「唐揚げとレモンサワーだけ」の飲み会は成立するか?

唐揚げとレモンサワー。居酒屋さんの二大定番メニュー「だけ」で飲み会をやるという、ちょっと無謀なチャレンジを酒場ライターのパリッコさんがリポートします!

エリア恵比寿

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唐揚げとレモンサワーしか頼めない飲み会?

こんにちは。酒場ライターのパリッコです。

先日、メシ通担当編集ムナカタ氏からこんな連絡をもらいました。

「パリッコさん、恵比寿にこだわりの唐揚げとレモンサワーを出すお店があるんですが、そこでなら『唐揚げとレモンサワーしか頼んじゃいけない』飲み会って成立すると思いますか?」。

僕は即答しましたよね。「無理です」と。

いや、唐揚げとレモンサワーが美味しいことは知っています。どちらも僕の大好物です。しかしながら、40歳を超えたくらいから、あからさまに食べられる量が減っている。脂っこいものとなればなおさら。唐揚げだったら、3個食べればもう限界をむかえてしまう。その後、確実に「おひたし」が欲しくなる。

さらに、僕は飲み会といえばホッピーやチューハイを延々と飲んでいるタイプ。なぜかといえば、甘みがなくて飲みやすいから。もちろん、レモンサワーを頼むことだってけっこうありますが、あの甘みは、最初の一杯として飲むくらいがちょうどいいんですよ。

 

繰りかえすようですが、ムナカタ氏、はっきり言って自分には無理だと思います。が、そういう状況にある40代の僕にだからこそ、この企画を提案してくれたこともまたわかります。それに、こだわりの唐揚げとレモンサワーには興味がある。

よし、どうなるかはわからないけど、ひとつ挑戦させてください!

 

舞台は恵比寿「らんまん食堂」

そのお店というのがこちら。

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恵比寿西口から徒歩3分ほどの「らんまん食堂」。唐揚げとレモンサワーが看板メニューのお店です。

 

外観からして、いかにもうまいもんを出してくれそうな空気をビンビンにかもし出していますね。

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ストレートなキャッチコピーに自信が溢れている

 

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レモンサワーも、なんだかいろいろ種類あるみたい

 

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見ての通りのこぢんまりとした店内ですが、大盛況!

 

3種類のレモンサワーで乾杯!

さて、それでは唐揚げ&レモンサワーしばりの飲み会を始めていきましょう!

ルールは、というか、ルールというほどのものではないですが、「唐揚げおよびレモンサワーしか頼んではいけない」です。

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かんぱ〜い!

 

写真はいちばん手前から時計回りに「純レモンサワー」「王様のレモンサワー」「タカレモンサワー」。なるほど、レモンサワーといっても種類があるお店なわけですね。これは「しばり飲み」の強い味方。

 

「純レモンサワー」(530円、以下料金はすべて税込)は、焼酎の炭酸割りに生搾りレモンを使った、シンプルなレモンサワー。

「王様のレモンサワー」(720円)は、自家製シロップでしっかりと甘みを加え、かつお店オリジナルのレモンスムージーを乗せたもの。

「タカレモンサワー」(540円)は、焼酎の炭酸割りに、オリジナルのレモンスムージーを乗せたもの。

 

数量限定のためこの日は頼めなかったのですが、国産レモンを皮ごと絞って使う「プレミアム純レモンサワー」などもありました。

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カウンターにはたっぷりの自家製レモンスムージー

 

あ、ちなみに今回の、唐揚げとレモンサワー好きのメンバーはこちら。

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▲左から、パリッコ、みのもまりかさん、ディスク百合おんさん

 

ふたりとも僕よりずいぶん若いという時点で、すでに頼もしすぎるメンバー。

ディスク百合おんさんは、ミュージシャンでありながら、『メシ通』のライターとしても活躍されているのでおなじみですよね。

みのもまりかさんは、味わい深くどこか懐かしいイラストを描かれる、僕も大好きなイラストレーター。特に似顔絵には定評があり、ぜひTwitterアカウントなどからチェックしてみてください。

twitter.com

 

バリエーション豊富すぎる唐揚げたち

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▲この日の唐揚げメニュー。なんと18種類!

