秋葉原は「デカ盛り」と「肉」の街
ど〜も!BLObPUSです。
いつも中野・高円寺あたりをウロウロしていることもあり、これまで紹介したお店はその地域に集中してきました。
その一方で、仕事でソフビフィギュアを作ったりしている関係で、総武線1本で行けるもう一つのオタクの聖地・秋葉原にもちょいちょい出没しています。
この地域のお店の特徴としては「デカ盛り」や「肉」が幅をきかせている印象。さまざまな看板が目を引きます。
そんな秋葉原の街で、ランチタイムだけに食べられる一風変わった「カツ丼」があるとの噂を聞きつけ、我慢できずにいざ秋葉原へ!
いつも行くのとは反対側の昭和通り改札から昭和通りを渡り、飲食店が集中するエリアに。
このあたりは会社帰りのサラリーマンがワイワイやるようないい感じの居酒屋がたくさんあります。
そんな中にお目あての「炉端バル さま田」がありました。
男らしく中ジョッキで水が出てきます
和洋さまざまな炉端の枠を超えた独創的なメニューが魅力のお店。
活気あふれる店内の一角に着席。注文時に出された水はなんと中ジョッキ!
酒飲みとしては中身は水なのにテンションが上がるなあ。
メニューはワンコインで食べられる「とろとろポーク角煮丼」など、気になるメニューもあります。
しかしここは当初の目的どおり、噂のカツ丼を発注。
せっかくなので角煮カツをダブルで!
ビジュアルがインパクトありすぎるカツ丼
こちらのカツ丼は平日の11時30分〜14時30分までのランチタイムのみに提供される、限定メニューです。
これは確かに初めて遭遇するタイプ。
▲とろとろ玉子の角煮カツ丼・ダブル(950円)
丼からはみでた巨大角煮カツの上にとろとろ玉子オムレツをトッピング。
ボリュームは凄まじいが妙に可愛く感じる。三つ葉が乗っているところがかろうじて普通のカツ丼との共通点。
▲とろとろ玉子の角煮カツ丼・並(700円)
とろとろ玉子に箸を入れ、徐々に拡げていくと……。
無骨な角煮カツの上にとろとろ玉子が横たわる。
な、なんたる色気……。
分厚いカツは柔らかく煮込んだ豚の角煮を揚げており、すでにタレにくぐらせているのでソースをつけずにそのままガブリといただけます。
見た目に反して箸でも切れる柔らかさ。
しかし改めて、玉子とカツって最強の組み合わせだよなあ。それでも玉子とじにする従来のカツ丼のイメージから、なかなか離れられないと思うんだけど、どうやって思いついたんだろう?
▲大きなカツを覆い隠す、とろとろオムレツの圧倒的ビジュアル
お店の方に聞いてみると「もともとまかないで思いついたものをランチで提供したら好評だったので」とのこと。
なるほど。『メシ通』でもまかない料理の記事はけっこう面白いけれど、そこでのちょっとした遊び心から正式メニューになっていくこともあるのか。
角煮カツ→玉子→ごはんの無限ループ
カツのみで頬張るも良し。
オムレツと一緒に頬張るも良し。
角煮の甘いタレが染み込んだごはんも美味しい。
それにしてもランチタイムに手間のかかりそうなオムレツをいちいち作るのは大変そう。ダブルカツの場合は総重量700g以上はあるそうですし、質量ともにお客様満足度への努力には頭が下がりますね!
このありそうでなかった「オムレツがトッピングされた形のカツ丼」は、カツ丼界の新たな潮流になってもいいような可能性を感じるメニューでした。
お店情報
炉端バル さま田
住所:東京都千代田区神田佐久間町3-21-6 第1ヤマコビル1F
電話番号:03-5829-9618
営業時間:月曜日〜金曜日 11:30〜14:30(L.O.14:00)、 17:00〜23:30(L.O.23:00)
土曜日・日曜日・祝日 17:00〜23:30(L.O.23:00)
定休日:不定休
書いた人:BLObPUS
オリジナルキャラクターの怪獣フィギュア「BLObPUS(ブロッパス)」をリリースしたのをきっかけに活動開始。国内外のフィギュアイベントに参加しつつ中央線沿線を飲み歩く怪獣おじさん。蓄光素体にメタリックカラーを基調とした独特の色使いで彩色にも定評がある。