2024年も残りあとわずか。みなさん、今年も和食、洋食、中華、ファストフードにB級グルメなど、美味しいものをたらふく食べましたか。
そういえば今年は辰年。画竜点睛を欠くことのないように、最後の仕上げとまいりましょう。ということで今回は、今年お届けしてきた『メシ通』と料理ブログのポータルサイト『レシピブログ』とのコラボ記事より、とくに話題になったレシピ記事ベスト10を発表します!
時間もやる気もなくなりがちな年末年始の家メシにうってつけのものもたくさんありますので、どうぞお見逃しなく。
- 2023年11月21日~2024年11月24日に公開した記事が対象
- はてなブックマークの反響数をもとに独自ロジックにより集計
目次
第1位:鶏むね肉と大葉でご飯おかわり確定。濃厚台湾メシ「三杯鶏(サンペイジー)」風炒め煮の作り方
年間ランキング1位に輝いたのは、コスパのよさと豊富なたんぱく質で『メシ通』でもおなじみの「鶏むね肉」を使った「三杯鶏(サンペイジー)風 鶏むね肉と大葉の炒め煮」です。
「三杯鶏」は台湾の家庭料理で、同量の酒、しょうゆ、ごま油の3つの調味料で作るこってりしたたれと、ミントのようなさわやかな香りの台湾バジルを合わせた鶏肉の炒め煮。
アジアめしのレシピや調味料、食文化に関する情報を発信しているキー山本さんが、中国料理店で働いていたころ、台湾人のスタッフさんから教えてもらった思い出の料理だそうです。
それを、鶏むね肉と台湾バジルのかわりの大葉で作りやすくアレンジしたのがこちらのレシピ。フライパン1つでできて、濃厚な味わいとさわやかな香りのバランスが最高! ご飯のおかわり確定の美味しさですよ。
第2位:フライパン×薄力粉で台湾屋台メシ「葱油餅」(ツォンヨウビン)をカリもちに焼くレシピ
続いて2位もアジアめし! 台湾や中国・北京などで食べられている屋台メシで、粉とねぎ、塩、油とシンプルな材料で作った生地を焼いた「葱油餅(ツォンヨウビン、ツォンヨウピン)」です。こちらもキー山本さんが、身近な材料を使ってフライパンで焼けるようにアレンジしてくれました。
焼き立ての葱油餅からは、熱した長ねぎの甘い香りと香ばしいごま油の香りがふわり! こんがり焼けた表面はカリカリで、中はもっちりやわらかめ。ひねりを加えたことで生まれたデニッシュのような生地の層にからみつく、甘くてやわらかい長ねぎが最高です。
お酒のおつまみやおやつ、小腹が空いたときの軽い食事におためしください。
第3位:鶏むねと切り干し大根で驚くほどうま味が溶け込んだ「みそ汁」ができる。たんぱく質も摂れるレシピ
鶏むね肉と卵でたんぱく質が摂れて、野菜も美味しく食べられるみそ汁が3位にランクイン。たんぱく質補給のため週に2~3回は鶏むね肉料理を食べるという筋肉料理人さんならではのレシピです。うま味たっぷり、洗って切るだけで手軽に使えて、安くて日持ちもする切り干し大根も使った熱々の一杯です。
切り干し大根から出たうま味と、鶏むね肉、さらにみそのうま味で、だしを入れなくてもこんなに美味しくなるのか、と驚く味に! 切り干し大根はやわらかですがほどよく噛みごたえがあって、生の大根を煮たのとはまったく違う食感が楽しめますよ。
第4位:元イタリアン料理人が「チューブわさび」と「きのこ」で作る安くてウマいパスタのレシピ
元イタリアン料理人のパパイズムさんに教えてもらったのは、チューブわさびと、具材はきのこだけで作る和風パスタのレシピ。きのこはうま味がたっぷりあるので、ベーコンなどお肉を入れてうま味を足すことなく美味しいソースができるんです。
わさびの辛みは飛んで、フワッと鼻に抜けるさわやかな風味がきのこ、にんにくの香りとよく合います!
