【カモフラ飯】意識の高いビジネスパーソンは、ノートでカルシウムを補給する

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タイム・イズ・マネー。

 意識の高いビジネスパーソンは常に時間と競い合い、より効率的なモノを求めている「24時間戦えますか?」の精神は、21世紀でも健在だ。中でも、食事をいかに手軽に、かつスピーディーに行えるかがポイントとなる。

そこでオススメしたいのが、他人にバレることなくビジネスシーンに食事を取り入れる「カモフラ飯」だ。

本企画では、自称・日本一インターネットで顔写真が使われているフリー素材モデルの大川竜弥氏が、意識の高いビジネスパーソンであれば誰しも取り入れたくなる「カモフラ飯」を紹介する。

 

ノートで「カモフラ飯」

今回紹介する「カモフラ飯」は、ノートを利用したカルシウム補給だ。

 あらゆる業種においてデジタル化が進んだ現代でも活躍する文房具、ノート。企画を練る、資料作成をするときに、思考を書き出すツールとして欠かせない存在となっている。しかし、ノートが持つ役割はペンで文字や図を書くだけではない。意識の高いビジネスパーソンにかかれば、仕事中にカルシウムを補給するための食材と化すのである。

まずは、こちらの写真をご覧いただきたい。

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一見、オフィスで資料作成をするビジネスパーソンだが……、デスクの上にあるノートに注目してほしい。

 

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たたみいわしだ! ノートの紙がカタクチイワシの稚魚の集合体、たたみいわしになっている!!

たたみいわしノートのメリットは、デスクでいつでもカルシウムの補給ができるだけではなく、海のにおいを堪能できること。出身地が海辺のビジネスパーソンであれば、たたみいわしノートを鼻に近づけるだけで幼いころ無邪気に走り回った故郷の情景を思い出し、ホームシック予防になる。一石二鳥ならぬ、一石二魚の「カモフラ飯」なのだ。

 

たたみいわしノートを作る

からくりを紹介しよう。

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<材料>

  • たたみいわし
  • カッターマット
  • カッター
  • 定規
  • 製本キット
  • 醤油(甘党のビジネスパーソンはチョコペンでも可)

 

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たたみいわしとノートの型紙を重ね、はみだした部分をカッターで切る。

 

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カッターで手を切ると、せっかく用意したたたみいわしが赤く染まってしまう。なにより、痛い。怪我をしないように、細心の注意を払いながら作業するように。

 

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予備を含め、5枚のたたみいわしをカット。

 

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製本キットにカットしたたたみいわしをはさむ。肉厚のたたみいわしを用意したため、2枚しか入らなかった。分厚いたたみいわしノートを作りたいビジネスパーソンは、薄めのたたみいわしがオススメだ。

 

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「パチンパチンッ!」とホッチキスでとめ……

 

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 テープで固定をすれば……

 

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 たたみいわしノートの完成である。もし文房具店に置かれていても、全く違和感のないクオリティだ。試してみたいが、それはまた別の機会にしよう。

 

海のにおいと醤油の香りのケミストリー

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カタカタカタ……、カタカタ……

 

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 一心不乱にキーボードを叩くが、思うように資料作りが進まない。カルシウムが不足し、イライラしているのだ。

 

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そんなときは、たたみいわしノートでカルシウムを補給すればいい。まずは周囲を確認し……、 

 

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たたみいわしノートを開く。

 

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次に引き出しから筆と醤油を取りだし……

 

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 たたみいわしノートに味付けをする。万が一他の社員にバレても、文字を書いているようにしか見えないから安心だ。

 

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いかがだろうか? 誰がなんと言おうと、思考をまとめるためノートにアイディアを書いているビジネスパーソンにしか見えない。

 

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もし味付け中に電話がかかってきたら、たたみいわしノートでメモを取っているふりをすればいい。

 

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たたみいわしノートを千切れば、クライアントからの電話内容をメモした付箋そのもの。ただし、醤油の色が薄いため実際に文字を書くことはできない。あくまで、醤油は味付けだ。

 

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万が一他の社員にバレそうになったら、「パクッ」と食べて証拠隠滅。金田一少年もびっくりの完全犯罪である。 

 

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満遍なく味付けをしたら、いよいよ本格的なカルシウム補給だ。

 

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ビリビリ……、ビリビリビリ……。 

 

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ムシャムシャムシャ! ムシャムシャ!!

 

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たたみいわしノートを千切るときにカスがボロボロと落ちるが、安心してほしい。

 

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なぜなら、消しゴムのカスにしか見えないからである。

 

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カルシウムを補給し、無事イライラは解消した。たたみいわしノートのおかげで完璧な資料が完成。これでプレゼンは成功間違いなし。たたみいわしの臭いが唯一の懸念点だったが、誰も気づいていない。

 

最後に、ひとつだけ伝えたいことがある。今回紹介した「カモフラ飯」は準備が30分未満と比較的短時間で済むが、後から他の社員に確認をしたところ「大川さん、磯臭いです。仕事中にデスクでたたみいわしを食べるのは勘弁してください」と怒られてしまった。どうやら、見た目は完璧にカモフラできていたが、においまでは隠しきれなかったようだ。

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あなたが真のビジネスパーソンであれば、カルシウムを補給するためにそれほどの時間と労力を投資するような選択肢は選ばないだろう。現代には、コンビニという便利なオアシスがあることもお伝えしておく。

※撮影に使用したたたみいわしは、スタッフがすべて美味しくいただきました。

 

書いた人:大川竜弥

大川竜弥

1982年生まれ。アパレル販売員、Web開発会社、ライブハウス店長、ザ・グレート・サスケ氏のマネージャーなどさまざまな職を経て、現在は"自称・日本一インターネットで顔写真が使われているフリー素材モデル"として活動している。

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