日本全国1147ヵ所の「道の駅」を完全制覇した男が選ぶ、絶対に訪れるべき道の駅ベスト10

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 (写真提供:浅井佑一さん) 

INDEX

 

日本全国の「道の駅」をすべて制覇した男 

日本全国の一般道沿いに設置された「道の駅」

 

地域の情報発信や振興を目的とした、この24時間利用可能な休憩施設は、1993年に103カ所が正式登録されて以来、2019年4月の時点で1154カ所まで増加した。

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道の駅は、その土地土地の名産品、そこでしか味わえない食べ物を求めて、自動車で旅する人の多くが立ち寄り、心を躍らせる場所だ。

そんな日本全国の道の駅を制覇した人がいる。浅井佑一さんだ。

 

話す人:浅井佑一(あさい・ゆういち)さん

浅井さん

フリーライター。1971年埼玉県生まれ。2014年に務めていた出版社から独立、全国の道の駅行脚をスタート。2年以上かけて1059ヵ所をまわり、全国道の駅連絡会に「スタンプラリー全国制覇」の認定を受ける。昨年秋に旅を再開。認定以降にオープンした道の駅を含めて完走。

 

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そして、この4月には、著書『首都圏「道の駅」ぶらり半日旅』(ワニブックス・刊)を上梓した。

首都圏「道の駅」 ぶらり半日旅 (ワニブックスPLUS新書)

首都圏「道の駅」 ぶらり半日旅 (ワニブックスPLUS新書)

  • 作者: 浅井佑一
  • 出版社/メーカー: ワニブックス
  • 発売日: 2019/04/15
  • メディア: 新書

この本は、東京から半日で行き来できる道の駅から、浅井さんがピックアップした50ヵ所を紹介した紀行文的なガイドブックだ。

 

そして、この春、さらに平成にできたすべての道の駅を巡る旅を企て、見事に完全走破した。ついに合計1146ヵ所を回ったことになる。

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『メシ通』ではそんな浅井さんにインタビューを敢行。

浅井さんが全国道の駅の旅を始めたきっかけや、その中で見えてきたこと、道の駅巡りを楽しむコツなどをうかがいながら、浅井さんオススメの道の駅を10ヵ所ほど紹介していただいた。

 

最初は「休憩場所」としか思っていなかった

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──出版社でキャンピングカー雑誌の編集に関わっていたとのことですが、道の駅の始まりから関わりはあったのですか?

 

f:id:hiro81p:20190510113057j:plain浅井:はい。道の駅が正式に始まったのが1993年なので、時期は重なります。ただ、地方取材の際に利用はしていたけれど、当時は単なる休憩所としてしか意識していませんでした。数も少なかったし、現在のようなエンタメ性もありませんでしたから。

 

──そんな道の駅に興味を持って全国制覇の旅に出ようと思ったきっかけは?

 

f:id:hiro81p:20190510113057j:plain浅井:道の駅を目的地としたバスツアーの募集を偶然ラジオで聞いて、そこでスイッチが入りました。「単なる休憩場所」から「目的地としてわざわざ行く面白い場所」という捉えられ方に変わってきていることを感じたんです。

 

──雑誌の仕事のなかでもそういう認識の変化は感じていましたか?

 

f:id:hiro81p:20190510113057j:plain浅井:肌感覚としてはありました。雑誌への読者投稿の内容が変わってきていたんです。「〜の道の駅に行きました」とか「道の駅で〜を食べました」「〜の道の駅の温泉がオススメです」といった、道の駅に関わる内容が増えてきていましたから。

 

キャンピングカーに車中泊しながら2年3ヵ月間の旅

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 (写真提供:浅井佑一さん) 

 

──2014年から2年3カ月間の旅が始まるわけですが、仕事はどうしたのですか?

 

f:id:hiro81p:20190510113057j:plain浅井:編集部から独立して自分の会社を作ったんです。とはいえ、道の駅制覇の旅を連載するような仕事も何も決まっていなかったから、見切り発車ですね。別件の取材先で、日本全国の道の駅を回る話をしていたら、福岡に本社がある「ナッツRV」というキャンピングカー製造販売会社の社長が2年の約束で車を提供してくれたんです。それはありがたかったです。

 

──その間、ずっと車中泊で全国を回っていたんですか?

