こんにちは、料理研究家のエダジュンです。
本日は、カレーのスパイスとしても使われる「カルダモンパウダー」で、おいしいビールが飲めるお手軽おつまみを作ります。
カルダモンパウダーは「香りの王様」といわれるほど、芳醇で柔らかい香りが特徴です。このカルダモンをバターと合わせて、淡泊な鶏むね肉を香りとコクたっぷりに焼き上げます。
鶏むね肉は、焼いても硬くなりにくいようにポリ袋を使って下ごしらえ。ブロッコリーも合わせて、筋トレメシにもおすすめです。
エダジュンの「鶏むね肉とブロッコリーのカルダモンバター」
【材料】(1~2人分)
- 鶏むね肉 1枚(300g程度)
- ブロッコリー 100g
- 薄力粉 小さじ2
- カルダモンパウダー 小さじ2
- バター(有塩タイプ) 10g+10g
- 塩 小さじ1/4
- 砂糖 小さじ1/4
作り方
1. 鶏むね肉は、繊維を断ち切るように5mm幅くらいに削ぎ切りにする。ブロッコリーは小房に分ける。
2. ポリ袋に鶏むね肉、塩、砂糖を入れて、
よく揉み込み、
薄力粉も入れてさらに揉む。
3. フライパンにバター10gを入れて中火で熱し、バターが溶けたら鶏むね肉、ブロッコリーを重ならないように広げて、焼く。
バターは10gずつ、まずは炒め油として入れ、残りは香り付けと味付け用に入れます。
これくらい焼き色がついたらひっくり返して、弱火にして5分くらい焼く。
4. 全体に火が通ったら、残りのバター10gを入れ、
カルダモンパウダーを振りかけて、全体を和えたら完成。
鶏むね肉にカルダモンバターがよく絡みます
ふわ~っと鼻に抜けるさわやかな香りがやみつきになる、カルダモンバターのソテーの完成です。
鶏むね肉は塩と砂糖で下味を付けながら保水力をアップさせ、さらに薄力粉で旨味が逃げないようコーティングします。薄力粉をまぶすと、カルダモンパウダーとの絡みも良いですよ。無塩バターを使う際は、最後に塩で味をととのえてください。
お好みでパクチーを添えても美味しいですよ。さらにエスニックな仕上がりになります。
カルダモンとバターの組み合わせは、もちろん鶏むね肉以外にも使えます。いろいろな肉や野菜を炒めるのに試してみてくださいね。
同じくカレーに使うスパイス「クミン」でこんなおつまみもぜひ。
作った人:管理栄養士 エダジュン
料理研究家・管理栄養士。株式会社スマイルズに入社。SoupStockTokyoの本社業務に携わり、2013年に独立。家で作れるエスニック料理とパクチーを使ったレシピを研究中。「料理にやっちゃいけないことはない」がモットー。著書に『パクチー!パクチー!パクチー!』(NHK出版)、『野菜たっぷり具だくさんの主役サンド150』(誠文堂新光社)、『毎日食べたい!お粥ごはん』(パルコ出版)。2021年6月発売の『できるだけうちにある調味料で作る!エスニックつまみとごはん』(主婦と生活社)では、スーパーでも手に入る調味料とハーブを使って、なじみのある材料でちゃちゃっと手軽に作れる、台湾、タイ、ベトナム、韓国、インドネシア、フィリピンなど各国の人気料理115レシピを紹介。
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