第5位:台湾の人に教えてもらったご飯がすすむ夏野菜おかず「地三鮮(ディーサンシェン)」を豚バラで強化させてみた
中国の家庭料理「地三鮮(ディーサンシェン、ディサンシェン)」は、なす、ピーマン、じゃがいもと畑でとれる3つの野菜で作る一品。しょうゆベースの甘辛いたれがシャキシャキ、ホクホクの野菜にからまってご飯のおかずにぴったりです。
そのシンプルなレシピを、豚バラ肉、彩りにミニトマトも加えて、ボリュームもおかず感もアップさせたのがこちら。ビールのおともにももってこいですよ。
第6位:ブロッコリー、鶏むね、トマトジュースでたんぱく質が摂れる「みそトマトスープ」をうま味たっぷりに仕上げるレシピ
ブロッコリー、にんにく、トマトジュースとうま味のある食材を煮て、みそで味付けしてさらにうま味をプラス。たんぱく質食材の鶏むね肉と卵も合わせた具沢山の「ブロッコリーと鶏むね肉のみそトマトスープ」です。煮込み時間は短めの作りやすいレシピですよ。
鶏むね肉は下ごしらえをしてから煮るのでしっとりやわらか。噛むとジュワっとしみだしてくるうま味がたまりません!
第7位:元イタリアン料理人が「焼き海苔」と「チューブにんにく」で作る“しょうゆラーメン”っぽい超簡単パスタレシピ
7位にランクインしたのは、具材は焼き海苔だけの簡単パスタレシピ。バターとチューブにんにく、パスタの茹で汁、ちぎった焼き海苔、しょうゆを合わせるだけのソースは、あっという間にできるのに海苔の風味とうま味で目からウロコの美味しさです!
焼き海苔は手でちぎって入れるので包丁の出番はなし。使い切れずに余った焼き海苔の消費にもいいですね。時間もない、具材にする材料もない、そんなときに思い出して作ってほしいひと皿です。
第8位:安い白菜をフライパンで炒めて「ドライカレー」にするスピードレシピ。白菜は洋風の濃いめの味付けもウマい
『メシ通』でも好評の、身近な材料と少ない調味料で煮込まずサッとできるヤスナリオさんのドライカレー。年間ランキングに入ったのは、安くてたっぷり食べられる白菜と、香りのいいニラを使ったレシピです。淡白な味わいの白菜は、洋風の濃いめの味付けで食べても美味しい!
ポイントは、弱火でよく炒めて白菜の水分をしっかり飛ばすこと。鍋用に買って余った白菜で作るのもおすすめです。
第9位:鶏むね肉をマヨネーズでサクサクやわらかに「揚げ焼きチーズとり天」のレシピ【筋肉料理人】
チーズとにんにくの風味でビールがすすむ「鶏むね肉の揚げ焼きチーズとり天」は、大分名物の「とり天」のアレンジレシピ。
マヨネーズを入れた衣はサクサクで、同じくマヨネーズで下ごしらえをした鶏むね肉はしっとりやわらか! 衣の香ばしさ、チーズとにんにくの風味、マヨネーズのコクとうま味でそのまま食べても、本場の大分風に酢じょうゆを付けてもあと引く美味しさです。
第10位:ブリ刺身をレモン汁とにんにくで5分締め「ブリのセビーチェ風」野菜も食べられる中南米風おつまみレシピ
中南米でよく食べられる「セビーチェ」は、魚介と野菜やフルーツをあわせたマリネのこと。そのセビーチェを老舗鮮魚店の三代目、魚屋三代目さんが作りやすくアレンジした「ブリのセビーチェ風」のレシピが10位にランクインです。
旬のブリの刺身を、レモン汁やにんにくなどで5分ほどマリネ。レモンのさわやかな酸味と風味、にんにくと青唐辛子の香りと刺激がブリのうま味を引き立てて、すさまじくお酒に合いますよ!
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こうして振り返ると、どれも料理家さんたちの個性がほとばしるレシピばかり!
今回ランクインしたレシピも、惜しくもランク外となったものも、『メシ通』では普段料理をしない方にも楽しんでいただけるよう、工程写真を増やし、何分炒めるのか、何回切るのか、なぜそうするのか、できる限りくわしい説明を添えるようにしています。気になったレシピは片っぱしからためしてみてくださいね。
2025年もどうぞよろしくお願いします!
企画協力:レシピブログ
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