 

f:id:hiro81p:20190510113057j:plain浅井:月の半分を車でまわって、残り半分は東京に戻って原稿を書くような感じです。2年の期限が終わった時にまわりきれていなかったので、レンタル期間を3ヵ月だけ延長してもらってまわり終えました。

 

──走行距離はどのくらいでした?

 

f:id:hiro81p:20190510113057j:plain浅井:2016年にまわり終えた時は、地球を1周とちょっとくらいです。地球の円周が4万と数十kmなんですけれど。さらに2019年の4月2日に行った「平成にできた道の駅を平成中に回ること」をテーマにした旅の道のりが1万kmくらいです。ほぼ1ヵ月で1万kmを走破したことになります。なかなか大変でした。

 

──1日あたり300kmくらい移動されたこともあったとか。だいたい東京から名古屋くらいだから、結構なペースですね。

 

f:id:hiro81p:20190510113057j:plain浅井:改めて数字を見てびっくりしました。誰に頼まれたわけでもないのに自分でもよくやっているなあと(笑)。

 

浅井さんが選ぶ、全国道の駅ベスト10

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旅先の休憩所から、目的地としての道の駅へ。全国の道の駅を回った浅井さんに厳選していただいた道の駅ベスト10を紹介していただく。

浅井さんの話から、もはや道の駅は、旅の途中に立ち寄る休憩所、通過点ではなく、そこに行き楽しむための目的地であることがわかっていただけるだろう。

 

①食がオススメの道の駅その1:厚岸グルメパーク(北海道厚岸町)

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 (写真提供:浅井佑一さん) 

 

f:id:hiro81p:20190510113057j:plain浅井:都内では高価な厚岸産のカキが、ここでは6〜7ピース1,000円ほどで食べられます。採れたてで鮮度が高く、その美味しさは感動ものです。
販売コーナーで購入した魚介を併設のレストランに持って行くと、炭火でバーベキューを楽しむことができます(持ち込み料が必要)。僕自身は1日3食をここで食べたいと思うくらい気に入っています。

 

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 (写真提供:浅井佑一さん) 

 

www.hokkaido-michinoeki.jp

 

②食がオススメの道の駅その2:マリンドリーム能生(新潟県糸魚川市)

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(写真提供:浅井佑一さん) 

 

f:id:hiro81p:20190510113057j:plain浅井:能生はベニズワイガニの産地。8店舗くらいカニ屋さんが並んでいて、地元のおばちゃんたちが威勢のいい感じで売っています。1杯500円くらいから買えて、もう1杯おまけしてくれることも。それをトレーとハサミと割り箸をもらって海沿いの芝生のコーナーで贅沢に食べる。産直の市場もあるので、魚介類好きにはたまりません。

 

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 (写真提供:浅井佑一さん) 

 

www.marine-dream.net

 

③食がオススメの道の駅その3:のと千里浜(石川県羽咋市)

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 (写真提供:浅井佑一さん) 

 

f:id:hiro81p:20190510113057j:plain浅井:農薬も肥料も使わない自然栽培の羽咋米(はくいまい)で作った塩むすびが本当に美味しいんです。プリッとしてトロッとした甘エビと羽咋米の美味しさが合わさった棒寿司も絶品です。
ジビエにも力を入れていて、地域で獲れたイノシシ、「のとしし」を使ったメニューも充実。近くの「千里浜なぎさドライブウェイ」は日本で唯一、波打ち際を車で走れる砂浜で、海辺のドライブも楽しめます。

 

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 (写真提供:浅井佑一さん) 

 

noto-chirihama.com

 

④絶景が楽しめる道の駅:舟屋の里伊根(京都府伊根町)

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 (写真提供:浅井佑一さん) 

 

f:id:hiro81p:20190510113057j:plain浅井:伊根といえば、海に面した家の一階から船を出すことができる舟屋の文化で知られています。この道の駅は伊根湾に面し、湾内と伊根の街並みを一望できる高台にあります。そこから見下ろす景色は絶景ですよ。

 

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 (写真提供:浅井佑一さん) 

 

www.kkr.mlit.go.jp

 

⑤温泉がオススメの道の駅:ながゆ温泉(大分県竹田市)

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 (写真提供:浅井佑一さん) 

