こんにちは~筋肉料理人です!
手軽で、炊飯器だと気になるニオイ残りの心配もない「フライパン炊き込みご飯」。これまでは魚を使ったレシピをいくつか紹介してきましたが、
今日は、旨味が強い鶏の手羽先とにんにくをガツンと使った「手羽先とにんにくのフライパン炊き込みご飯」です。時短で戻した干ししいたけの戻し汁で手羽先と大量のにんにくを煮込み、その煮汁でご飯を炊きます。旨味が溶け出した煮汁が、米のひと粒ひと粒にしみわたりますよ。
煮込んだ手羽先は身をむしって炊き込みご飯に混ぜ、柔らかく煮込んだにんにくは、丸ごとご飯にトッピング。一度煮たにんにくは、刺激が少なく美味しく食べられますよ。
筋肉料理人の「手羽先とにんにくのフライパン炊き込みご飯」
【材料】3~4人分
- 手羽先 4本
- 米 2合
- 干ししいたけ 2枚
- にんにく 4かけ
- ごぼう 80g
- にんじん 40g
- だし昆布 1枚(3×5㎝程度)
- 刻みねぎ 適宜
- 水 200ml+300ml
(A)
- しょう油 大さじ2
- 日本酒 大さじ4
(B)
- しょう油、砂糖 各小さじ2
- 水 200ml
作り方
1. まずは、干ししいたけを戻します。干ししいたけの軸を折り、耐熱ボウルに水200mlと一緒に入れ、
ラップを落としブタのようにかぶせます。これを電子レンジ600wで3分加熱し、15分くらい置いて戻します。戻した干ししいたけはボウルから出しておきます。
2. 干ししいたけを戻している間に、ごぼうはささがきにして、2~3分水に晒しアクを抜きます。にんじんはせん切りにします。
ごぼうはピーラーで2~3㎝の長さに削ると早いです。
3. 手羽先は手羽中の部分に切れ目を入れます。にんにくは皮をむきます。
4. 手羽先とにんにくを煮ます。鍋に1の干ししいたけの戻し汁と水300ml、手羽先、にんにく、だし昆布、(A)を入れて中火にかけます。煮立ったらフタをして弱火にし、30分煮ます。
30分煮たら、手羽先とにんにく、だし昆布を取り出します。
昆布はここでお役御免、取り出します。お好みで、細切りにして最後にトッピングしてもOK。
5. 手羽先が冷めたら、身をむしって骨は取り除いておきます。
6. 戻した干ししいたけを薄く切り、
小鍋に(B)と一緒に入れて中火にかけ、
軽く煮立つ火加減に調節し、それを保ちながら水気がなくなるまで煮ます。
7. 米を研いでザルにあげ、1~2分水切りします。その間に、4の煮汁に水(分量外)を足して420mlに調節します。
米をフライパン(今回は直径26㎝のものを使用)に入れたら、分量を調節した煮汁を注ぎ、30~60分浸水させます。
8. 米を入れたフライパンに水気を切ったごぼう、にんじんを入れます。
フタをして中火にかけます。煮立ってきたら強火にし、完全に沸騰させます。沸騰したら、とろ火にして15分炊きます。
とろ火はこれくらいが目安です。
9. 15分炊いたら一度フタを外し、むしった手羽先の身、煮ておいた干ししいたけを入れてフタを戻し、強火で加熱します。加熱するとフライパンの底から、チリチリと音が聞こえてきます。これでおこげが出来始めるので、しょう油が焦げる香ばしい香りがしてきたところで火を消し、フタをしたまま10~15分蒸らします。
フライパンの底に残った水分を飛ばすことでおこげを作ります。フライパンの底の水分を飛ばし、火を消して蒸らすことで米粒の水分が均等になるようにもします。
10. 蒸らしが終わったら出来上がりです。
ご飯を返すとおこげが顔を出します。
ご飯をほぐして混ぜ、
茶碗に盛り付けます。仕上げに、取り出しておいたにんにくをトッピングし、刻みねぎをちらします。
ご飯を噛むほどに贅沢な旨味が広がります
「手羽先とにんにくのフライパン炊き込みご飯」の完成です。おこげの香りが食欲をそそり、たまらず口に入れると手羽先、干ししいたけ、にんにく、そして昆布の旨味がご飯を噛むほどに広がって美味しいです。
にんにくを4かけも使いますが、煮込んでからトッピングするのでどぎつい刺激はなく、ホクホクとろ~り。にんにくは生で食べると刺激が強すぎますが、こうして熱をしっかり入れればたくさん食べられちゃいます。美味しくて、スタミナ満点の炊き込みご飯になりました。
味をしっかりつけた炊き込みご飯は、おにぎにりして冷凍しておくのにもぴったり。多めに炊いておいて、残ったら冷凍おにぎりにしてストックするのもいいですね。家飲みのシメにちょっとつまむのにもぴったりです。
今回はフライパンを使いましたが、火加減の調節が手間なら、炊飯器任せでも作れます。研いだ米を炊飯器に入れ、4の煮汁を注ぎ、水を炊飯器の2合の目盛まで足して炊いてください。それ以外は同じ作り方でOKです。
作った人:筋肉料理人 藤吉和男
料理と筋トレをこよなく愛する料理ブロガー。料理研究家としてレシピ本執筆や料理教室、テレビ出演、ボランティア活動を行う。自信のブログやYouTubeでは、簡単で美味しい魚料理や簡単レシピを専門的ながらわかりやすく紹介。
- ブログ:魚料理と簡単レシピ
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企画協力:フーディストノート
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