ラム肉好きに食べてほしい、スパイスたっぷり「ラムなすカレー」をフライパンで作るレシピ

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こんにちは! スパイスコーディネーターマスターのバリ猫ゆっきーです。

スーパーなどで手に入る、ジンギスカン用の生ラム肉をたっぷり使ったスパイス料理。

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今回ご紹介するのは、ラム肉特有の強い香りやクセをホールスパイスでやわらげ、うま味を引き出した「ラムなすカレー」です。なす(今の季節なら秋なすが旬ですね)と合わせて、やわらかく仕上げたラム肉を存分にいただきましょう。

なすはカレーと一緒に煮込んでもいいですが、今回はターメリックで色よく「黄金焼き」にしてトッピングしました。

 

バリ猫ゆっきーの「ラムなすカレー」

材料(2人分)

  • ラム肉(ジンギスカン用スライス。味付けされていない生のもの) 200g
  • 玉ねぎ 1/2個
  • おろししょうが、おろしにんにく 各小さじ1
  • トマトピューレ(カット、ホールのトマト水煮缶でもOK) 50g
  • ヨーグルト(無糖タイプ) 30g
  • 塩 小さじ1
  • サラダ油 大さじ2+大さじ2
  • 水 150~180ml
  • なす 2本
  • ターメリック(パウダー) 小さじ1/2
  • 温かいご飯(お好みでサフランライス、ターメリックライスなど) 適量
  • パセリ(ドライ) 適量

(ホールスパイス)

  • カルダモン 3個
  • クローブ 3個
  • シナモンスティック 1/2本
  • ローリエ 1枚

(パウダースパイス)

  • コリアンダー 小さじ1
  • クミンパウダー 小さじ1/2
  • ターメリック 小さじ1/4
  • レッドペパー 小さじ1/2

 

作り方

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1. ラム肉は食べやすい大きさに切る。玉ねぎは粗めのみじん切りにする。スパイス、その他の材料も用意しておく。

 

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2. フライパンにサラダ油大さじ2、(ホールスパイス)を入れて、弱火で香りが出てくるまで炒める。

ホールスパイスを揃えるのが難しい場合は、単品でも香りの強い「クミンシード小さじ1/2」だけでもOKです。

 

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3. 2にラム肉を入れて炒め、

 

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肉の赤い部分がなくなったら、(ホールスパイス)ごと一旦取り出す。

ラム肉は火を通しすぎるとかたくなるので、焼いたものを一旦取り出し、仕上げの煮込みで戻します。

 

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4. 3のフライパンに玉ねぎを入れて中火で炒め、

 

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玉ねぎがしんなりしてきたら弱火にして、おろししょうが、おろしにんにくを入れて絡める。

 

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5. トマトピューレ、ヨーグルト、塩、(パウダースパイス)も入れ、中火にして全体をよく混ぜ合わせる。

 

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6. 3のラム肉を(ホールスパイス)ごと戻し入れ、全体を混ぜたら、水を入れる。

 

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7. フツフツとしてきたら弱火にして、(ホールスパイス)を取り除き、フタをして10分煮る。

 

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ホールスパイスは食べると苦いのでここで取り除きます。

 

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8. トッピングのなすは、1~1.5㎝くらいの輪切りにして、片面に塩少々(分量外)、ターメリックを振る。

ターメリックは、なすの両面に振りかけると独特の土臭さが主張してくるので、片面だけに振りかければOKです。

 

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9. 別のフライパンにサラダ油大さじ2を入れて中火で熱し、ターメリックをまぶした面を下にしてなすを並べる。

 

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焼き色が付いたら、ひっくり返して裏面も焼き色が付くまで焼き、火を止める。

ターメリックをまぶした面は、写真のようにキレイな黄金色に焼けます。

 

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10. 器にご飯とカレーを盛り、焼いたなすをトッピングしてパセリを散らす。

 

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ご飯は、今回は香りと彩りの良いサフランライスにしました。お好みでクミンライスやターメリックライスでもいいですね。いずれもレシピはこちらから。

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クセの強いラム肉をスパイスで美味しく

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かたくならないよう、炒めて一旦取り出したラム肉はやわらかくて食べ応え満点。ホールスパイスが嫌な臭みをやわらげ、噛むごとに羊のうま味が広がります。

ホールスパイスを使うスパイスカレーのレシピでは、スパイスを油で炒めて香りを移したらすぐに取り出すこともありますが、今回はクセの強いラム肉が主役。スパイスの香りをしっかり抽出したかったので、煮込む段階までホールスパイスを入れておきました。ただし、噛むと苦かったり、口あたりがよくなかったりするので、煮込む前、もしくは食べる前には取り除きましょう。

 

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トッピングのなすは、ターメリックで黄金色に焼き上げました。ターメリックの色素成分のクルクミンは油溶性のため、油と一緒に使うことでキレイな色が引き出せますよ。

ホールスパイスとパウダースパイスを上手に使って、ラム肉たっぷりのスパイスカレーを楽しんでください。

 

作った人:バリ猫ゆっきー

バリ猫ゆっきー

スパイス料理研究家、スパイスコーディネーター協会認定スパイスコーディネーターマスター。スパイスレシピコンテストのグランプリ受賞がきっかけでスパイス料理のトリコになり、ブログ『楽しいキッチン*spice-cooking*』にてスパイスを使用した料理や、簡単で美味しいレシピ、アウトドアレシピを紹介。レシピ開発、料理教室講師、フードスタイリング・コーディネート、コラム執筆など幅広く活動中。バリ島の定番みやげ「木彫りの猫」がお気に入りで、“バリ猫”はそれにちなんだもの。

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