薪焼き料理とクラフト酒が楽しめる新名所「Kyoto FOOD HUB & LABO」【京都】

f:id:mesitsu_lc:20171207180915j:plain

京都駅ほど近くで味わえる、ダイナミックな薪焼き料理

こんにちは、メシ通レポーターの西尾明彦です。今回ご紹介するのは、京都・十条にある、豪快な薪焼き料理とクラフトビールやクラフトジンなど、こだわりのお酒が楽しめる「Kyoto FOOD HUB & LABO(キョウト フード ハブ&ラボ)」、通称「ハブラボ京都」です。

 

JR京都駅から京都市営地下鉄で2駅、「十条駅」から徒歩30秒、駅すぐです。

f:id:mesitsu_lc:20171207180547j:plain

ガラス張りの一軒屋です。

 

f:id:mesitsu_lc:20171207182356j:plain

入るとすぐにカウンター席とテーブル席。2階にも席があり、合わせて45席。

 

f:id:mesitsu_lc:20171207182233j:plain

店内奥には広々としたオープンキッチンがあります。

 

f:id:mesitsu_lc:20171207180745j:plain

※写真の価格は税抜きです。

さっそくメニューを見てみましょう。

 

「メイン料理の薪焼き料理は、牛豚鶏羊とそれぞれ人気がありますね。季節によっては、京鴨やエビもあります。焼き上がるまで少々お時間がかかるので、先に注文するのをおすすめします」

と、店長の山口さん。

 

「クラフトなお酒、いろいろありますよ」

 

ということで、まずはクラフトビールから。

 

クラフトビールは5タップあり、常時3タップが京都ブリュワリー、あと2つが海外ビールとのこと。それぞれたる入れ替えなので、ビールとの出会いは一期一会です。

 

クラフトビールというと、1パイント/ハーフパイントサイズで提供しているお店が多いのですが、こちらはその半分のSサイズからあります。たくさん種類を飲みたいけれど、量は飲めない、僕のようなヘタレ酒飲みにはありがたいです。

 

f:id:mesitsu_lc:20171207182427j:plain

左から京都ブリュワリーのポータータイプ「荷下夫の一息」432円、同じく京都ブリュワリーのセゾンタイプ「一意専心」432円、英国ロンドンから「ソーンブリッジ ツァーラ ケルシュ」486円。

 

肉が焼けるまで、まずは前菜から。

f:id:mesitsu_lc:20171207180714j:plain

▲季節野菜のイタリア風オムレツ(540円)

 

味がよくなじんだ、野菜たっぷりの冷製卵料理です。

 

f:id:mesitsu_lc:20171207182125j:plain

イタリア留学経験があるという、シェフの谷古宇さん。薪焼きの特注オーブンで、時に直火で、時に遠火で、焼き加減を確認しながらじっくりと焼き上げていきます。

 

f:id:mesitsu_lc:20171207183501j:plain

こちらはオーブンの裏側。

 

f:id:mesitsu_lc:20171207182304j:plain

おいしい肉の予感しかありません。

 

いよいよ登場です!

 

f:id:mesitsu_lc:20171207181020j:plain

▲オーストラリア産 カイノミのバルサミコとパルミジャーノ(3,564円)。

 

300グラムのボリュームでこのお値段。かなりのお値打ちなのは肉好きの方こそお分かりでしょう。

 

f:id:mesitsu_lc:20171207180945j:plain

表面はしっかり焼き上げつつ中まで火を通し、色はきれいなピンク!

 

上質な赤身肉ならでは、かみ締めるほどに肉のうま味があふれ出てきます。サシや脂身にはない、タンパク質の塊のような、罪悪感がない肉々しいおいしさ。

 

f:id:mesitsu_lc:20171207180813j:plain

木の香りや香ばしさが肉をよりおいしくしてくれるのは、薪焼きならでは。付け合わせのクレソンなどの野菜もみずみずしく、バルサミコ酢の上品な甘酸っぱさとパルミジャーノチーズが良く合います。

 

f:id:mesitsu_lc:20171207182203j:plain

薪はクヌギが基本だそうですが、この日はナラ。木の種類ごとに特徴があるそうです。

 

さて、クラフトビールとともに、こちらでぜひ飲んでおきたいのがクラフトジン。

 

一般的なジンは大量生産されるモノが多いのですが、こだわりのレシピで造る少量生産のジンを、一般的なジンと区別するために、クラフトジンと呼ばれています。

 

f:id:mesitsu_lc:20171207180445j:plain

カクテルを手際よく作るミクソロジストのゴーシャさん。元々はポーランドのウォッカ大使として来日したものの、京都が好きになり過ぎて入社したという方。日本語もペラペラです。

 

バックバーをよく見てみると、ポーランド産のレアなフレーバーウォッカ「SEN」や、プレミアムメスカルなど、滅多にお目にかかれないボトルも並んでいます。

 

f:id:mesitsu_lc:20171207182057j:plain

京都蒸溜所の高級クラフトジン「季の美」を使ったジントニック「キントニック」(1,188円)。

 

クラフトジンの中には、ストレートで飲むのに適しているタイプも稀にありますが、「季の美」は、ジントニックでおいしいクラフトジンです。

 

玉露や生姜、山椒など11種類のボタニカル由来のフレーバーが楽しめる、何とも優雅なジントニックです。ほか、カクテルやシングルモルトウイスキーが864円から、本格的に飲めます。

 

f:id:mesitsu_lc:20171207180645j:plain

▲スパゲッティ 京地玉のカルボナーラ ローマ風(1,512円)

 

一般的なカルボナーラより黄色が濃いのが分かるでしょうか。生クリームを使わないローマ風カルボナーラです。

 

京都産の濃厚な地卵に、チーズのうま味、パンチェッタの塩味と黒胡椒が効いた、本格的な味わい。おなかいっぱいでも食べたい、飲んだ後でもおいしい一皿です。

 

f:id:mesitsu_lc:20171207180612j:plain

定期的にゲストバーテンダーをお招きして、スペシャルカクテルナイトや、料理とのペアリングイベントを開催しているそうで、この日はテキーラ&メスカルのマエストロ、フェリーさんという凄腕バーテンダーがいらしていました。

 

f:id:mesitsu_lc:20171207180520j:plain

薪焼き料理など、しっかり食事を楽しむも良し、カウンターバー感覚で、クラフトビールやカクテルを楽しむも良し。おひとりさまからグループまで、いろんな楽しみ方ができそうです。

 

食材によっては調理に時間がかかるので、前もって電話予約もできるそうです。各種メディアに登場し始めて賑わっているので、予約してから行かれるのがベターです。

 

お店情報

Kyoto FOOD HUB&LABO(キョウトフード・ハブ&ラボ)

住所:京都京都市南区東九条南河辺町57-3
電話番号:075-681-1551
営業時間:火曜日~土曜日17:00~24:00 (LO 23:00)、日曜日12:00~22:00(LO 21:00)
定休日:月曜日、第3火曜日
Facebook:https://www.facebook.com/foodhubandlabo/

 

書いた人:西尾明彦

西尾明彦

外食ライター&コピーライター。食と酒を中心に、堅めのビジネス系など執筆中。趣味は酒蔵巡り。北は北海道から南は四国まで50蔵以上を訪問。大阪在住のきき酒師。

HP:大阪のコピーライター西尾事務所

過去記事も読む

トップに戻る