 

らんまん食堂は、唐揚げ自体にこだわっているのはもちろん、味やトッピングのバリエーションが豊富なのも特徴。

日々数々の組み合わせを試し、これは! と思ったものがメニューに採用されるとのことで、どれも美味しさは保証付きです。

 

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さてどれからいくか……

 

先ほどのメニューの他に王道の「しお」と「しょうゆ」もあり、まずはいちばんプレーンそうな「しお」を味わっておきたい。

プラス、初回のチョイスをおねがいした、みのもさんが選んだのが、

 

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「塩ポンおろし」

 

なるほど、序盤はあっさり系で体を慣らしていく作戦ですね。

 

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こういうものは、今日は頼めないのか……

 

「梅ダレズッキーニ」とか「南高梅の梅水晶」とか「茎わかめポン酢」とか、間に挟みてー!

 

最高としか言いようがない

そうこうしていると、いよいよ唐揚げ第一弾が到着。

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唐揚げその1「しお」(530円)

 

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唐揚げその2「塩ポンおろし」(530円)

 

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「いいにおい〜!」

 

と、思わず顔を近づけたくなる、揚げたてで大ぶりな唐揚げがお皿に4つ。これはテンション上がらざるをえない〜。

ちなみに、この日は担当ムナカタ氏も同席してくれたので、ひとつの味につき1個ずつの唐揚げを食べていくことになります。

 

気になるその美味しさは、ディスク百合おんさんの十八番の顔芸をご覧いただければきっと伝わることでしょう。

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「ガブッ!」

 

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「ア、アッツ!」

 

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「ハフホフ」

 

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「う、うま〜……」

 

並べて見てみるとちょっと大げさに感じるかもしれませんが、確実に全員が同じ顔になる美味しさ!

カラッとした衣を噛み締めると、ジュワッと柔らかい鶏肉の優しい旨味が広がり、それを塩味がシンプルに引き立てる。いやもう、最高としか言いようがありません。

 

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アツアツなのは特にガチ

 

また、この絶品唐揚げをほおばったあとに、その脂をすっきりと流してくれるレモンサワーたちが、本気で美味しいんですよね。

 

f:id:Meshi2_IB:20200120150230p:plain百合おん:「純レモンサワー」は、甘さ控えめで酸味がしっかり。キレのある味で1杯目のビールがわりに違和感なくハマる!

 

f:id:Meshi2_IB:20200120150308p:plainパリッコ:おれは「タカレモンサワー」かな〜。シンプルなレモンサワーにスムージーのシャリシャリ感と、ほんのりとした苦味がアクセントになっているのがたまらない!

 

f:id:Meshi2_IB:20200120150343p:plainみのも:味と肉汁がしっかり濃くて美味しい唐揚げを食べたあとに、すっきりスムージーが乗った「王様のレモンサワー」をキュッと飲むのが相性良すぎました。しっかりと甘いので、また塩系のものが食べたくなってしまう……。

 

なんて、レモンサワー談義に花が咲いてしまいます。

 

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「ただ、純レモンサワーも捨てがたいんだよね!」「は、はぁ……」

 

いよいよ怒涛の唐揚げ七変化が!

スッキリ〜濃い味まで、レモンサワーのバリエーションが幅広いので、もはや「最後までレモンサワーで通せるか?」問題はすっかり解決。ここからはいよいよ、「最後まで唐揚げで通せるか?」問題に迫っていきましょう。

 

読者のみなさま、あまりの勢いに振り落とされないようご注意を!

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唐揚げその3「てりタマヨ」(600円)

 

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おごそかにスプーン入刀

 

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トロ〜……

 

揚げたての唐揚げに、甘辛照り焼きソース&マヨと半熟玉子のハーモニー。それをレモンサワーで流せば、当然こうなりますよね。

 

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「地球に生まれてよかったーーー!!!」

 

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唐揚げその4「エスニックマヨ」(530円)

 

マヨベースのオリジナルエスニックソースで目先が変わり、スパイス感が食欲を増進してくれて、俄然まだまだいける気がしてきます。

 

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唐揚げその5「温玉チーズカレーソース」(600円)

 

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これまた玉子をトロ〜……

 

こんなのうまいに決まってる of こんなのうまいに決まってる!

 

f:id:Meshi2_IB:20200120150343p:plainみのも:ただ辛いだけなのかなと思いきやスパイスがしっかり効いているし、唐揚げが土台としてあるのでジューシーでどんどん食べられました。温玉はみんな大好き!!!

 

……と、みのもさんもとっても気に入った模様。

 

いよいよラストスパート!

