こんにちは! 鮮魚魚武の三代目、料理家の魚屋三代目です。
日に日に脂がのってきたブリの刺身で作る丼もの。今回は、家にある調味料でできるみそだれにサッと漬ける「ブリのみそ漬け丼」です。
青魚特有の魚臭さがあるブリに負けないよう、みそだれはにんにくを効かせるのがポイント。クセになる美味しさで白飯がすすみますよ。
魚屋三代目の「ブリのみそ漬け丼」
【材料】1人前
- ブリの刺身 7~8切れ
- 温かいご飯 1人分
- 白いりごま、薬味ねぎ 適量
- とろろ(市販品。味変用) お好みで適量
(みそだれ)
- みりん、酒 各大さじ2
- みそ 大さじ2
- しょうゆ 大さじ1
- 砂糖 小さじ1/2
- すりおろしにんにく 小さじ1/4程度~お好み量
作り方
1. まずは、みそだれ作りから。小鍋にみりんと酒を入れ、中火でひと煮立ちさせてアルコール分を飛ばします。
2. ボウルにみそ、しょうゆ、砂糖、すりおろしにんにくを入れ、
1も入れてよく混ぜ、粗熱をとります。
すりおろしにんにくの量はお好みで。今回は小さじ1/4程度入れましたが、たれを味見してにんにくの風味が物足りなければ、少量ずつ追加して調整してください。
みそだれは2回分くらいできるので、残ったら冷蔵庫で保存して次の日も楽しめます。あじやいわしの刺身につけたり、冷奴のたれにも使えますよ。
3. みそだれにブリの刺身を入れ、
よく絡めたらラップをして、冷蔵庫に15分~30分入れて味をなじませます。
4. ここで、刺身丼が美味しくなるひと手間。ご飯を丼によそいラップをして、常温で5~10分冷まします。
熱々のご飯で刺身丼を作ると、刺身が温まって生臭さく感じることがあるので、ご飯は少し冷ましておくとより美味しく食べられます。ぜひ試してみてください。ちなみに、以前お伝えして以来、編集担当さんも刺身丼を作る前は必ずご飯を冷ますようになったそうです!
5. 4にブリの刺身を盛り付け、白いりごまを散らし、薬味ねぎをのせます。
みそだれをまとったブリで白飯がどんどんすすむ!
にんにく風味のみそだれと、脂ののったブリは相性ぴったり! 白飯がどんどんすすみます。濃い味が好きな方は、ブリにみそだれをたっぷりつけて盛り付けてくださいね。一味唐辛子や七味唐辛子をかけたり、出汁をかけてお茶漬け風にしても美味しいですよ。
それから、とろろをかけて味変するのもおすすめ。マイルドになり、また違った美味しさが口の中に広がります。
もうすぐ旬を迎えるブリ。今シーズンも美味しく食べるレシピをいろいろご紹介していきますね。
作った人:魚屋三代目
本名・柳田昇(やなぎたのぼる)。神奈川県厚木市で60年以上続く鮮魚店の三代目。父と魚屋を営むかたわら、旬の魚介の簡単な料理や捌き方をブログ『魚屋三代目日記』にて紹介しています。レシピ本などの書籍やテレビなど幅広く活動。62種の魚介の詳しい捌き方と、それらの魚をおいしく食べる100を超えるレシピ、捌き方やおろし方の動画が見られるQRコードも掲載の最新刊『魚屋三代目の魚のおろし方と料理』(エイ出版社)が発売中。2023年4月、新鮮な魚介類を使ったお惣菜店「noboru 魚武商店」もオープン。
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