ったシチューから1皿ぶんほどを別鍋にとりわけ、

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チューブニンニクを容赦なく足して煮込みなおす

 

そこに、濡らしたキッチンペーパーとラップで巻いてレンチン(600wで1〜2分)したサツマイモ(1〜2個)をドボンドボン加えて、コショウを好みの量ふれば、

 

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あっという間に「シュクメルリ 」!

 

あの優しかったシチューが一転、白メシが進みすぎるパンチの効いた味に。

 

ちなみに大手外食チェーンのシュクメルリは、チーズもたっぷりと入ってさらに濃厚な味わいでした。なので、お好みで煮込むときにピザ用チーズなどを加えても!

 

アレンジその2「カレー」

度々の極論失礼しますが、シチューってよく考えると、「カレーの味がしないカレー」とも言えませんか?

 

そこでまたまたシチューを別鍋にとって煮込み、

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スプーン一杯ぶん(10〜15g)ほどのカレー粉を加える

 

市販のルーを使わずにカレーを作る場合、かなり思い切って塩を効かせたほうが美味しくなる傾向にあります。

 

なので、ここで適宜塩を加える。

たったそれだけで、

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あっという間に「カレーライス」!

 

ベースが真っ白いシチューなのと、小麦粉を使っていることから、見た目は昔懐かしの黄色っぽい日本風カレーに見えますね。よって、アルマイトのお皿がよく似合う。

 

が、意外にもお味のほうは、最後にカレー粉をたっぷり加えるという作りかたのせいか、スパイスや辛味の主張がしっかりとある本格的な仕上がりに。もちろん、使うカレー粉の種類にもよると思いますが。

 

アレンジその3「グラタン」

さて、いろんなアレンジを堪能してきたシチューも、残りはほんのわずか。そのたびに加熱してきたせいか、煮詰まってかなりもったりと粘度が上がっています。

 

そこで、耐熱皿に残ったシチュー、レトルトのミートソース、ピザ用チーズをたっぷりとのせ、グリルで数分焼けば、

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あっという間に「グラタン」!

※コショウを適量かけています

 

もちろん、下にご飯を敷いてドリアにしても。

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癒される〜

 

以上、意外にもシンプルな素材と少ない手間で作れるホワイトシチュー。

そして、だからこそ幅の広いアレンジアイデアのご提案でした!

 

書いた人:パリッコ

パリッコ

DJ/トラックメイカー/漫画家/居酒屋ライター/他。FUNKY DANCE MUSIC LABEL「LBT」代表。酒好きが高じ、雑誌、Webなどの媒体で居酒屋に関する記事を多数執筆中。

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