さぬきうどんDIY!「代打ち麺ロール」でうどん職人になりきってみた

f:id:Meshi2_IB:20170531132430j:plain

こんにちは! 幸せな家庭が欲しいと思っている、独身地下放送作家の内村です。

 

今回は、うどんの麺を自分の好きな太さに調整することができる、その名も「代打ち麺ロール」なるものを取り寄せてみました。

 

こちらは、ロール状のうどん生地を、自分好みの太さに製麺できるというもの。重さ500g、国産小麦100%、長時間低温熟成しているさぬきうどん生地なんだとか。つゆ付きで945円(送料別)とは、お買い得かも。香川県民に愛されるさぬきうどんの老舗「こんぴらや」販売によるものです。

 

一度でいいから、うどん生地を自分で切ってみたい! 自宅で切りたて、ゆでたてを食べてみたい!

 

とはいっても1人で麺を切っても楽しくないので、エア家族を思い描きながら「代打ち麺ロール」に挑戦していきます(僕の中のエア家族は、奥さんと子どもが兄、妹の2人の4人構成)。

 

まずは、ネットで注文。

 

待つこと数日で到着しました!

f:id:uchitomi:20170413162542j:plain

▲箱が長いですね。大きいです

 

箱を開けると長方形の箱に入った「代打ち麺ロール」が登場!

さあ。ここからエア家族が登場しますので、最後までお付き合いをお願いします。

 

 

妹:お父さん。それなあ~に?

自分:これ。これね、うどんなんだよ~。

妹:うそ~。これうどんじゃないよ。だって、こんなに太くないもん。ロールケーキみたい。

f:id:uchitomi:20170413162843j:plain

▲ロールケーキが入っているみたいですが、うどん生地です

 

自分:そうだね~。うどんはこんなに太くないもんね。でも、これはうどんなんだよ。なんでこんなに太いかって、これから麺を切って、好きな太さにできるんだよ。

f:id:uchitomi:20170413163001j:plain

▲打ち粉がされているのでくっついていません

 

妹:わたし切ってみたい!

自分:よし、ちょうどお昼ご飯だし、やってみようか。じゃあお兄ちゃんも呼んできて。

妹:は~い。

自分:今日はお昼ご飯をうどんにするから、作らなくていいよ。

奥さん:えっ今用意してるのに、急に言われも困るんだけど……。

自分:ごめん、娘と作る約束しちゃったし、今用意しているのは夜にしよ。

奥さん:はいはい。毎回のことだけど、いらない時は早めに言ってよね。

自分:ごめん、ごめん。

 

妹:お兄ちゃんを連れてきたよ。

兄:いまゲームやってたんだけど。

自分:ゲームもいいけど、今日はうどんを作るぞ。

兄:うどん? 面倒くさいよ~。

自分:まっいいから、作るといってもうどんをこねるところからだと、時間もかかるから、好きな太さに切れる状態のものを用意したぞ。これなら、簡単だからやってみよう。

兄:わかったよ。でどうするの?

 

自分:まずは、このうどんロールを麺の太さが測れる箱に平行になるように置いて、あとはそれに合わせて切っていくだけ。

f:id:Meshi2_IB:20170531142248j:plain

f:id:Meshi2_IB:20170531143057j:plain

▲切ってみると、この太さの違いをなかなか調節できないのです

 

兄:簡単じゃん!

自分:じゃあ、やってみようか。

兄:僕は真ん中の太さでいいから、並麺のサイズ3.5mmで切るよ!

 

f:id:uchitomi:20170413163204j:plain

▲エア家族では兄が切っていますが、実際は僕が切っています……

 

兄:あれ!? うまく切れない。

妹:お兄ちゃんの切った麺、全部太さが違ってる~。へたくそ~。

兄:そんなに言うなら、お前やってみろよ!

