フライパンとスーパーで買った生ラム肉で、インドの知られざるスパイスご飯「プラオ」が激ウマに炊ける

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こんにちは! スパイスコーディネーターマスターのバリ猫ゆっきーです。

最近ではスーパーでも新鮮でおいしい生ラム肉が買えるようになって、ラム肉レシピが捗りますね! ラム肉を美味しく食べるのに、切っても切れないのがスパイス。というわけで今回は、インドのスパイスご飯「プラオ」を、ジンギスカン用の生ラム肉をたっぷり入れて作ります。ラム好き大満足の一皿ですよ。

スパイスを効かせた炊き込みご飯風のプラオは、インドの家メシ。

スパイスを使うインドのご飯もの、といえばビリヤニが有名ですが、複雑でかなり手間がかかるダム(重ね蒸し)という工程が必要。一方の プラオは、米と具材を炊き込めばいい手軽なもので、インドの家庭でもよく作られているものなんです。フライパン1つで美味しく仕上げましょう。

 

バリ猫ゆっきーの「ラム肉たっぷりプラオ」

材料(1~2人分)

  • ラム肉(ジンギスカン用スライス。味付けされていない生のもの) 200g
  • 玉ねぎ 1/2個
  • 米(研いで水を切っておく) 1合(約150g)
  • 水 200ml
  • おろしにんにく、おろししょうが 各小さじ1
  • 刻みねぎ 適量

(A)

  • ローズマリー(ドライ)、タイム(ドライ)、ガーリックパウダー(粗びきタイプがおすすめ)、粗びきブラックペパー 各小さじ1/4
  • 塩 小さじ1/2
  • オリーブオイル 大さじ1

(B)

  • シナモンスティック 1/2本
  • クローブ 3個
  • ローリエ 1枚
  • オリーブオイル 大さじ1

(C)

  • コリアンダーパウダー、クミンパウダー 各小さじ1
  • ターメリックパウダー 小さじ1/4
  • 塩 小さじ1

 

作り方

 

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1. ボウルにラム肉、(A)を入れてよく揉みこんだら、ラップをして冷蔵庫で30分くらい置く。

ラム肉の臭みをおさえ、下味を付けます。(A)はハーブとスパイス、塩の代わりに、市販のハーブソルト(ラム肉200gに対して大さじ1くらい)を使ってもよいです。

 

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玉ねぎはみじん切りにする。

 

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2. フライパンを中火にかけ、1を入れたら、時々上下を返しながら全体が白っぽくなるまで焼き、

 

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取り出しておく。

 

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3. 2のフライパンをキレイにしたら、(B)を入れ弱火にかける。

 

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スパイスの香りがしてきたらシナモンスティック、クローブ、ローリエは取り出し、中火にして、玉ねぎを加えて炒める。

とくにシナモンスティック、クローブは噛むと強い苦味を感じるので、玉ねぎを加える前に取り出しましょう。

 

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4. 玉ねぎがしんなりとしてきたらおろししょうが、おろしにんにくを入れて混ぜ合わせ、

 

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(C)を加えて全体に絡ませる。

 

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5. 水と米を入れて軽く混ぜ合わせ、

 

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フツフツとしてきたらフタをして、弱火にして10分炊く。

 

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6. 10分経って炊き上がったら火を消し、2で取り出しておいたラム肉をのせ、

 

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すぐにフタを戻して10分ほど蒸らす。

ラム肉を一緒に蒸らすことで、独特の風味がご飯に広がります。

 

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7. 蒸らし終わったら、トッピング用にラム肉を半分ほど取り出し、

 

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残りは全体に混ぜ合わせる。

 

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8. 器に盛り、取り出したラム肉をのせ、刻みねぎを散らす。

 

噛めば噛むほど、羊独特のうま味とコクが

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ラム肉の半分はご飯と混ぜ、半分はトッピングすることで、肉感たっぷりのごちそうプラオが完成です。ご飯と一緒に噛めば噛むほど、羊肉独特のうま味とコクが口の中に広がります。お酒を飲みながら食べるのにももってこいです。

ラム肉はハーブやスパイスで臭みをやわらげました。とくに、プラオ作りには欠かせないクミンは羊肉の料理にもよく使われるスパイス。クミンといえばおなじみのカレーの風味も、美味しさを後押ししてくれますよ。

 

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ラム肉は火を通しすぎると繊維が収縮してかたくなってしまいます。そこで、焼いたものを一旦取り出し、米とは一緒に炊き込まずに蒸らしのタイミングで戻します。やわらかくてもちもちのラム肉を食べられるこのひと手間、ぜひおためしください。

 

フライパン1つでできるプラオは、サバ缶やソーセージでも美味しくできますよ。

www.hotpepper.jp

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作った人:バリ猫ゆっきー

バリ猫ゆっきー

スパイス料理研究家、スパイスコーディネーター協会認定スパイスコーディネーターマスター。スパイスレシピコンテストのグランプリ受賞がきっかけでスパイス料理のトリコになり、ブログ『楽しいキッチン*spice-cooking*』にてスパイスを使用した料理や、簡単で美味しいレシピ、アウトドアレシピを紹介。レシピ開発、料理教室講師、フードスタイリング・コーディネート、コラム執筆など幅広く活動中。バリ島の定番みやげ「木彫りの猫」がお気に入りで、“バリ猫”はそれにちなんだもの。

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