
冬の“ぜいたく肉まん”に続く、意表をついた夏のデザート
ユネスコの無形文化遺産に登録された「博多祇園山笠」(7月15日早朝がフィナーレ)が終わって、福岡の街もいよいよ本格的な夏に突入!
昨年12月に料亭ならではの極上食材と遊び心で作る、A4黒毛和牛を使ったほっかほかの“ぜいたく肉まん”をご紹介した博多料亭「稚加榮(ちかえ)」だが、またまたのご登場ということは、それに勝るとも劣らぬインパクトのある夏限定メニューがあるという訳だ。
今回、夏の到来を待って、満を持して取材させていただいたのが、昨年から話題になっている「稚加榮」の大人のかき氷「わさびかき氷」。「わさびかき氷」とはまた、辛いのか甘いのか、さっぱり想像がつかないのだが……。

「稚加榮」の大きな風格ある建物。取材を終えた10:30頃には、早くもランチ(500食限定)に並び始める人がちらほら。

「稚加榮」のシンボルとも言える、さまざまな魚貝が泳ぐ大きないけす。これを1周囲むようにカウンターがある。

こちらが夏限定、「稚加榮」オリジナルのかき氷メニュー。かき氷の提供時間は14:00以降。
定番の「いちごミルク」や「抹茶金時」ももちろんぜいたく!
かき氷は3種類あり、定番の「いちごミルク」「抹茶金時」に、件(くだん)の大人のかき氷「わさびかき氷」。「いちごミルク」も「抹茶金時」も定番とは言え、料亭「稚加榮」が作るんだから、ひと味もふた味も違う。
まず驚くのは氷のふわふわ加減。歯を微細に調整したかき氷機で特製の氷を削るため、ふわふわ感がハンパない。口に入れるとフワッとした印象を残しながら、跡を引きずることなくサッと消えていく。
旬のフルーツがたっぷりのった「いちごミルク」に、濃厚な抹茶の風味がたまらない「抹茶金時」。どちらも料亭ならではの高級感に、満足すること間違いなし。

「いちごミルク」1,080円(サービス料別途10%)のシロップはいちごとマンゴーのツートンカラー。厚切りの旬のフルーツがたっぷり添えられる(この日はマンゴー・パイナップル・キウイ・オレンジ・サクランボ)。いけすを眺めながらかき氷とは、まるで水族館のカフェのようではないか!

「抹茶金時」824円(サービス料別途10%)は抹茶シロップに抹茶入り生クリームがかかって、抹茶の風味が濃厚。これと大粒の自家製あんこ。相性の良さは抜群!
「わさびかき氷」は社長の意向を料理課長が実現
そして肝心の“大人のかき氷”「わさびかき氷」なのだが、これはかき氷好きでわさびにもこだわる田原玉康社長の意向を料理課長の久保慎治さんが、苦心惨憺(くしんさんたん)、試行錯誤の上、作り上げたものだとか。
「本わさびの香りがより出るように、ツンとする刺激と甘さのバランスをとるように工夫しました」と久保さん。本わさびを3日間シロップに漬けて蜜を作り、さらにすり下ろしたわさびをかける。仕上げにはわさびチップをのせる。辛いのか甘いのかと聞かれれば、決してわさびの辛さが立っている訳ではなく、ベースはかき氷の甘さなのだが、そこに鮮烈なわさびの香りがツンと来る。わさびチップの食感がとてもいいアクセントになって、まさに“大人のかき氷”としか言いようがない。飲んだ後のデザートにすれば火照った体を冷ましてくれるし、何より「こんな不思議なかき氷を食べたよ」と話のタネになる。

料理課長の久保さんが考案した「わさびかき氷」は824円(サービス料別途10%)。

冒頭の疑問「この緑のものはいったい何!?」の答えは、わさびチップ。スライスした本わさびにシロップや粉糖をかけて、カラッと揚げてある。

隣は辛子明太子などを販売する「稚加榮本舗」。

取材の帰りにはやっぱり買ってしまう辛子明太子(「お徳用めんたい切子」簡易容器入り110g 1,080円)。
お店情報
博多料亭 稚加榮
住所:福岡県福岡市中央区大名2-2-17
電話番号:092-721-4624
営業時間:11:30~22:00(LO 21:00)、お昼の定食は11:30〜14:00
定休日:無休
ウェブサイト:http://chikae.co.jp
※この情報は2017年7月のものです。
※金額はすべて消費税込です。