 

f:id:hiro81p:20190510113057j:plain浅井:古い建物とひなびた雰囲気の素敵ないい温泉がある道の駅。露天風呂は湯温がぬるめなのでずっと入っていられます。泉質が炭酸系だから低い温度でも温まるんですよ。
ここからは、脱衣所もなく地元の人もあまり行かない自然のままのガニ湯(※人間の娘に恋をした蟹の伝説が残る温泉)と、有料のラムネ温泉に徒歩で行けるので、とにかく温泉を堪能したいならここがベスト。参考までに、温泉のある道の駅は全国に130ヵ所以上あります。

 

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 (写真提供:浅井佑一さん) 

 

www.qsr.mlit.go.jp

 

⑥アミューズメント施設がオススメの道の駅:オホーツク紋別(北海道紋別市)

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 (写真提供:浅井佑一さん) 

 

f:id:hiro81p:20190510113057j:plain浅井:世界で唯一の流氷の博物館、流氷科学センターがあって、マイナス20度体験や、大量のクリオネが乱舞している姿を見ることができます。
紋別市では町おこしの一環としてホワイトカレーに力を入れて、ここでも食べることができます。市内の飲食店でもホワイトカレーをメニューに加えているお店があるので、食べ比べも面白いですよ。

 

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 (写真提供:浅井佑一さん) 

 

www.hokkaido-michinoeki.jp

 

⑦面白いお土産のある道の駅:あまるべ(兵庫県香美町)

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 (写真提供:浅井佑一さん) 

 

f:id:hiro81p:20190510113057j:plain浅井:明治45年(1912年)に建てられ、平成22年(2010年)に架け替えられた旧余部鉄橋の鋼材がお土産として売られています。
道の駅の40mほど上にある餘部駅横の鉄橋があった場所は展望台として整備されていて歩くことができます。先端部が透明なガラスの床になっていて、下をのぞくこともできますよ。

 

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 (写真提供:浅井佑一さん)  

 

michinoeki-amarube.com

 

⑧とにかく個性的な道の駅:富士川楽座(静岡富士市)

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 (写真提供:浅井佑一さん) 

 

f:id:hiro81p:20190510113057j:plain浅井:平屋で天井が高いのが普通の道の駅のスタイルなのですが、ここはショッピングセンターのような佇まい。一般道に隣接した1階と東名高速の富士川サービスエリア(3階)とが一体化しているんです。
そのうえ、ギネスブックに認定された高性能投影機を装備したプラネタリウムと観覧車がある。普通じゃない道の駅なんです。

 

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 (写真提供:浅井佑一さん) 

 

www.fujikawarakuza.co.jp

 

⑨印象深いおかしな道の駅:伊東マリンタウン(静岡伊東市)

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 (写真提供:浅井佑一さん)  

 

f:id:hiro81p:20190510113057j:plain浅井:地域の名産品が買えて、グルメを楽しめて、海を見ながらスパを楽しめる道の駅の優等生。面白いのは「1♥♨︎〜」(わんらぶゆ〜)という犬用の足湯があること。
大型犬用と小型犬用に分かれていて、愛犬と向かい合わせで足湯に入ることができます。足湯もここまできたかと感慨深いです。

 

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 (写真提供:浅井佑一さん) 

 

ito-marinetown.co.jp

 

⑩本当は誰にも教えたくない道の駅:奄美大島住用(鹿児島県奄美市)

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 (写真提供:浅井佑一さん) 

 

f:id:hiro81p:20190510113057j:plain浅井:西表島に次ぐ日本で2番目に広いマングローブ林でカヌー体験が楽しめます。料金はインストラクター付きで1時間2,000円ほど。
加えて、奄美大島は黒糖焼酎の名産地で、東京で買えば高価な銘柄が安く売っているんです。フェリーに車を積んで旅をしたんですけれど、二度と来られないかもしれないと思って3日間滞在しました。

 

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 (写真提供:浅井佑一さん) 

 

www.qsr.mlit.go.jp

 

浅井さんが考える「ときめく道の駅」「ときめかない道の駅」

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 (写真提供:浅井佑一さん) 

 

各地の道の駅を「ときめく道の駅とときめかない道の駅があり、その何が違うのか、考えながら回った」という浅井さん。浅井さんにとって、ときめく道の駅とはどんな所なのだろうか?

