バモス! サッカー観戦で地方遠征する度に名物を食い尽くし「イナゴかよ」と他サポに恐れられている某チームサポのメシ通編集部です。
だって、どこに行っても美味しいものがあるんですよ。東京ではなかなか出会えないようなものが。しかも、安い! という。そんな素晴らしい地方グルメ、『メシ通』は総力を挙げて探してます!
まずは、北海道札幌。試合にフェスに、何かと理由をつけて行きたいグルメ天国です。
ジンギスカン王国・北海道に新たな旋風 ポッケの「塩ジンギスカン」で味わう素材のうまみ!
ジンギスカンといえば、言わずと知れた北海道のソウルフードですが、北海道の人たちからしても「そうきたか! 」と驚くメニューがススキノで評判を集めています。そのメニューを出すお店は、「ぽっけ」。さっそく行ってみました。
大きく分類して「生ラムジンギスカン」と「味漬けジンギスカン」に分けられる北海道のジンギスカンですが、ここにきて、「塩ジンギスカン」なるものが登場したというのです。
まずは定番の「オーストラリア産生ラム」(650円)をオーダーします。
新鮮は生ラムなので焼きすぎは禁物。端がうっすらピンク色を狙います。漬けダレにつけて、まずはひとくち!
おぉぉ……。めちゃくちゃ美味しい! 柔らかいなんてもんじゃないですよ!臭みは全くなく、ラム肉の濃厚なうま味が脂と溶けだします。
ラムの臭いが苦手という人もいますが、ここのジンギスカンから探し出すのは至難の業でしょう。新鮮で信頼できるお肉を仕入れ、それを丁寧に手切りすることで、最高の状態でお客さんに提供しているとのこと。
そしていよいよ、お店1番好評メニューの「塩ジンギスカン」(650円)です!
黒ゴマ入りの塩ダレが絡んでいます。
ポッケのジンギスカン鍋は炭火焼。余分な脂は鍋の穴から落ちていくので、ヘルシーにいただけるのも魅力です。てっぺんのラードがじんわりと流れて、野菜も甘く焼き上がります。
塩ジンギスカン最高!
シンプルな味つけだからこそ、ダイレクトな生ラムのうま味を楽しめます。黒ゴマの香ばしさもアクセントに加わり、独特の味わいです。長く北海道に住み、様々なジンギスカンを食べてきましたが、塩ジンギスカンおそるべし!
お次は安うまラーメン天国・福岡に行ってきました!
【福岡】本店と変わらぬうまさを250円で!? 激安博多ラーメンの謎に迫る!
▲ラーメン(250円)
全般的にラーメン価格が安いイメージがある福岡なんですが、この「18ラーメン博多駅南店」はその中でも破格! なんと、ここのラーメンは一杯250円なのです!
なぜ、そんな激安価格で出せるんでしょうか?
しかし、「18ラーメン」を直営する「一九(いっきゅう)ラーメン老司店」は、昭和40年創業の歴とした老舗ラーメン専門店。老舗ならではのオーソドックスで味わい深いラーメンを1杯450円で提供しており、普通に考えれば十分に安い。お店もお昼時に限らずいつもお客さんで賑わっている。それでも、直営の「18ラーメン」ではそれとほとんど変わらないラーメンを1杯250円で出しているのだ。
▲ラーメン(450円)
「一九(いっきゅう)ラーメン老司店」のラーメン、スープは白濁しつつも、透明感を感じます。「18ラーメン」と「一九ラーメン」のラーメンはまったく同じような感じがしますが、どうして値段が違うのでしょう?
その秘密を「一九ラーメン老司店」のご主人に聞いてみました。
──本店(一九ラーメン老司店)と「18」のラーメンはどう見てもどう食べても同じもののような気がするんですが、片や450円で片や250円。いったいどんなマジックを使ってるんですか?
「スープは支店では作らずに、本店で作ったスープを各店に運んでいるんです」
──具が少ないとか?
「まったく同じです」
──でもチャーシューが少ないとか?
「どっちも1枚です。麺は本店で仕入れている特注の麺と同じ小麦、かんすいを使って、大土居店に併設の製麺工場で自家製麺し、分量を5%だけ減らしたものを使っています。だから、麺のコストは若干落としてますが、ラーメンは本店とほぼ同じです」
──それで250円とか、あり得んでしょう?
「安いからと言って質を落としたら意味がないですから」
──じゃあ、どこでコストを落としてるんですか?
「お店の家賃が大きいですね。大家さんがとてもいい人で、場所代がほとんどかかってないんですよ」
「18ラーメン」4店はどれもパチンコ店の敷地内にあって、パチンコのお客さんに気軽に食べられる食事を提供したいという大家さんと、安くてうまいラーメンを作りたいという岩井さんのメリットが一致して、家賃をタダ同然で提供してもらっているそうだ。
他に、お店を若いアルバイトスタッフに任せている、麺の分量を5%減らしている、などの違いがあるそうです。
パチンコ店の建物の一角にある、「18ラーメン」のラーメンを食べてみると、
……見た目も味も、やっぱり本店とほとんど変わらなかった!
微妙な違いはあるかもしれないけれど、値段は200円差。どっちを取るかは人それぞれですね。
お次は、お取り寄せで沖縄の風を感じてみました!
「もずくそうめん」ってご存知? 沖縄産のぶっとい「もずく」をそうめんのようにチュルウと食べる!?
沖縄産の太もずくを取り寄せてみた。
筆者は酢の物はそんなに好きじゃないのですが、沖縄の太もずくはそうめんのようにして食べられると聞いて、取り寄せてみました。
沖縄の知人に連絡し、今年の太もずくを取り寄せてみました。知人は宮古島で太もずくを養殖している海人(うみんちゅ)で、在庫があれば通販の小売りにも応じてくれます。
養殖している様子の写真を送ってもらいました。
遠浅の海にもずく畑(?)が見えます。船で収穫するのですが、その方法は「ホースで吸い上げる」というダイナミックなもの。
10kgで4,000円(送料込み)で分けてもらいました。塩漬けされた状態で届きます。塩抜きするともっともっと量が増えますから、圧縮された状態で10kgあるというわけです。
大量ですが、 この塩漬けのものは冷暗所で半年度は保つそうです。
早速、もずくそうめんを作ってみました。
取り出したもずくを、まずは流水でよく洗います。
水に漬けておいて塩を抜きます。30分ぐらいでしょうか。ときどき「そろそろかな」とつまみ食いして調整しましょう。
「流水で洗って、水に漬ける」……という12文字のレシピで完成です。
ワカメなど他の海藻を加えたり、わさび菜を浮かせたりすると彩りがよくなります。薬味はしょうがとネギを用意しました。
チュルルッと勢いよくいただきましょう。
新鮮な食感、さわやかな風味、そして海藻をそのまま食っているという事実ーー! 何やらふしぎな感動があります。
本物のそうめんよりもスッキリさっぱりしているので、食欲の減退する夏場に最適かと。
メタボ腹が気になる人にも良さそうですよ。
もずくは、他の料理にも色々使えますよ!
沖縄産の太もずく。いちど試してみてはいかがでしょう?
あぁ。また理由をつけて地方に遊びに行って、その土地のものを食べまくりたい! イナゴ上等!
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