マヨネーズ+ジャム=最強説。「特製マヨジャムディップ」で牡蠣フライのポテンシャルを引き出す

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皆さん、マヨネーズはお好きですか? 

私はあいも変わらず大好きです。

先日、『メシ通』でキユーピーが提供しているカフェの「マヨテラス」に取材に行ったのですが、あれ以来、私のマヨ熱は高まるばかりです。

さて、そんな私が最近ハマっているのが、記事内でも紹介したアレンジ・マヨネーズ「マヨママ」。「マヨネーズ+ママレード」という凡人には考えつかぬ斬新な組み合わせですが、これが意外にも美味しい。

あれ以来、しょっちゅうこの「マヨママ」を作ってはキユーピーのHPでも公開されているレシピどおりで、パンにつけて食べたりサラダにのっけたりの日々。「マヨママ」は、静かに私の食生活にささやかな変化を与えてくれました。

 

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が。この「マヨママ」のポテンシャルってそんなもんじゃなくね? 

というのが私の正直な感想です。だって美味しいんですよ。

まろやかで甘酸っぱくて、それでいて素材の味を引き立てて。もっと何か、違ったメニューにも合うのではないかと。

 

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思案した結果、ひとつの答えが生まれました。

「牡蠣フライ」です。

冬の味覚・牡蠣フライ! ジュワッと揚がった衣の中に隠れた、磯の香りが残る牡蠣の美味しさ……。この食べ物の素晴らしさは、私の文章力では書き表せません(牡蠣だけにね!)。しかし、みんな大好き牡蠣フライ。私は長年、味つけのバリエーションが少なく感じていたのです。

ソース、もしくはタルタル。まあ、このあたりがスタンダードでしょう。でも、あれだけクセの強い食材である牡蠣、そしてあの衣。意外と甘めのソースもマッチしちゃったりして!? というわけで、実際試してみることにしました。せっかくなので、ママレード以外のジャムでも合うのかも検証してみることに! ジャムとマヨネーズで作った新しい調味料は、牡蠣フライを美味しく食べさせることができるのか!?

 

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ずらりと揃えましたよ、ジャム。左から、ママレード・リンゴ・イチゴ・ブルーベリー。メーカーはすべてアヲハタです。キユーピーとアヲハタは創業者が同じグループ会社なのです(豆知識)。アヲハタのジャム工場は、良質な柑橘のとれる瀬戸内海は広島の忠海にあるそうです。ジャムの情報が集まるアヲハタジャムデッキという施設もあり、ジャム作り体験もできるとのこと……いつか、取材に行きたいです。

 

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とりあえず、「マヨネーズ+ママレード=マヨママ」を作っておきましょう。

レシピは、「マヨネーズ1:ママレード2」の割合で配合して、混ぜ合わせるだけ。

同じ要領で残りの3種も作ります。 

 

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マヨネーズ+リンゴジャム=マヨリン」。

名前の響きが可愛い。

 

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マヨネーズ+イチゴジャム=マヨゴ」。

色が薄まってトマトっぽくなりましたね。

 

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マヨネーズ+ブルーベリージャム=マヨベリー

……正直、これはちょっと見た目が……(混ぜ方が悪い説)。

でも、味としては合わないことはないはず!

 

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続いて、カキフライを揚げます。小麦粉をつけて、パン粉をまぶしたごく普通の牡蠣フライ。ただし、これは小さめの牡蠣2個を束ねて1個の牡蠣フライを作っております。まだ時期的に大きめの牡蠣が高いんだもの……

 

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カラリと揚がった上出来の牡蠣フライ。普段の私ならソースでバクリといってしまうところですが、今回は違います。特製のマヨジャム4種でいただくのです。

 

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これ、なかなか見た目いいですね。食卓が華やぎますね。

さっきはちょっと、うわぁ……と思ったマヨベリーも、こうして並べればなかなか美味しそうじゃないの! ではさっそく、検証に入りたいと思います!

 

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まずはママレード「マヨママ」でパクリ。

ん!?

いいじゃないの、いいじゃないの!! 

事前の予想通りではありますが、ほどよい甘酸っぱさが牡蠣と衣のハーモニーと完全に調和し、これは美味。マヨジャムディップとしては王道といったところでしょうか。そういえば牡蠣フライにはレモンが付きものですからね。柑橘系のジャムは概ねOKかもしれません。

 

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そして、牡蠣と同じ冬の味覚・リンゴジャムの「マヨリン」です。

これ、マジ開眼。

すごく美味しい。おそらく、リンゴの消臭効果なのでしょう。牡蠣の生臭さがスッと消えていて、これなら牡蠣が苦手な人でも食べられちゃうかもしれません。そして、ゴロゴロの角切りリンゴの食感がとっても良いアクセントになっています。素晴らしい逸品!

 

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ここからはちょっとしたチャレンジです。イチゴジャムの「マヨゴ」。

おそらくもっとも糖度が高いマヨジャムです。少々不安があったのですが……うん!? 悪くない。サクサクした衣との相性でいえば、今までで一番かも。牡蠣とも味がけんかせず、むしろスイーツ感覚でパクパクいけちゃう。牡蠣がスイーツになる日がくるとは……新しい発見です。

 

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そして最後、ブルーベリージャムの「マヨベリー」です。

見た目的に最も不安要素の大きかったマヨベリーですが……面白い! 

食べ始めはほとんどブルーベリーの味が消えています。マヨネーズで牡蠣フライ食べているみたいな。しかし、牡蠣を飲み込んだと同時にフワッとやってくるブルーベリーの爽やかな風味! 後味の良さはNo.1かもしれません。

 

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検証の結果、マヨジャムと牡蠣フライの組み合わせは……大アリです! 

さらに言えば、牡蠣フライの持つポテンシャルが、ジャムの力でさらに引き出されているというか。スタンダードに食べるのはもちろん美味しいのですが、その隣にそっと置いておけば、変化球として良い役割を果たしてくれると思います。

ちなみに、4種の中でどれが一番合っていたかについては、どれも甲乙つけがたい上に好みの問題が大きいので測定不能ということに。

それぞれ個性があって良かったと思います。もっとほかのジャムでも試したくなったくらいです。ぜひ、みなさんもお好みのジャムマヨを作って、今冬の牡蠣フライライフを充実させてくださいね!

 

書いた人:もちづき千代子

もちづき千代子

人生が常に大殺界な人妻ライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像技術者・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を始める。人生のテーマは「酒と涙と男と女」。

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