パプリカを美味しく食べる方法「エスカリバーダ」を強烈におススメしたい【焼き野菜】

焼き野菜のマリネ「エスカリバーダ」。 ミニ野菜をグリルするだけなので作るのはとても簡単な料理なのですが、パプリカにいい感じにコゲをつけるのだけがちょっと難しいらしく……。

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目から食欲をそそるカラフルでパワフルなパプリカ

旬の野菜なんてみんなウマイんですけど、ことパプリカを食べるならエスカリバーダ(焼き野菜のマリネ)がサイコーだと思います。

 

こんにちはメシ通ライターのカゲゾウです。エスカリバーダはスペインのカタルーニャ地方の伝統料理です(まあ、そのスペインには一度も行ったことはないんですけどね……)。

 

レシピとしては複雑なところはありません。

 

パプリカのエスカリバーダ

材料

  • パプリカ(2~3個)
  • オリーブオイル(適量)
  • 調味料(塩、レモン、バルサミコ酢、ワインビネガーなどお好みで)
  • パセリ(お好みで適量)

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パプリカの表面にオリーブオイルを軽く塗り、全面が真っ黒になるまで焼きます。

 

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焼けたらアルミ箔などにくるんで10〜20分ほど蒸します。そのあとは焦げた黒皮部分を剥きます。

 

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あ、野菜のエキスが流れてしまわないように、この時流水などに当てずに皮を剥いてくださいね。ここ重要です。

 

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ヘタとワタを取って実がキレイになったら、短冊状に切ってお皿に並べます。黄、赤、オレンジなど複数の色のパプリカを使えば見た目も華やかで艶やかです。

 

食卓を鮮やかに彩る一皿

あとはオリーブオイルをかけて自分の好みの味つけをすればOK。塩を軽く振ってレモンを絞りかけてもいいし、バルサミコ酢やワインビネガーをかけてもいいですね。

 

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仕上げにパセリなどの緑が入ると見た目もカンペキです、ハイ。

 

冷え冷えのドリンクが良く似合う

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焼いたことでパプリカの甘みがギュ~っと凝縮し、その中に焦げのほのかな香ばしさと苦みがひっそり隠れています。

またオリーブオイルに浸すことでよりトロっとした食感になり、これらの要素が絶妙にマッチ!

 

食べたことがなければ「でえぇ、パプリカってこんなにうまかったの!?」とびっくりすることウケアイです。

 

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パプリカを花弁にみたてて花のように盛り付ける方法もあります。文字通り華やかですよ。

 

パプリカ以外にも茄子とか長ネギとかのエスカリバーダもイケます(もちろんこれらのミックスもアリ)。

基本は皮ごと真っ黒になるまで焼いて内側を蒸し、焦げた部分を剥がしてマリネで食べるという感じです。

 

コイツにカッキーンと冷やしたビールやスパークリングワインを合わせればサイコーの前菜に。

肉や魚などに添えれば主菜を引き立てる名脇役にもなります。

 

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作りたてもイケますが、冷やして食べてもウマい。

バゲットなどにのせてもめちゃくちゃ合います。

 

パプリカの真っ黒になるまで焼くの意外と難しい問題

先程しれっと「真っ黒になるまで焼く」と書きましたが、この真っ黒に焼くことが実はエスカリバーダの最大のハードル。

 

この料理を調べると多くのレシピで「オーブンで真っ黒になるまで焼く」ってあるんですけど、そもそもオーブンが家にある人ってそんなにいないですよね?

 

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それなら魚焼きグリルで……って、話ですけど、高さが足りなくて丸のパプリカが入らないのですよ……。

 

え、なぜパプリカを半割りにしないかですか? いや、内側に直に熱が当たるとそこから旨味が逃げちゃいそうじゃないですか。

なので一応丸焼きにこだわっています。

 

焼けるまでえらく時間のかかるフォークでの直火焼き

苦肉の策として、これまではパプリカをフォークに刺してコンロの直火を当てていたんですけど、まあこれが黒くならないのなんのって。

 

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▲フォークも熱くなるため、ヤケドにはくれぐれもご注意ください

 

火が当たる面積が小さいので全体をくまなく焼くことが超大変。

おまけに五徳に何ものせてないもんだから、空焚き防止の安全装置がすぐに作動して、頻繁に弱火になってしまいます。

 

左右のコンロを使って弱火になったら反対側でと、交互に使ったこともありましたが、まあ焼石に水、いやパプリカにコンロ。全然状況が変わりません。

 

な~んてことを自分のSNSで嘆いていたら、料理上手の仲間からいろいろと知恵を貸してもらいました。これをもとにパプリカを丸焦げにする3つの方法をご紹介します。

 

