こんにちは。プロダクトデザイナーときどき料理人、ツジメシこと辻村哲也です。「ツジメシの日常メシと週末メシ」シリーズ、今回は日常メシ。
インスタントラーメンに具を足したいとき、どうしていますか?
手軽に麺と一緒に肉や野菜を煮込んだり、一手間かけて野菜炒めを作って乗せたりもいいですね。春のニラの季節に、こんなやり方はいかがでしょう。
麺に生のニラをたっぷり乗せた上から、豚バラ肉をラー油とごま油でカリッと炒めて脂ごとジュー!っとかけます。ほどよくしんなりしたニラの青臭さと食感、豚バラの脂のコク、スープに足した酢の酸味がいいバランスです。
ツジメシの「ニラ辛ラーメン」
材料(1人分)
- 好みの袋麺(醤油味がおすすめ) 1人分
- ニラ 1/2束(50g)
- 長ネギの白い部分 5-6cm分
- 長ネギの青い部分 1/2本分
- 豚バラ肉スライス 50g(好みで100gくらいまで増やしてもOK)
- ニンニク 1かけ
- ごま油、ラー油 合わせて大さじ1
- 塩 ひとつまみ(1g)
- 酢※ 大さじ1
- 七味唐辛子 適量
※まろやかな風味の黒酢がおすすめです。
作り方
ニラは3-4cm長さに、長ネギの白いところは細切りに、
青いところは5mm幅に、ニンニクは潰して粗みじん切りに、
豚バラは2cm幅に切っておきます。
小さめのフライパンに、ごま油とラー油を合わせて大さじ1引きます。
(半々でピリ辛程度に。好みでバランスを加減してください。)
豚バラ肉、ネギの青いところ、ニンニクを加え、中火にかけます。
豚バラは完全にほぐさず2-3枚重なっている状態でもOK。時々混ぜながら、肉の表面がカリッとして、ネギとニンニクが香ばしくなるまで4-5分炒めます。もし麺が茹で上がるより先に焦げそうになったら、火を弱めるか消しておきましょう。
袋麺は指定通りに作ります。
仕上げの工程があるので、麺の茹で時間は指定より1分短くしておきましょう。
酸味を生かすため先に丼に酢を入れ、
出来上がった素ラーメンを丼に移したら、軽く混ぜます。
その上にニラと長ネギの白いところを乗せ、七味唐辛子を好みの量かけます。七味に熱を加えることで、唐辛子の香ばしさが加わります。
豚バラのフライパンの脂の温度を薄煙が出るくらいしっかり上げたら、
ニラの上からジュー!!
(ちょっとかけてみて音がしない場合は温度が低いです。もう少し温めましょう)
豚バラのカリカリジューシーさと脂のコク、ラー油の辛味と油をかけた七味の香ばしさ。適度に火が入って甘みもありつつシャキシャキ感もあるニラと長ネギ、そこに酢の酸味が調和して、1/2束のニラがぺろっと食べられます。
ニラと長ネギの他に、青ネギやカイワレなどを足しても美味しいです。
春のやわらかいニラの季節に、ぜひお試しください。
作った人:ツジメシ
本名は辻村哲也、ツジムラの飯でツジメシです。本業は各種製品を手がけるプロダクトデザイナーながら、料理好きが高じて間借り飲食店でも料理中。手抜き日常食からマニアックな料理まで図解したレシピが人気。著書に『付箋レシピ デザイナーときどき料理人のスケッチごはん』(アース・スターエンターテイメント)。
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