京都駅ほど近くで味わえる、ダイナミックな薪焼き料理
こんにちは、メシ通レポーターの西尾明彦です。今回ご紹介するのは、京都・十条にある、豪快な薪焼き料理とクラフトビールやクラフトジンなど、こだわりのお酒が楽しめる「Kyoto FOOD HUB & LABO(キョウト フード ハブ&ラボ)」、通称「ハブラボ京都」です。
JR京都駅から京都市営地下鉄で2駅、「十条駅」から徒歩30秒、駅すぐです。
ガラス張りの一軒屋です。
入るとすぐにカウンター席とテーブル席。2階にも席があり、合わせて45席。
店内奥には広々としたオープンキッチンがあります。
※写真の価格は税抜きです。
さっそくメニューを見てみましょう。
「メイン料理の薪焼き料理は、牛豚鶏羊とそれぞれ人気がありますね。季節によっては、京鴨やエビもあります。焼き上がるまで少々お時間がかかるので、先に注文するのをおすすめします」
と、店長の山口さん。
「クラフトなお酒、いろいろありますよ」
ということで、まずはクラフトビールから。
クラフトビールは5タップあり、常時3タップが京都ブリュワリー、あと2つが海外ビールとのこと。それぞれたる入れ替えなので、ビールとの出会いは一期一会です。
クラフトビールというと、1パイント/ハーフパイントサイズで提供しているお店が多いのですが、こちらはその半分のSサイズからあります。たくさん種類を飲みたいけれど、量は飲めない、僕のようなヘタレ酒飲みにはありがたいです。
左から京都ブリュワリーのポータータイプ「荷下夫の一息」432円、同じく京都ブリュワリーのセゾンタイプ「一意専心」432円、英国ロンドンから「ソーンブリッジ ツァーラ ケルシュ」486円。
肉が焼けるまで、まずは前菜から。
▲季節野菜のイタリア風オムレツ(540円)
味がよくなじんだ、野菜たっぷりの冷製卵料理です。
イタリア留学経験があるという、シェフの谷古宇さん。薪焼きの特注オーブンで、時に直火で、時に遠火で、焼き加減を確認しながらじっくりと焼き上げていきます。
こちらはオーブンの裏側。
おいしい肉の予感しかありません。
いよいよ登場です!
▲オーストラリア産 カイノミのバルサミコとパルミジャーノ(3,564円)。
300グラムのボリュームでこのお値段。かなりのお値打ちなのは肉好きの方こそお分かりでしょう。
表面はしっかり焼き上げつつ中まで火を通し、色はきれいなピンク!
上質な赤身肉ならでは、かみ締めるほどに肉のうま味があふれ出てきます。サシや脂身にはない、タンパク質の塊のような、罪悪感がない肉々しいおいしさ。
木の香りや香ばしさが肉をよりおいしくしてくれるのは、薪焼きならでは。付け合わせのクレソンなどの野菜もみずみずしく、バルサミコ酢の上品な甘酸っぱさとパルミジャーノチーズが良く合います。
薪はクヌギが基本だそうですが、この日はナラ。木の種類ごとに特徴があるそうです。
さて、クラフトビールとともに、こちらでぜひ飲んでおきたいのがクラフトジン。
一般的なジンは大量生産されるモノが多いのですが、こだわりのレシピで造る少量生産のジンを、一般的なジンと区別するために、クラフトジンと呼ばれています。
カクテルを手際よく作るミクソロジストのゴーシャさん。元々はポーランドのウォッカ大使として来日したものの、京都が好きになり過ぎて入社したという方。日本語もペラペラです。
バックバーをよく見てみると、ポーランド産のレアなフレーバーウォッカ「SEN」や、プレミアムメスカルなど、滅多にお目にかかれないボトルも並んでいます。
京都蒸溜所の高級クラフトジン「季の美」を使ったジントニック「キントニック」(1,188円)。
クラフトジンの中には、ストレートで飲むのに適しているタイプも稀にありますが、「季の美」は、ジントニックでおいしいクラフトジンです。
玉露や生姜、山椒など11種類のボタニカル由来のフレーバーが楽しめる、何とも優雅なジントニックです。ほか、カクテルやシングルモルトウイスキーが864円から、本格的に飲めます。
▲スパゲッティ 京地玉のカルボナーラ ローマ風(1,512円)
一般的なカルボナーラより黄色が濃いのが分かるでしょうか。生クリームを使わないローマ風カルボナーラです。
京都産の濃厚な地卵に、チーズのうま味、パンチェッタの塩味と黒胡椒が効いた、本格的な味わい。おなかいっぱいでも食べたい、飲んだ後でもおいしい一皿です。
定期的にゲストバーテンダーをお招きして、スペシャルカクテルナイトや、料理とのペアリングイベントを開催しているそうで、この日はテキーラ&メスカルのマエストロ、フェリーさんという凄腕バーテンダーがいらしていました。
薪焼き料理など、しっかり食事を楽しむも良し、カウンターバー感覚で、クラフトビールやカクテルを楽しむも良し。おひとりさまからグループまで、いろんな楽しみ方ができそうです。
食材によっては調理に時間がかかるので、前もって電話予約もできるそうです。各種メディアに登場し始めて賑わっているので、予約してから行かれるのがベターです。
お店情報
Kyoto FOOD HUB&LABO(キョウトフード・ハブ&ラボ)
住所:京都府京都市南区東九条南河辺町57-3
電話番号:075-681-1551
営業時間:火曜日~土曜日17:00~24:00 (LO 23:00)、日曜日12:00~22:00(LO 21:00)
定休日:月曜日、第3火曜日
Facebook:https://www.facebook.com/foodhubandlabo/