方法① フライパンでパプリカの蒸し焼き

深手のフライパンに蓋をして、パプリカを丸ごと蒸し焼きにしちゃう方法です。

 

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さっそくトライアルと思ったら……、あれ、蓋が閉まらんやん! でも、せっかく教えてもらったので、ここであれだけきつく戒めていた「半割り」を解禁です。

 

フライパンにオリーブオイルをひいたらパプリカを入れて蓋をします。火加減は中火くらいで。

 

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丸のまま焼くのであれば、時々パプリカの焼き面を変えるのですが……なにぶん半割りのため焼き面が変えられない。

 

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とはいえ真っ黒……、とまではいきませんが、一部がほどよく焼けて、剥くときもこの焦げた部分をきっかけに端まで皮を剥がせます。

うんうん、なかなかいいぞ。

 

家の熱源がガスコンロでなくIHクッキングヒーターの方などはコレで十分にイケると思います。

 

方法② スタンド付き焼き網を使ってコンロで丸焼き

「スタンド付きの焼き網でやるとよいよ」というアイデアももらいました。

 

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それがこちら! スタンドの高さが変えられるのでコンロの高さにバッチリフィット。

 

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重量がないので安全装置は働きますが、この方法のいいところはパプリカをほったらかしにしておけるところ。

 

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他の下ごしらえをしつつ、時々ひっくり返しながら焼いてやれば、どうですかお客さん! 全体を真っ黒にできました。

 

これマジ便利です。ちなみにこの焼き網ですが、五徳にただのせるタイプと違って、自立しているので安定感がバツグン。

 

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だから別日にサザエのつぼ焼きなんてしちゃいました。

餅とかスルメとか他にも用途が広く道具として使い勝手が良い!

 

ちなみにこれ、100円ショップで手に入れることができました。エスカリバーダに関係なくコレを見つけた時は即買いが吉です。

 

パプリカの丸焼きの意外な落とし穴

でも、焼き網での丸焼きも一つだけ盲点がありました。内部がしっかり蒸されているので、中のワタがデロデロになっちゃってるんですね。

 

調理法としては一番正当なのですが、ワタが溶けて種がバラけちゃうのでこれをキレイに掃除するのがまあまあの手間。

 

フライパンでやったときは、半割りにしたときにワタも取っていたので、皮を剥いたあとはすぐに後工程へと移行できるのでめっちゃラクなんですよ。

 

種は毒ではないらしいので、多少残っていても大丈夫ですが、まあ見た目はキレイなほうがいいですよね。

 

方法③ 「半割りでもいいなら」と魚焼きグリルで開き直ってみた

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半割りを解禁しちゃったんで、じゃあグリルにも入るなってことで、こちらも一応やってみましたよ。

 

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そしたら、なんだよコレ、めっちゃ真っ黒くなってるじゃん! 火加減は上面を強、下面を弱で時間は15分くらいです。今までの苦労ってなんだったのよ。

 

ひっくり返す手間もないし、勝手に黒くなるし、ワタもない。ウチのキッチンでエスカリバーダを作るときはこの方法が一番ラクでした。

 

丸焼きと半割の差は?

「あれだけこだわっていた丸焼きと半割りの差ってどうなの?」ってことですが、

 

焼いている時に内側の水分が逃げにくいんでしょうね、丸焼きの方がより身が肉厚でよりジューシーに仕上がっているかな、という印象です。

 

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ただ家で食べる分にはどの焼き方でもそこまでの差はないように思いました。

なのでご自宅の環境によって、最適な熱源で調理いただければと思います、ハイ。

 

パプリカ大量消費レシピ

エスカリバーダを知る前は、パプリカを使った料理といえばスライスしてサラダに入れるか、カラフルな青椒肉絲にするくらいでした。

使い切らなかったパプリカがいつまでも野菜室に鎮座しているなんてこと結構あったなぁ。

 

でもエスカリバーダを知ってからは、2~3個のパプリカを1回で食べ切っちゃいます。見た目が華やかなので特別な日のひと皿としてもかなりオススメですよ。

 

書いた人:飯炊屋カゲゾウ

飯炊屋カゲゾウ

1974年生まれの二女一男のパパ。共働きの奥さんと料理を分担。「おいしいものはマネできる」をモットーに、料理本やメディアで紹介されたレシピを作ることはもちろん、外で食べた料理も自宅で再現。家族と懐のために「家めし、家BAR、家居酒屋」を推進中。「双六屋カゲゾウ」名義でボードゲーム系のライターとして活動中。「子育屋カゲゾウ」名義で育児ブログも更新中。

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