 

f:id:hiro81p:20190510113057j:plain浅井:地元の産品をたくさん扱っている道の駅ですね。地元らしさを出さないと人が集まらないし継続しませんから。
車中泊をしていて、早朝の開店前から軽トラがばんばんやって来る道の駅があります。地場の農家の方たちがその朝採れた物を並べに来るんですよ。そういう地元の魅力みたいなものが道の駅には詰まっている気がします。

 

──旅行者として訪れる側としても、目当てはそこでしか買えない、食べられない物ですからね。

 

f:id:hiro81p:20190510113057j:plain浅井:観光客だけでなく、地元の人がお客としてたくさん来ていることも道の駅の良し悪しを判断するひとつの指標になると思いますよ。地元の人が買い物に来るということは、来るたびに毎回違ったいい物、新しい物があるということ。ですから、平日も混んでいる所は観光客にとってもいい道の駅だと思います。

 

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──地元の人が訪れる道の駅の成功例を教えてください。

 

f:id:hiro81p:20190510113057j:plain浅井:たとえば、山口県萩市の、萩しーまーと。この道の駅は中澤さかなさんという、公募で選ばれた方が駅長を勤めているのですが、「土日に入場者のピークを持ってきても成り立たない。いかに平日に人を集めるか」ということで、地元の人目線で周囲のスーパーをリサーチして、そこにないものを集めることで、平日土日関係なしに売上をあげることに成功しています。補助金で成り立っている道の駅は、実際には赤字の所が多いという話もあるのですが、それでは続きません。

 

──なるほど。ということは、ダメな道の駅は「地元の顔が見えない所」になりますね。

 

f:id:hiro81p:20190510113057j:plain浅井:そうですね。建物は立派で品物もそれなりにたくさんあるのにパッとしない。よく見ると、他県産の商品だったりする。
そんなの、全然面白くないじゃないですか。地元に密着してないと「らしさ」が出てこないし、それを出していかないと成功しない。旅行者の僕らが行っても地元の人が行っても楽しい場所にしないと成功しないと思うんですね。そうすれば雇用も生まれるし、関わる人みんなが潤いますから。

 

道の駅を10倍楽しむ方法 

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▲写真は道の駅・オホーツク門別の「贅沢シーフードカレー」(1,000円) (写真提供:浅井佑一さん) 

 

最後に、浅井さんに道の駅を堪能するためのちょっとしたポイントを教えていただいた。

 

f:id:hiro81p:20190510113057j:plain浅井:クーラーボックス、あるいは、ポータブルの冷蔵庫は絶対に用意していったほうがいいです。冷凍産品を持って帰れるからお土産を買うときに躊躇せずに済みますし、地場の野菜のような生鮮食品も傷めずに運べますから。

 

──確かに。その土地でしか売っていない生ものを買う時に重宝しそうです。

 

f:id:hiro81p:20190510113057j:plain浅井:それと、道の駅のスタンプラリー

 

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f:id:hiro81p:20190510113057j:plain浅井:どの道の駅にもそれぞれ違うデザインのスタンプがあって、これを集められるのは楽しいです。2014年にスタートした全国制覇の時にはコンプリートしました。道の駅は全国9ブロックに分かれていて、それぞれのスタンプ帳が販売されているのですが、持参すると道の駅で割引が受けられるところもあって、元は取れます。

 

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──割引もあるんですね!

 

f:id:hiro81p:20190510113057j:plain浅井:はい、他にも「道の駅きっぷ」というのもあります。

 

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f:id:hiro81p:20190510113057j:plain浅井:道の駅全部にあるわけじゃないんですけれど、番号が1並びになったりすると道の駅のロゴ部分が金色や銀色になったりする。それが欲しくて回る人もいます。道の駅のノベルティを作るのは北海道の会社が多いんですよ。こういうのを集めるのも面白いかと思います。

 

夏休みの旅は道の駅ツアーへ

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道の駅はその土地土地の名産品を食べ、そこにしかないものを味わい、楽しむ場所だということが、浅井さんの話から伝わってくる。

 

今年の夏休み、長旅の途中に立ち寄るのもよし。まとまった日にちを取れない人は、自宅から日帰りで行ける場所を選ぶのもよし。

 

旅の行程に道の駅を組み込むことで、より一層楽しみが広がることは間違いなさそうだ。

 

インタビュー撮影:沼田学 

 

書いた人:渡邊浩行

渡邊浩行

編集者、ライター。アキバ系ストリートマガジン編集長を経て独立。日本中のヤバい人やモノ、面白い現象を取材するため東へ西へ。メシ通で知ったトリの胸肉スープを毎日飲んでるおかげで、私は今日も元気です。でも、やっぱりママンの唐揚げが世界一だと思ってる。

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