元イタリアン料理人がサバ缶とチューブわさびで作るパスタレシピ。15分くらいでとびきり美味しい

こんにちは! 元イタリアン料理人、現役専業主夫料理人パパイズムです。

長年イタリア料理に携わってきた経験を活かして、身近な材料で、家で作れる美味しいパスタレシピを日々研究している私。今回ご紹介するのは、家にあるサバの水煮缶とチューブ入りのねりわさびで作るとびきり美味しい和風パスタです。調理の過程でわさびの辛みは飛び、いい香りだけが残りますよ。

ソースを作る際は、サバの身を崩しすぎないのがポイント。サバは青魚独特の香りが強いので、身を崩してソース全体に行き渡らせてしまうとせっかくのわさびの風味が負けてしまいます。

 

パパイズムの「サバ缶とねぎのわさびパスタ」

【材料】(1人分)

  • スパゲッティ(1.6~1.7mmがおすすめ) 100g
  • 水 1.3L
  • 塩 13g(茹で用)+適量(味付け用)
  • にんにく 1片
  • サラダ油 小さじ2
  • サバ水煮缶 1/2缶程度(70g程度)
  • 長ねぎ 1/3本(白い部分)+適量(仕上げ用に小口切りにする)
  • バター 10g
  • ねりわさび チューブ3cm程度
  • 長ねぎ(小口切りにする) 適量

 

作り方

1. 長ねぎは薄皮を1枚むいてから、粗めのみじん切りにします。

 

2. にんにくは皮をむいて根元の固い部分を落とし、みじん切りにします。

にんにくは香りが強く出るみじん切りにします。今回は具材がシンプルなので、ソースにしっかりとにんにくの香りを移し、味にどっしりとした厚みを出すのが狙いです。

 

3.スパゲッティを茹でます。鍋や大きめのフライパン(今回は26cmのフライパン使用)に水と塩を入れて沸かします。沸騰したらスパゲッティを入れ、パッケージに書いてある時間のマイナス1分茹でて、コシのあるアルデンテ食感に仕上げます。

パスタを茹でる際のお湯は少なく見えますが、このくらいの方がパスタに含まれるでんぷんが茹で汁に溶け出しやすく、ソースを作る際に乳化を促しやすくなります。

 

4.スパゲッティを茹でている隣で、ソースを作ります。フライパンにサラダ油、みじん切りにしたにんにくを入れて中火にかけます。

わさびの風味を活かしたいので、オリーブオイルではなく香りのないサラダ油を使います。

 

5.4がフツフツとしてきたタイミングで、長ねぎを加えてしんなりするまで炒めます。

ここで長ねぎの甘みを引き出します。

 

6.さらにバターも加えて溶かします。火加減は中火のままでOKです。

 

7.バターが溶けたら、スパゲッティの茹で汁(約90ml、カップに半分弱くらい)を入れて、木べらなどでかき混ぜながら15秒ほどコトコト煮込んで乳化させます。

 

8.塩を入れてやや薄めに味を付けたら火を止めます。水気を切ったサバの身を崩さずに入れ、ソースをスプーンで回しかけて温めます。

サバの水煮缶は塩気があるので、味付けはやや薄めにしています。

 

9. ねりわさびも入れて溶かし、スパゲッティが茹で上がるのを待ちます。

風味がしっかり残るよう、わさびは火を止めてから入れるのがポイントです。

 

10.スパゲッティが茹で上がる直前に、9のソースを中火で温め直し、フツフツとしてきたら火を止めます。スパゲッティが茹で上がったら、トングなどでつかんでソースの入ったフライパンに移します。

わさびの辛みはここで飛ばします。沸かしすぎるとせっかくのわさびの風味も損なわれるので注意しましょう。フツフツとしてきたらすぐに火を止めてください。

 

11.全体を手早く混ぜ合わせます。

スパゲッティと具を一緒に味見して、味が薄いと感じたら塩を追加して調整してください。

 

12. 器に先にスパゲッティを盛り付け、その上にソースとサバの身をかけます。小口切りの長ねぎを散らします。

 

見た目もよし! 手軽に作れるサバ缶パスタ

ねぎとわさびのいい香りが立ち上り、サバの身もゴロゴロと見栄えよく入って、なんとも食欲をそそる仕上がりです! サバを少し崩して、甘く炒めたねぎ、スパゲッティと一緒にいただきます。

ベースはシンプルなねぎのパスタですが、サバのうま味、バターのコクも感じて美味しい! サバ缶、ねぎとやや淡白な味わいの具材をにんにくがグッとまとめてくれています。そして、わさびのさわやかな風味が鼻を抜けます。辛みはまったくありません。

長ねぎはキャベツや玉ねぎで代用できますので、サバ缶とチューブわさびがあったらぜひとも作ってみてください。

 

作った人:パパイズム

パパイズム

3児の父として、日々家事育児に奮闘する主夫兼料理研究家。イタリアナポリピッツァの職人として10年間働いたのち、現在はプロの料理人としての経験を活かし、企業・飲食向けの商品開発や、「節約しながら家で簡単に作れるプロの味」をブログやInstagramで発表中。好きな食べものはいぶりがっこ。

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