こんにちは、料理研究家のエダジュンです。
今回は、トルコ料理のお店で食べてとっても美味しかった「キョフテ」を、僕なりにアレンジして作ってみました。
キョフテは中東などで食べられる小さ目のハンバーグのような、ミートボールのような肉料理。今回はクミンシード、肉の臭み消しにハーブも入れて、ワンランク上の味を目指しました。家飲みのおつまみに、ぜひ作ってみてください。
エダジュンの「自作キョフテ」
【材料】(1~2人分)
- 牛合いびき肉 200g
- 玉ねぎ(みじん切り) 1/2個
- スペアミント 葉30枚ほど
- にんにく(すりおろし) 1/2片
- クミンシード 小さじ1
- カレー粉 小さじ1/2
- 塩 小さじ1/4
- バター 10g
- 付け合せの野菜(レタスなど) お好みで
(A)
- パン粉 1/4カップ
- 牛乳 大さじ1
作り方
1. フライパンにバターを溶かし、弱中火でクミンシードを炒める。クミンシードの粒がフツフツと気泡がたち、香りがたってきたら、玉ねぎを入れてしんなりするまで炒めて、粗熱が取れるまで冷ます。
クミンシードを入れると、香りは豊かになり味にもメリハリが出せます。バターでじっくりと炒めて、香りをしっかりと引き立たせましょう。
2. (A)を合わせておく。ミントは刻む。
3. ボウルに牛合いびき肉、にんにく、カレー粉、塩、1、2を入れて、粘りが出るまで混ぜてキョフテのタネを作る。
4. タネを4等分にして、両手で7回ほどキャッチボールするように中の空気をぬき、小判形に成型する。
5. フライパンにサラダ油小さじ2(分量外)をひき、中火で4を片面2~3分ずつ焼いて両面に焼き色をつける。
6. タネが半分ほど浸るくらい水(分量外)を入れて、フタをし、蒸し焼きにする。竹串などをさして、透き通った肉汁がでてきたら焼き上がり。
7. 器に盛りつけ、お好みの野菜を添える。
オリエンタルな風味が味わえる、一味変わったハンバーグ
エキゾチックでスパイシーな味わいがポイントのキョフテ。カリッと焼けて、おつまみにも、メインのおかずとしても美味しいです。
無糖ヨーグルト大さじ2、マヨネーズ大さじ1、カレー粉小さじ1/4を混ぜたヨーグルトソースをかけてもGOODです。
タネにはスペアミントを入れると、爽快感があって、さっぱりと食べられます。スペアミントは、スーパーではペパーミントと一緒に並んでいることが多いので、間違えずに選んでくださいね。ペパーミントよりも葉がとがっていて、全然味が違います。ペパーミントは、紅茶などのアクセントに入れると香り豊かになり、スペアミントは料理に使うと、素材を邪魔せずにハーブの味わいを感じられます。
また、キョフテはパセリを練り込むこともあります。生のパセリで作るときは、片手に1/3ほどのる量(4~5g)を目安に刻んで入れてください。
お店では炭火で直焼きする所もあるキョフテですが、今回はフライパンで手軽に作ってみました。自作したものとお店のものと、ぜひ味を比べて楽しんでみてくださいね。
作った人:管理栄養士 エダジュン
料理研究家・管理栄養士。株式会社スマイルズに入社。SoupStockTokyoの本社業務に携わり、2013年に独立。家で作れるエスニック料理とパクチーを使ったレシピを研究中。「料理にやっちゃいけないことはない」がモットー。著書に『パクチー!パクチー!パクチー!』(NHK出版)、『野菜たっぷり具だくさんの主役サンド150』(誠文堂新光社)、『毎日食べたい!お粥ごはん』(パルコ出版)。2021年6月発売の『できるだけうちにある調味料で作る!エスニックつまみとごはん』(主婦と生活社)では、スーパーでも手に入る調味料とハーブを使って、なじみのある材料でちゃちゃっと手軽に作れる、台湾、タイ、ベトナム、韓国、インドネシア、フィリピンなど各国の人気料理115レシピを紹介。
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