 

唐揚げ&レモンサワー飲み、まだまだぜんぜん楽しいです。が、ここにきて担当ムナカタ氏より、「レモンサワー以外の下記『レモン系お酒メニュー』も頼んでよし」との新ルールが追加されました(さじ加減ひとつ)。

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え、やった〜!

 

ということで、「レモンモヒート」(740円)なども交えつつ、

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何度目かのかんぱ〜い!

 

いや〜愉快愉快。と、ここでふと横を見ると、ムナカタ氏の前に美味しそうな「中ポテトサラダ(550円)」が。

 

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ん? まぼろし?

 

「あれ? ムナカタ氏、もしかして、唐揚げ以外のサイドメニューも解禁ですか?」と確認すると、「いえ、僕は今日は見守り役なので、気になって頼んでみただけです。みなさんは引き続き、唐揚げ&レモンサワーオンリーでお楽しみください!」とのご回答。

 

それを聞いた百合おんさんが一瞬、

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すごい顔

 

をした気もしましたが、たぶん気のせいでしょう。

 

サンチュ革命

とはいえ若干空気を読んでくれたのか、ムナカタ氏より「こちらのお店、らんまん食堂 恵比寿店のオリジナルスタイルである、唐揚げを巻いて食べるサンチュは注文OK」とのルール追加が。

 

これがものすごく効いた!

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「ハッパの盛り合わせ」(390円)

 

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唐揚げその6「スモーク正油」(550円)

 

この、ちょっと大人な味わいの唐揚げを、

 

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巻いて食べる

 

モシャモシャと柔らかく、甘くてみずみずしいサンチュとジューシーな唐揚げが相性抜群で、新感覚の美味しさ!

今まで焼肉屋なんかに行ってもあまり進んで頼むほうではなかったんですが、サンチュってこんなに効果的なものだったんだな。っていうか、唐揚げにこそサンチュ、今後自分の中で定番になりそうです。

 

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「カシスレモンミルク」(740円)

 

さっぱりとしたレモンサワーとしょっぱい唐揚げのループに、珍しく頼んでみたくなった甘い系のお酒。

 

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全体をよ〜く混ぜれば

 

甘酸っぱいカシスミルクにレモンスムージーのシャリシャリ感。もはや高級スイーツ!

 

ファイナル唐揚げを経た結論は……

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唐揚げその7「ユーリンチー」(530円)

 

こうしちゃうともはや別の料理でしょう。最後の最後まで美味しくいただけました。

 

というわけで、レモンサワーをがぶがぶ飲みつつ、普段の平均である3個を大きく超え、7個もの唐揚げをたいらげてしまった、唐揚げ&レモンサワーオンリー飲み会。

 

驚きなのは、さすがにお腹はもうパンパンなんですが、脂っこいものを食べすぎたとき特有の、胸焼けなどのいや〜な感覚がまったくない! ※個人差があります

 

それもこれも、らんまん食堂の、揚げ置きをせず、常に注文が入ってから作る軽やかな唐揚げと、そのバリエーションの豊富さゆえなのでしょうが、とにかく、 

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「唐揚げ&レモンサワー」オンリー飲み会は

 

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ぜんぜんあり!

 

それでは最後に、みのもさんから締めのお言葉を。

 

f:id:Meshi2_IB:20200120150343p:plainみのも:お店のことをなにも知らない状態で臨んだので、どんなもんなんじゃ〜?  と思っていましたが、唐揚げもレモンサワーもバリエーションが豊富でまったく飽きませんでした!  特に相性の良いレモンサワーと唐揚げの組み合わせもあると思うので、みんなであーだこーだ言いながら見つけるのも楽しそうです。

 

f:id:sakabaz:20200119101436j:plainありがとうございました〜!

 

お店情報

らんまん食堂  恵比寿

住所:東京渋谷恵比寿西1-4-1 内野ビル1F
電話:050-5346-6011
営業時間:月~金: 11:30~14:30 (L.O. 14:30)、18:00~23:30 (L.O. 23:00) 土、祝日、祝前日: 12:00~14:30 (L.O. 14:30)17:00~21:30 (L.O. 21:30)

定休日:日曜日 ※年末年始、GWで休業になる場合アリ

www.hotpepper.jp

 

書いた人:パリッコ

パリッコ

DJ/トラックメイカー/漫画家/居酒屋ライター/他。FUNKY DANCE MUSIC LABEL「LBT」代表。酒好きが高じ、雑誌、Webなどの媒体で居酒屋に関する記事を多数執筆中。

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