こんにちは~筋肉料理人です。
今日は「鶏天」の作り方を紹介させていただきます。鶏天は大分の郷土料理。鶏肉に下味をつけ、天ぷらのように衣をつけて揚げたら、酢しょう油と練からしをつけて食べる料理です。イメージとしては、鶏唐揚の下味を薄くして天ぷらにしたものと思えばいいでしょう。
鶏天は天ぷら衣をつけて揚げるので、鶏むね肉をおいしく料理するのにベストな料理法の一つ。そして、このレシピで作った鶏天のすごさは冷めてからわかりますよ!
筋肉料理人の「鶏むね肉で鶏天」
【材料】4人分
- 鶏むね肉 2枚
- キャベツ 葉を3~4枚
- ミニトマト 4個
- カボス 1個
- マヨネーズ、ぽん酢しょう油、練りからし、薄力小麦粉 適宜
(A)
- しょう油、みりん、日本酒 各大さじ2
- おろし生姜 小さじ1と1/2
- おろしにんにく、ごま油 小さじ1
(B)
- 薄力小麦粉 1カップ(約100g)
- 冷水 180ml
- 卵 S玉1個
作り方
1. キャベツは千切りにし、水にさっとさらしたらザルにあげ、しっかり水気を切っておきます。
2. 鶏むね肉はまな板に置き、ラップを被せ、瓶の底、すりこ木などで軽くたたきます。
※鶏むね肉をたたいて肉の繊維をほぐします。こうすることで加熱しても固くなりにくくなります。
3. たたいたら一口大に切ります。1枚を15等分位に切るといいです。
4. 3をポリ袋に入れ、(A)を加えて口を閉じ、手でもんだら、
室温で30分なじませます。
※室温に置くことで肉の温度を上げ、熱が通りやすくなるようにします。
5. 天ぷら衣を作ります。ボウルに(B)の冷水と卵を入れ、
ホイッパーで泡立つくらいに混ぜます。
ここに小麦粉を数回に分けて加え、ホイッパーで沈めるようにして混ぜます。
※小麦粉を加えたら、激しく混ぜないようにします。激しく混ぜると粘りが出て、食感が損なわれます。
6. 漬け込んだ鶏むね肉をザルにあげて水気を切り、
バットに小麦粉を適宜を入れ、水気を切った鶏むね肉を入れてまぶします。
7. フライパンの半分の深さにサラダ油を入れて火にかけ、170℃位に温度を調節します。
※菜箸を差し込んだら、少し遅れて泡が出る温度です。ちなみに、フライパンで揚げ物をするときはフライパンの柄を横に向け、体が引っかかって油をこぼさないようにします。
8. 小麦粉をまぶした鶏むね肉を天ぷら粉につけます。菜箸でつまんで油に入れますが、この時、鶏むね肉がサラダ油についてから離すようにします。ぽちゃんと落とすと油がはねて、やけどの原因になります。
油に入れたら、時々返しながら2分揚げたら、油切を敷いたバットにのせ、5分休ませて予熱で熱を通します。
9. その後、180℃(菜箸を差し込んだら、すぐに泡が出る温度)の油で二度揚げします。1分揚げたら、油切を敷いたバットに移して油を切ります。
10. 盛りつけです。皿にキャベツの千切り、ミニトマト、練りからし、クシ型に切ったカボスと一緒に盛り付けます。マヨネーズはキャベツ用です。
酢しょう油と練りからしをつけるのが、本場の食べ方です
カボスを混ぜたぽん酢しょう油に、練りからしをつけた「鶏天」を浸していただきます。酢しょう油と練りからしをつけて食べるのが、大分の鶏天スタイル。市販のぽん酢しょう油はしょう油が少し濃いので、カボスを搾って混ぜるといい感じになります。
たたいて下味をつけ、天ぷら衣をつけて揚げた鶏天はしっとりやわらか! カボスを混ぜたぽん酢しょう油でさっぱりと、そして練りからしを多めにつけると、ぴりっと鼻に抜ける風味を感じながらおいしく食べられます。
そして、鶏天の本領発揮は冷めてから。冷蔵庫で冷たく冷やしたのをそのまま食べても、本当にやわらかくておいしいんです。たくさん作って冷蔵庫に入れておいても、次の日レンチンせずにすぐ食べられる素晴らしさ(笑)。お弁当にもおすすめです。
鶏天のアレンジといえば、手っ取り早いのは「鶏天丼」です。
丼飯に鶏天をお好みでのせ、市販の3倍濃縮麺つゆを2倍に薄め、お好みでかけていただきます。丼飯がガシガシいけますのでお試しください!
作った人:筋肉料理人 藤吉和男
料理と筋トレをこよなく愛する料理ブロガー。料理研究家としてレシピ本執筆や料理教室、テレビ出演、ボランティア活動を行う。自信のブログやYouTubeでは、簡単で美味しい魚料理や簡単レシピを専門的ながらわかりやすく紹介。レシピブログプラチナブロガー認定。
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企画協力:レシピブログ
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