こんにちは、東京ソバット団のソバット本橋です!
今回はあるとつい頼みたくなってしまう魅惑のサイドメニュー、丼が最高なお店を紹介したいと思います。その丼があるのは、市ヶ谷にある「そば処瓢箪」。開店して20年以上になる、市ヶ谷の名物店ですね。
外に出してあるメニューを確認してみますと、ありますね~。ミニ牛丼にミニカレー丼、そしてミニそぼろ丼と、食欲をそそる丼3兄弟が。
今回はこの3つと、それをおいしく食べる、小粋な技を教えちゃいますよ。
さて、注文する前にひとつ注意点。
ここ「瓢箪」は券売機での注文方式なんですが、ごはんものは口頭での注文&現金払いなんです。なので、まずはそば類の券を買ったら、それを出すときに食べたい丼を注文してくださいね。
今回注文したのは、ミニカレー丼(230円)にミニ牛丼(230円)、それにミニそぼろ丼(230円)にメンチそば(430円)と玉子(60円)。
このメンチと玉子がポイントなんですよ。いやはや一気に頼んでしまいましたが、これ、前から一度やってみたかったんです。
だって、誰だって見たいでしょう、こんな光景。
まずはミニ牛丼。他の丼もそうなんですけど、ミニといいながらしっかりした盛り。
牛肉と玉ねぎ糸こんにゃくを甘辛で煮込んでいるんですが、この甘辛がポイントなんですよ。
吉野家とかのファストフードを食べ続けて忘れちゃってましたが、昔の牛丼ってすき焼きを煮詰めたような甘辛いやつがほとんどでした。
これはまさにその味なんですよ。
で、そういう味なら、入れたくなるのが玉子。
はい、こちら、先ほど注文したメンチそばの玉子入り。
その玉子の黄身をカレー用にもらったスプーンで、ミニ牛丼にオンしたのがこちら。
なんとも興奮するビジュアルじゃないですか!
お次はミニカレー丼です。トロミがついて甘くて辛い。
でもって玉ねぎと豚肉がたっぷりという、いわゆる「お家カレー」の上等版ですね。
もちろんそのまま食べてもおいしいんですけど、これもちょっと改造しちゃいましょう。
はい。先ほどのメンチを半分に割っての「メンチカレー」。
カレーにはやっぱり揚げ物でしょう! 肉肉しいメンチとこのカレーの組み合わせが、もう暴力的にうまいんですよ。
そしてラストの「ミニそぼろ丼」。
甘辛く煮られた鶏ひき肉でごはんが無限にすすむ逸品です。
こちらはあえて、そのままいただきましょう。これはですね、味がかなり濃いめなんで、合間にそばツユをすすりながら食べると絶品なんですよ。
さて、どうでしょう、この丼3兄弟(ちなみにそばはすでにいただきました)。
さすがに3つ頼む人はいませんが、そばを頼まずミニ丼をダブルで頼む常連さんも、けっこういるんですよ。
はっきり言って米もうまい
いやぁ、うまい。ここ「瓢箪」で使っている米は「ひとめぼれ」でして、ごはんがすでにおいしいんです。
それをこんなふうに牛肉を玉子で絡めて食べた日にはもう、うまいに決まっているじゃないですか!
さてさて、丼だけじゃなくそばもちゃんと食べておきましょうね。
こちらが一番好評のかき揚げそば(430円)。
ダシのきいた濃いめのツユに、むらめんのゆで麺。
かき揚げが特徴的で、揚げるときに型を使わずに平たく仕上げています。
このかき揚げの衣が繊細で、ツユに浸るとトロトロになってうまいんですよ。
デフォでかまぼことワカメがのってくるのもうれしいですよね。
こういう細かいところが、このお店の魅力だったりするんです。
いやはや、今日も食べすぎました。丼もそばも完璧な、まるで理想郷のような立ち食いそば店です。コロッケでカレーもいいですし、今日はやりませんでしたが、ミニそぼろ丼に玉子を落としても、当然うまいです。
ぜひ一度、チャレンジを! ちなみに丼類は好評のため、早い時間には売り切れてしまいますので、ご注意ください。
お店情報
そば処 瓢箪
住所:東京都千代田区五番町4-2
電話番号:03-3239-1522
営業時間:月曜日~金曜日 7:00~17:00
定休日:土曜日・日曜日・祝日
※記事中の店舗データ表記で一部修正いたしました(2019年1月16日)
書いた人:本橋隆司
フリーランスの編集、ライターとしてウェブや雑誌などで仕事中。近著は『東京立ち食いそばジャーニー』『立ち食いそば大図鑑』(ともにスタンダーズプレス)そばであればだいたい好き。
- サイト:立ち食いそば図鑑の中の人のサイト
- Facebook:東京ソバット団
撮った人:安藤青太
カメラマン、書籍制作。グラビア系から食べ物系まで何でも撮るカメラマン。本橋とは『立ち食いそば図鑑 東京編』『立ち食いそば図鑑 ディープ東京編』を制作。その他『檀蜜DVD色情遊戯2』『相撲部屋の幸せな猫たち』『東京の、すごい旅館』など。好きな立ち食いそばはコロッケそば。