こんにちは、料理研究家のエダジュンです。
本日は「花椒」を使ったお手軽シビレ料理をご紹介します。花椒は香り高く、味をしっかりと決めてくれるので、味がぼやけずに、料理にメリハリを与えてくれます。もちろん、麻婆豆腐なんかを作るとものすごく美味しくなるのですが、もっと気軽に、ふだんの料理にプラスするのもおすすめ。
たとえば、きゅうりと塩昆布の簡単マリネに入れると、一気にお店の冷菜に変身しますよ。
エダジュン「たたききゅうりの花椒マリネ」
【材料】(作りやすい量)
- きゅうり 2本
- 塩昆布、しょうゆ 各大さじ1
- 白いりごま、花椒(ホールタイプ) 各小さじ1
- にんにく(みじん切り) 1片(6g)
- ごま油 小さじ2
作り方
1. きゅうりは端を切り落として縦半分に切ったら、包丁の背で叩いて潰し、
種をスプーンで取り、食べやすい大きさに手で割ります。
きゅうりの種付近には水分が多く含まれているので、調味液が薄まらないよう取り除きます。このひと手間でたたききゅうりはぐんと美味しくなります。
2. 花椒を挽く。ミルがあれば、そのまま保管もできて、使いたい時に削れるので便利。
ビニール袋などに入れて、めん棒などで叩くのもOK。
花椒が細かくなるまで叩くと、きゅうりと絡みやすくなって美味しいです。今回はビニール袋に入れて叩いた花椒を使いました。
3. ボウルに1のきゅうり、塩昆布、しょうゆ、いりごま、にんにく、ごま油を入れ、
2の花椒も加え、
よく混ぜれば完成。
花椒を入れるだけで、お店の味に大変身!
きゅうりは種を取ることで味が薄まらず、花椒のシビレもしっかり味わえます。もう一品欲しい時や、家にあるもので飲みたい時にぴったりです。
いつものラーメンやスープにふりかけたり、餃子のタレに混ぜたりしても美味しい花椒。ぜひいろいろな料理に使ってみてください。特に、自分でホールを挽いて使うと香りが違いますよ。
作った人:管理栄養士 エダジュン
料理研究家・管理栄養士。株式会社スマイルズに入社。SoupStockTokyoの本社業務に携わり、2013年に独立。家で作れるエスニック料理とパクチーを使ったレシピを研究中。「料理にやっちゃいけないことはない」がモットー。著書に『パクチー!パクチー!パクチー!』(NHK出版)、『野菜たっぷり具だくさんの主役サンド150』(誠文堂新光社)、『毎日食べたい!お粥ごはん』(パルコ出版)。2021年6月発売の『できるだけうちにある調味料で作る!エスニックつまみとごはん』(主婦と生活社)では、スーパーでも手に入る調味料とハーブを使って、なじみのある材料でちゃちゃっと手軽に作れる、台湾、タイ、ベトナム、韓国、インドネシア、フィリピンなど各国の人気料理115レシピを紹介。
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