厚揚げをナンプラーで煮る「にんにく厚揚げ肉豆腐」砂糖のカラメル化もポイント

こんにちは! ベトナムとアジア料理研究家のKi Yamamotoです!

ご飯のおかずにも、お酒のおつまみにもぴったりの肉豆腐。豆腐と豚肉をしょうゆ、酒、みりんなどでじっくり煮込んで味をよ~くふくませたレシピが多いですが、今回は調味料も少なく、調理も簡単、短時間でしみしみにできるレシピで作ってみました。

豆腐の代わりに厚揚げを使うことで、短い時間でも表面にしっかり煮汁がしみ込むのと、塩味とうま味のあるナンプラーで調味料を減らして作りやすく、美味しく仕上げます。カラメル化させた砂糖でコクを出し、にんにくを効かせるのもポイントですよ。

 

Ki Yamamotoの「にんにく厚揚げ肉豆腐」

【材料】(1人分)

  • 厚揚げ 1/2丁(90g程度)
  • 豚バラ肉 50g
  • 長ねぎ 30g
  • にんにく 1かけ
  • ナンプラー 小さじ2
  • 砂糖 小さじ1と1/2
  • 黒こしょう 少々
  • 水 100ml
  • サラダ油 小さじ1

 

作り方

1. 厚揚げは6等分に、

 

豚バラ肉は4cmほどの長さに切ります。

 

長ねぎは1cmの厚みの斜め切りに、にんにくはみじん切りにします。

 

2. 次に、コクと色出しのためのカラメルを作ります。フライパンにサラダ油と砂糖を入れて、弱火で砂糖が溶けるまで熱します。

 

砂糖が溶け、

 

写真のように少し茶色に色づいたら一度火を止めます。

カラメルは色がつきすぎると苦味が強く出てしまうので、写真のように少し色が薄いかなと思うくらいで火を止めてOKです。

 

余熱でさらに色づきます。

 

3. 火を止めたまま2に豚バラ肉、にんにくを入れ、全体にカラメルが絡まるようによく混ぜます。

 

4. 全体にカラメルが絡まったら中火で熱し、黒こしょうをふって、豚バラ肉の色が変わって火が通るまでよく混ぜながら炒めます。

 

5. 分量の水とナンプラー、長ねぎ、厚揚げを入れて、沸騰したら弱火にして3分ほど煮込み、煮汁を1/3くらいまで煮詰めます。

 

途中、スプーンで煮汁を厚揚げにかけながら煮ると、さらに味がしみますよ。

 

6. 器に盛り付けます。

 

ナンプラーとカラメルでしみしみの肉豆腐

厚揚げをひと口噛むと、ジュワッとあふれ出る煮汁! ナンプラーの塩味とうま味、豚バラ肉から出た脂も煮汁に溶け込んでいて、にんにくの風味もあり、濃厚な味わいが口の中に広がります。

豚バラ肉もたれと相性◎で、ナンプラーの味が肉のうま味をしっかり引き出してくれています。ほどよく食感も残り、厚揚げやねぎとのコントラストも楽しめますよ。白いご飯にのせるもよし、ビールのおともにつまむのもピッタリです。

砂糖はカラメル化してから煮ることで、ただ甘さがあるだけではなく、料理にコク深さもプラスできます。これはベトナム料理でもよく使われる方法で、ナンプラーとも相性抜群! 以前ご紹介した豚の角煮も、ナンプラーとカラメルで美味しくできます。

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一度作っていただいて気に入ったら、長ねぎ以外にも春菊やしらたき、白菜なども入れて鍋風にアレンジするのもおすすめです。水は具材の半分量くらいを目安にして、水と調味料の割合は変えずに作ってみてください。

タンパク質摂取にピッタリの豆腐料理のレパートリーの1つとしても覚えていただけるとうれしいです。みなさんぜひチャレンジしてみてください。それではまた次の記事でお会いしましょう!

 

作った人:キー山本

ベトナム料理人。ベトナム屋台料理のキッチンカー「URIと台所。」の店主も務める。調理師免許を取得後、都内の高級中国料理店で修行。その後、ベトナム人の妻URIちゃんとの出会いをきっかけに二人で一緒にベトナム料理を学ぶ。家でできるアジアご飯をテーマに、アジア各国の美味しいもののレシピや調味料、食文化に関する情報などを発信中。好物は麺類全般。

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企画協力:フーディストノート

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