ガタンゴトン、ガタンゴトン。
車窓を流れる景色。
そろそろお昼にしようかな。
パカっとふたをあけると、キラキラと輝く北海道の海の幸!
旅の思い出、記憶の1ページ!
「駅弁」は日本の文化だと思いませんか?
今回は札幌駅で「駅弁」を販売して、118年の老舗。
「弁菜亭」をご紹介します!
「駅弁」を食べていて思ったこと
美味しい食べものを求めて、あっちへフラフラ、こっちへフラフラ。
メシ通レポーターの裸電球です。
旅の途中、楽しみなのがコレ。
そう、「駅弁」です。
札幌から電車に乗るときは、
「駅弁」とお酒がマストアイテム!
ふっと思ったんです。
この「駅弁」ってどこで作られているんでしょう。
パッケージをよく見ると、
「札幌駅立売商会」という文字を発見。
ああ! 好奇心に火がついてしまいました。
ちょっと、行ってみます!
「札幌駅立売商会」でネット検索してみると、「弁菜亭」という名前のお店がヒット!
こちらで製造しているんですね。
住所を見ると、札幌駅のすぐ近くではありませんか。
札幌駅の北口を出て、10分ほど歩いたでしょうか。
ほら、看板が見えてきました!
こんな形で「駅弁」に迫るなんて、ドキドキします。
創業明治32年の老舗!
「駅弁の弁菜亭」と大きな看板が立っています。
ワクワクが止まりません。
だって、今年で創業118年目ですよ。
1世紀以上、札幌駅で「駅弁」を販売しているなんて!
「駅弁」のイートイン???
次から次へと車が止まり、お客さんが入っていきます。
それもタクシーの運転手さんが多いようです。
こういうお店にハズレなし!
「駅弁」を求めてやってきたら、渋い定食屋さんにたどりつきました。
これって最高じゃないですか!
うどんやそばにカレーなど、種類も豊富です。
ほとんどのメニューがワンコインで食べられます。
これは評判になりますよね~。
お弁当作りの歴史が違いますから!
「駅弁」のつもりで来ましたが……。
ちょっと定食に寄り道しましょうか。
旅もそうですよね?
行き当たりばったりが楽しいのです。(無理やり)
お店で一番好評な「ジンギスカン定食 520円」です。
さすが北海道!
なにはなくとも、ジンギスカンは外せません。
すごいボリュームです!
野菜もモリモリ、しかもご飯に合う味付け。
いや~、素晴らしい定食屋さんを見つけました。
ごちそうさまです!
同じ建物の奥で「駅弁」を製造
あら?
私……何しにきたんでしたっけ?
危ない!
帰っちゃダメなんですよ、今日は「駅弁」ですから。
ここからは、「駅弁」をドドーンとご紹介します!
全国に「食べたことある!」という方がいらっしゃるのではないでしょうか。
北海道名産の鮭とイクラをたっぷりと使った「駅弁」、「石狩鮭めし 1,030円」。大正12年から販売しているそうです。
特製タレに漬けこんだ、鮭そぼろとイクラ。
キラキラと輝いているではありませんか!
札幌駅で買える「駅弁」の大定番ですよね。
ちなみに「弁菜亭」では、常時20種類ほどのラインアップがあるそうです。
現在のナンバーワンはこの「駅弁」!
うひゃ~! 豪華な「駅弁」。
「海鮮えぞ賞味 1,000円」です。
カニにイクラ、サーモンにホタテ。
さらにウニまで散りばめられています。
これで1,000円はお得ですよね! 現在ナンバーワンの駅弁とのこと。
「弁菜亭」の朝は早く、なんと午前4時から作り始めるんですって!
朝の時間帯で全てを作って駅に運ぶのかと思いきや……。
少しでも美味しい「駅弁」を提供したいという思いのもと、
何度も(1日に8~9回)札幌駅に作りたてを届けるそうです。
写真は観光客から大好評の「三大蟹味くらべ弁当 1,250円」です。
豪華ですね~、タラバ、ズワイ、毛ガニを一度に食べられるなんて!
どれも美味しい!
社長の洲崎さんにお弁当作りのコダワリを教えていただきました。
それは「お米」だというのです。
冷めても美味しく、粘りのあるお米ということで、
北海道で生産されている「ななつぼし」を使用しています。
しかも、品種は「ななつぼし」で固定ですが、
2~3カ月ごとにお米屋さんを見直し、一番良い産地のお米を選ぶんですって。
こういうところが美味しさに表れるんですね!
電車の中で食べるだけが「駅弁」じゃない!
この「駅弁」が今、話題!
札幌市民はこの「駅弁」を買って「家で食べる」というのです!
「北海道三昧 冬御膳 980円」は、
車内で食べやすい形という既存の枠にとらわれず、お重になっているんですよ!
美しいですね!
知床鶏に寒ブリ、さらに野菜も北海道の食材ばかり。
観光客の方はもちろんですが、これは北海道民でも食べたくなりますよ!
最後はデザートで〆ましょう。
北海道の人は、この「柳もち 600円」をお土産でもらうことがあります。
「駅弁」と一緒に売られています。
明治39年から作り方を変えず、お餅も全て手作り!
優しい味わいにホッとするあんころ餅です。
いや~、「駅弁」の世界は深いですね。
これがきっかけで、全国の「駅弁」を食べ歩いてみたくなりましたよ。
定食に「駅弁」にと、「弁菜亭」の大ファンになりました。
札幌駅で売っている「駅弁」。
みなさんも旅のお供にいかがですか?
お店情報
弁菜亭
住所:北海道札幌市東区北8条東2丁目1-35
電話番号:011-721-6101
営業時間:9:00~15:00
定休日:日曜日
ウェブサイト:http://www.ekiben-sapporo.net/
※この記事は2017年1月の情報です。
※金額はすべて税込みです。