寒くなりました。天気が良ければ昼間はまだまだ暖かいんですが、いかんせん、夜が。で、今後どんどん気温は下がっていく訳ですし。本当にどんどんですから。これはもう、今のうちにやっておかねばならぬ、ということで「メシ通編集部厳選、鍋レシピまとめ」をお届けいたします。
これまでメシ通では、魚介系、肉系、ご当地系、エスニック系など、数多くの鍋レシピを発信してきました。どれも一度は試していただきたいものばかりですが、今回は魚介系に絞って7つの鍋レシピをまとめました。
魚介の美味しさを鍋の中に閉じ込めて、たっぷり味わい尽くしちゃいましょう。
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01:ブリ刺身を濃いめ&どシンプルなつゆで食べる「ねぎブリ鍋」を作ってほしい【魚屋三代目】
脂ののったブリの刺身をねぎと一緒に濃いめの出汁で煮る「ねぎブリ鍋」。
熱燗、ビール、それからご飯のおかずにもぴったりのこの鍋は、ブリを鍋に入れるタイミングがポイントです。一度にすべてのブリを加えて煮てしまうと、最後の方でブリに火が通りすぎてかたくなってしまうのでご注意ください。まず半量くらい入れて食べ始めて、なくなったら残りを加えるのがおすすめです。ブリの力強い香りとうま味が出汁に溶けだしていますので、最後は迷わずそばで〆てくださいね。
02:バターと黒こしょうで一気にコク旨化「サバ缶で石狩鍋風一人鍋」のレシピ【ヤスナリオ】
魚介系の鍋が食べたいけど、下ごしらえが面倒というときは「サバ缶で石狩鍋風」をおすすめします。何と言っても、メインのサバがすでに加熱も味付けもしっかり施された缶詰ですから。疲れて帰ってきても、パパッと作れちゃいます。
この鍋のポイントは、何と言っても仕上げのバターと粗びき黒こしょう。みそベースにちょい洋風のコクうま鍋はまさに石狩鍋風。〆は手軽にご飯とピザ用チーズを加えて「みそチーズおじや」でいかがでしょう。お腹に余裕のある方は〆のおじや完食で幸福の腹パンです。
03:【サバ缶で一人鍋】疲れた体に、5分でできる「おひとりさまサバ缶スンドゥブチゲ」が最高っぽい【北嶋佳奈】
お次もサバ缶のお手軽鍋ですが、こちらはキムチたっぷり「サバ缶スンドゥブ」です。主な具はキムチとニラ、豆腐。サバ缶は汁ごと使うことでうま味が出るので、味付けは味噌のみで十分です!
サバにキムチにミニトマトの組み合わせ、想像しただけでうま味たっぷりなのがわかります。ニラ以外にもやしやきのこ、大根などを加えて野菜たっぷりにしていただくのも良いですね。〆はごはんとチーズで「チーズリゾット」がおすすめです。
04:どシンプルなのにつゆが異常にウマい「ねぎま鍋」を試してほしい【魚屋三代目】
みなさん、「ねぎま鍋」をご存じですか?
焼鳥のねぎまは鶏の間にねぎのパターンが多いと思うのですが、ねぎま鍋は「葱(ネギ)」と「鮪(マグロ)」の鍋です。
この鍋を美味しく作るポイントは、マグロの選び方。手軽な刺身用のサク(またはぶつ切り)の中でも「筋が多く脂がのっている」ものを選ぶこと。マグロの筋の主成分はタンパク質なので、熱を加えると溶けて甘みが増してうま味になります。ぜひ、安くて筋の多いマグロの刺身を選んでください。炙ったねぎの香ばしさと甘みが溶けた出汁でサッと煮たマグロはお酒に合いますか。合いませんか。合います!
05:Twitterでウケた筋肉料理人の激安鍋「はんぺんと豆腐のスープ鍋」を作ってほしい
コスパ最強の鍋もおすすめ。おでんでおなじみのはんぺんと豆腐がメイン、その名も「はんぺんと豆腐のスープ鍋」です。
はんぺんは練り物で、低カロリー、高タンパク食材。豆腐と合わせると筋トレ民のみなさんのトレーニング後の食事ととしてもいいですね。
食べるときに、黒こしょうをこれでもかとかけ、長ねぎをたっぷりまぶすと美味しいです。〆はなんと春雨。春雨を入れて、水溶き片栗粉でとろみをつけて、卵を溶き入れます。低糖質な〆で罪悪感も少なめです。
06:簡単に作れる「麻辣牡蠣鍋」のスープの味が深すぎる【魚屋三代目】
寒い日は牡蠣鍋もいいですねーっ。旬の牡蠣の風味を活かし、豆板醤と花椒を使ったHOTな中華鍋「麻辣牡蠣鍋」はいかがでしょうか。ニンニクとショウガで香味豊かに仕上げ、辛さも加えたスープで体の中から温まりましょう。辛さアップ、痺れをプラスはお好みでどうぞ。
この鍋を美味しく仕上げるポイントは、牡蠣の下ごしらえ。塩と片栗粉をふり、優しくもむようにかき混ぜます。しばらくすると灰色の汚れが出てきますので、流水で水が濁らなくなるまで牡蠣を洗います。
このひと手間で嫌な臭みが取れ、おいしい牡蠣が食べられます。鍋に限らず、牡蠣を料理する際はぜひ試してみてください。
07:お肉がないならツナ缶で。安ウマ「ツナ缶一人鍋」が野菜不足さんにも最高っぽい【北嶋佳奈】
最近野菜不足だなと感じたとき、夏ならサラダを食べますが、寒くなってくると鍋が手っ取り早くていいですよね。「ツナ缶とキャベツの和風鍋」はノンオイルのツナ缶とたっぷりの野菜ときのこを煮るだけの簡単でお財布にも優しい鍋。
ポイントは、ツナ缶のスープを一滴残さず入れること。ツナ缶はうま味たっぷりですから。食物繊維をたっぷり摂ったら、〆は雑炊でもうどんでもお好きなほうであっさりどうぞ。
いやはや、どの鍋も美味しそうですよね。魚介系の鍋は下ごしらえが大変そうなイメージもありましたが、サクッと作れる手軽なものもありましたね。下ごしらえが必要でも、しっかりレクチャーしてくれているので、ちゃんとやりたくなってきました。また、それぞれの〆の魅力的なこと。いつも鍋の具材だけで満腹になってしまって〆までたどり着かない(ほどに具材を鍋に詰め込む)編集Kですが、こんなふうに最初から〆のゴールを設定してもらえれば、いけそうな気がしています。
今回のまとめにお好みの鍋があった方はもちろん、あまりお好みではなかった、という方も、試してみると新た鍋ライフが始まるかもしれません。
鍋を食べて汗かいたらしっかり拭いて、風邪を引かないよう、気を付けてくださいね。