ふっくら、プリプリ「牡蠣のワンパンパスタ」はじめました。元イタリアン料理人のレシピ

こんにちは! 元イタリアン料理人、現役専業主夫料理人パパイズムです。

今回ご紹介するのは、寒くなってますます美味しくなってきた旬の牡蠣を使った「牡蠣と冷凍ほうれん草のワンパンめんつゆパスタ」。牡蠣の濃厚でふくよかなうま味を活かし、冷凍ほうれん草や舞茸を組み合わせた風味豊かな和風パスタです。

フライパン1つのワンパンパスタで手軽に仕上げつつ、牡蠣やめんつゆのうま味、にんにくの風味をスパゲッティにしっかり吸わせるのがポイント。せっかくのワンパン仕上げですので、ほうれん草は冷凍のものを使って時短でいきましょう。

 

パパイズムの「牡蠣と冷凍ほうれん草のめんつゆワンパンパスタ」

【材料】(1人分)

  • スパゲッティ(1.6~1.7mm) 100g
  • 牡蠣(加熱用) 150g
  • お湯(沸かしてカップなどに用意しておく) 400ml
  • にんにく 2かけ
  • サラダ油 大さじ1と1/2
  • 舞茸 1/2パック(50g)
  • 冷凍ほうれん草 70g
  • めんつゆ(2倍濃縮) 大さじ3
  • 塩 1g程度
  • ゆず胡椒(味変用) お好みで

(牡蠣の下処理用)

  • 水 300ml
  • 塩 6g

 

作り方

1. まずは牡蠣の下処理から。ボウルに水300mlを入れ、塩6gを溶かしたところに牡蠣を加え、ひだの部分を指でしっかりともみ洗いして汚れやぬめりを落とします。

海水に近い塩分濃度の塩水(今回はやや薄い2%濃度)で洗うことで味やうま味の流出を防ぎ、仕上がりもふっくらします。

 

ぬめりが取れたら塩水を捨て、真水(分量外)で手早くすすぎ、水気を切ります。

 

2. 舞茸は手で軽くほぐします。にんにくは皮をむいて根本のかたい部分を落とし、木べらや包丁の腹でギュッと押してつぶします。

きのこは、今回は香りも見ばえもいい舞茸にしました。お好みでしめじやえのき茸などでもOKです。

 

3.フライパンにサラダ油、にんにくを入れて中火にかけ、

 

1分半くらい熱してにんにくの中心までじっくり火入れしたら、焦がしすぎないように一度取り出します。

今回は牡蠣の風味と舞茸の香りを楽しむために、オリーブオイルよりも香りの少ないサラダ油を使います。

 

4.手でほぐした舞茸を入れ、しんなりするまで炒めたら、

 

牡蠣も加え、あまり動かさずに片面1分ずつ、両面焼きます。火加減は中火のままでOKです。

牡蠣はこのあと煮るので、この時点で完全に火は入っていません。

 

5.4にお湯、

 

めんつゆを注ぎ、火を強めて沸騰させます。沸騰したら弱めの中火にして、そこから1分程度牡蠣を煮て、

 

取り出します。

 

牡蠣は火を通しすぎるとかたくなって縮んでしまうので、適度な加熱で取り出しました。お湯を使うのも加熱時間を短くするためです。

 

6. 火を強めてお湯を再び沸騰させてから、中火にしてスパゲッティ、取り出しておいたにんにくを入れ、

 

スパゲッティのパッケージにある既定の時間を目安にゆでます。

スパゲッティがゆで上がる前に水分がなくなったら、お湯(分量外)を少しずつ足して調整してください。

 

7.ゆで上がる1分前に冷凍ほうれん草(凍ったままで構いません)、取り出しておいた牡蠣を入れて、かき混ぜながら仕上げます。

 

8.既定のゆで時間になったらスパゲッティを1本食べてみて、芯がやや残っている程度のかたさになったらOK。味が足りていればそのまま、足りなければ塩を入れて味を調えます。今回は塩を1gほど入れました。

 

9.器に盛り付けます。

先にスパゲッティを盛り付けて土台を作ってから牡蠣をのせると見ばえしますよ。

 

牡蠣の濃厚なうま味を味わう。味変はゆず胡椒がおすすめ!

牡蠣を使ったワンパンパスタの完成です。めんつゆ、牡蠣のだし、舞茸のうま味と香り、そして、にんにくの風味で煮込んだスパゲッティは、うま味が凝縮された和風の味わい。ほのかな甘みもあって最高です。ほんのりと茶色に染まったスパゲッティの中に冷凍ほうれん草の青みが混じって、色合いもいいですね。

牡蠣は下処理をして適度に火入れしたので、身の縮みも少なくふっくら、プリプリ。噛むほどにスープが口の中にジュワッとあふれ、潮の香りとともに濃厚なうま味が広がります! 舞茸もほどよく歯ごたえが残っていて、たいへん食べごたえのあるひと皿になりました。

 

そして、このワンパンパスタをより美味しく味変するには「ゆず胡椒」がおすすめです。器の縁にゆず胡椒を添えて、牡蠣やスパゲッティに少しずつのせながら食べてみてください。ゆずの香りとピリ辛の刺激がアクセントになって、牡蠣のうま味をさらに際立たせてくれますよ。

 

牡蠣の下処理は塩水で洗うだけですので、やってみるとさほど手間に感じないと思います。あとはフライパン1つで作りやすいレシピですので、牡蠣が美味しくなる季節にぜひチャレンジしてみてください。

 

作った人:パパイズム

パパイズム

3児の父として、日々家事育児に奮闘する主夫兼料理研究家。イタリアナポリピッツァの職人として10年間働いたのち、現在はプロの料理人としての経験を活かし、企業・飲食向けの商品開発や、「節約しながら家で簡単に作れるプロの味」をブログやInstagramで発表中。好きな食べものはいぶりがっこ。

過去記事も読む

企画協力:レシピブログ

レシピブログ

テレビや雑誌で活躍する人気料理家やフーディスト・17,000名が参加する料理ブログのポータルサイト。毎日のおかずやお弁当、お菓子など120万件のレシピを無料で検索できる。

トップに戻る