妹:いいよ。絶対私の方がうまいもん。私は、細い麵(2.5mm)にする。

 

f:id:Meshi2_IB:20170531143821j:plain

▲まっすぐ切ったつもりでも、太さがバラバラで断面もデコボコしてしまいます

 

妹:あれ? あれ~? 上手くいかない。

兄:どこが俺より上手いんだよ! 全然下手じゃん。

妹:うるさい!

自分:こらこら、けんかしない。お父さんが見本を見せるから。お父さんはガッツリ行きたいから、太麺の4mmで行くぞ。

 妹:お父さんも下手! ぜんぜん4mmじゃないじゃん。

兄:なに。この大きさ?

 

f:id:Meshi2_IB:20170531143729j:plain

▲仕上がりはこんな感じですが、切っていると結構夢中になりますよ

 

自分:おいおい笑うなよ、こっちは真剣に切ったんだから。確かにカタチは悪いけど、味は美味しいから、お母さんにゆでてもらおうか。

妹:は~い。

自分:お母さん、切ったうどんをそれぞれゆでてもらっていい?

奥さん:それぞれ!?

自分:太さが違うから、細麺は6分、並麺は12分、太麺は14分とゆで時間が違うんだよ。

奥さん:もう。分かったわよ。じゃあ切ったうどんを置いといて。

自分:ありがとう。

 

f:id:Meshi2_IB:20170531141238j:plain

▲「差し水しないのがゆでるポイントよ」とエア奥さん。僕が調べました。すいません……

 

奥さん:さあできたわよ。

f:id:uchitomi:20170413163530j:plain

f:id:uchitomi:20170413163650j:plain

▲ツヤツヤのゆで麺ができましたよ。不ぞろいな太さも目立ちませんね

 

妹:わ~! できてる。

奥さん:細麺はざるね。並は釜揚げ、太麺はおもしろそうだから、ざるうどんにしたからね。

自分:よ~し食べよう。

全員:いただきま~す。

 

と想像しながら、自分で切ってみた麺を1人で食べる。

 

麺の太さは均一にできなかったが、それでも切りたてのうどんはおいしい!

コシがあり、モチモチしていて、うどん本来の風味がのどを通るたびに口いっぱいに香り、のどごしも最高!

 

切りたてのうどんとは、こんなにおいしいものかと感心してしまいます。

 

うどんは空気に触れると酸化する

この「代打ち麺ロール」を販売することになった理由を、こんぴらや店長、瀧さんにうかがいました。

 

瀧さん:子どもたちにうどんの製麺工場の見学をさせているのですが、そのなかで「自分でうどんを切ってみたい」という声が多く、それなら、自宅でも簡単に体験できるようにと思い開発しました。

 

瀧さん:実際、切る楽しさもありますが、うどんは切りたてがおいしいんですよ。

 

ーー切りたてがおいしいのですか!?

 

瀧さん:そう切りたてです。空気に触れると酸化して風味が消えていってしまいます。切りたてだとうどん本来の風味が消えないので、一番おいしく食べられるんですよ。

 

なるほど、うどんは切りたてが一番おいしい!

 

そのことを知ると、この「代打ち麺ロール」は、子どもたちと楽しく切って味わう商品ではなく、僕のような一人暮らしの人でも、うどん本来の味を楽しみたいという人には、絶対おススメです。

 

みなさんも「自分専用うどん探しの旅」へ出てみませんか。

 

f:id:uchitomi:20170413163742j:plain

 

お店情報

さぬきうどんの「こんぴらや」

住所:香川県仲多度郡まんのう町東高篠1140
電話番号:0877-73-5701
営業時間:9:00~17:00
定休日:日曜・祝祭日
ウェブサイト:こんぴらや販売

※この記事は2017年4月の情報です。
※金額はすべて消費税込みです。

 

書いた人:うちとみ運輸

うちとみ運輸

放送作家、構成作家が所属するエンタメ集団。お笑いライブ、テレビ制作、舞台演出、Web記事制作などを主に活動を行う謎の集団。現在、月刊誌や広報誌、WEBなど各媒体で執筆中。

過去記事も読む

トップに戻る