こんにちは、東京ソバット団の本橋です!
さて、夏本番ということで、今回は胃の腑(ふ)までキンキンに冷やしてくれる、冷たいそばを紹介します!
最強の冷やしそばが食べられるのは、新御徒町のアヅマ。大江戸線の新御徒町駅の近く、春日通りと清洲橋通りの交差点にある、老舗のお店です。
お店は交差点のカドにあり、地元の人にとっては、もはやランドマークです。
お店に入ると、ケースの中にズラッと並んだ天ぷら類が目に入ります。
ここの自家製天ぷらは近所の人たちにも好評で、夕食のおかずに買いに来る主婦の方もいるぐらい。
とりあえず、あいさつがわりに春菊天そば(390円)をいただきましょうか!
淡めの色ながらしっかりダシのきいたツユは、キレがありながらも深い味わい。
興和物産のちょいゴワなゆで麺に負けてないどころか、よく合っていますよ。そして春菊はカラッと揚がって、独特の香りがごま油の風味とこれまた合う。
上等の一杯ですよ。
取材したのは初夏。お店に吹き込んでくる風が、たまらなく気持ちいいです。
さてさて、熱いそばで体を温めたところで、さっそく最強の冷やしそばをいただきましょうか。そんじょそこらの冷やしそばとは違いますからね。
ではどうぞ!
わかります?
アヅマの冷やしそば(310円)は、冷たいツユの上にさらに凍らせたツユが乗っているんですよ。それに今回は夏らしく大根おろし(50円)となす天(80円)を合わせてみました!
最近は居酒屋さんでキンミヤ焼酎を凍らせてシャーベット状にした「シャリキン」なるものが流行っているらしいのですが、ここではシャリシャリのシャーベットツユをかなり前から出しているのです。
冷凍庫で凍らせたツユにぬるめのツユをかけて作られる、このシャーベットツユのおかげで、そばはおろか、丼まで冷えっ冷え。
どんなに暑い日でも、ひと口すすれば胃の奥までクールダウンしてくれること間違いなしです。
ちなみに冷凍庫には2日も入れておくそうで、店主の押切さんいわく「ちゃんと凍らせないとすぐ溶けちゃう」のだとか。
けっこう、手間のかかるものなんですね。
そばに絡むシャーベットツユ。
いやはや、ここまで冷たいそばは食べたことがないです。
なす天も焼きなす感覚でなかなか。また、夏は胃腸が疲れ気味ですから、大根おろしで調子を整えるのもグッドですよ。あと、とろろ昆布を合わせるのもおすすめですね。かき揚げ類はツユがしみにくいので、おすすめしません。
あわててかきこむと、頭がキーンとしますので、注意してくださいね。
さて、そば2杯だけではお腹も心も寂しいので、最後に天丼(520円)でもいただきましょうか。
はい、来ました。
大ぶりのエビが2本に野菜天。単品だとエビは1つで190円しますから、これはかなりお得なんです。野菜天は時期で変わりますが、このときは春菊。
お新香がちゃんと2切れずつ、付いてくるのが憎いじゃないですか。
これがうまいんですよ。エビもしっかり身が詰まってますし、ホント、ちゃんとした天丼なんです。こちらではライス単品(220円)もあるので、単品天ぷらと合わせて天ぷら定食で食べるお客さんも、けっこう多いのです。
暑くて食欲がない、なんてときにぜひおすすめしたい、アヅマの冷やしそば。
最強のシャーベットツユで体も心もシャキッとさせて、しんどい猛暑を乗り切りましょう!
お店情報
アヅマ
住所:東京都台東区小島2-20-6
電話番号:03-3861-4057
営業時間:月曜日〜金曜日6:00〜15:00、土曜日6:00〜14:00(中休み 9:30〜10:30)
定休日:日曜日・祝日
※この記事は2017年6月の情報です。
※金額はすべて税込みです。
※このお店は現在閉店しています。
※飲食店の掲載情報について。