こんにちは! 鮮魚魚武の三代目、料理家の魚屋三代目です。
脂がのってうま味抜群のサーモンの刺身を、より美味しく食べるレシピをいろいろ考えている私。今回ご紹介するのは、濃厚な味わいの卵と組み合わせた新感覚の丼ものです。
サーモンはめんつゆで軽くヅケにして、うま味マシマシに。それをふわふわのオムレツで包んだら、とんでもないうま味爆弾の完成です! オムレツを崩して、サーモン、ご飯と一緒にお召し上がりください。
魚屋三代目の「サーモン刺身でオムレツ丼」
【材料】1人前
- 刺身用サーモン 4~5切れ
- ご飯 1人分
- 卵 3個
- めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ1
- 塩 少々
- こしょう 少々(今回はホワイトペッパー使用)
- 牛乳 大さじ1
- サラダ油(オリーブオイルでもOK) 小さじ2
- 青ねぎ(斜め切り)、大根おろし、しょうゆ お好みの量
作り方
1. サーモンはめんつゆをかけて和えておきます。
2. ボウルに卵を割り入れ、
塩とこしょう、牛乳を加えてホイッパー(泡立て器)でよく混ぜます。
きれいなオムレツを焼くには、ホイッパーをボウルの底に押しつけるようにして、卵黄と卵白をしっかり混ぜ合わせるのがポイント。よく混ぜないまま焼くと、オムレツが凸凹になったり、卵白の部分が白く残ったりします。
ひと手間かけるなら、混ぜた卵液を目の細かいザルなどで濾すとさらにきれいに焼き上がりますよ。
3. 濡れ布巾を用意したら、フライパン(18~20cmがおすすめ)にサラダ油を入れて中火で熱します。油が温まり、フライパンを傾けてスッと流れるようになったら、卵液を一気に流し入れ、
弱火にして、フライパンを揺らしながら菜箸などで手早くかき混ぜます。
フライパンの縁から卵液が固まっていくので、菜箸で中心に集めかき混ぜます。
4. 卵液の表面が、写真のようにプルプルとゆれるくらいに半熟に固まったら、フライパンを濡れ布巾の上に置き、
全体を軽く混ぜてから、1のサーモンをオムレツの奥側に並べ、もう一度弱火にかけます。
5. フライパンの手前を少し上げ、オムレツをゴムベラなどで手前からゆっくりとフライパンから剥がすようにして、サーモンの上にかぶせます。
6. 丼にご飯をよそい、5をのせ、
青ねぎをのせ、大根おろしを添えてしょうゆをたらして完成。
とろ~りオムレツとヅケにしたサーモンが相性◎
オムレツを崩してみると、余熱で軽く火が通ったサーモンの身はしっとり。それを、ふんわりやさしいオムレツ、ご飯と一緒にパクッ。ん~、ウマい! 濃厚な卵が、脂とうま味のあるサーモンによく絡んで、親子丼ともかに玉丼とも違う新感覚の丼ものになりました。
サーモン好きのうちの家族からも、「新しい味で美味しい! ねぎと大根おろしも和風のオムレツによく合ってるね」とお墨付きをもらいました。ご飯にのせずに、そのままお酒のおつまみにするのもいいですね。
ちなみに、今回ご紹介した混ぜ方&焼き方でオムレツを作れば、プレーンオムレツもふんわりとろ~りと焼き上がりますよ。ぜひ試してみてください。
作った人:魚屋三代目
本名・柳田昇(やなぎたのぼる)。神奈川県厚木市で60年以上続く鮮魚店の三代目。父と魚屋を営むかたわら、旬の魚介の簡単な料理や捌き方をブログ『魚屋三代目日記』にて紹介しています。レシピ本などの書籍やテレビなど幅広く活動。62種の魚介の詳しい捌き方と、それらの魚をおいしく食べる100を超えるレシピ、捌き方やおろし方の動画が見られるQRコードも掲載の最新刊『魚屋三代目の魚のおろし方と料理』(エイ出版社)が発売中。2023年4月、新鮮な魚介類を使ったお惣菜店「noboru 魚武商店」もオープン。
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