美人ママ&いかついマスターに会って週明けのネタにしちゃう?【まとめ記事】

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リア充になりたいと願う、メシ通編集部です。

普通の人物に見られたいという思いと、ちょっと変わった人だと思われたいという相反する思いを、同時に抱えていたりしませんか。日常モードの自分を脱ぎ捨て、今まで知らなかった自分に、出会えるかもしれない世界へ飛び込んでみましょう!

 

未知の世界で会えるのは、変わり種の美人ママ&マスターたち。

 

まずはメシ通「美人ママさんシリーズ」の中でも特に個性的なお店&ママをピック。

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こちらは、高円寺駅中通商店街にある薬酒バーの「いとこママ」。

アンニュイな雰囲気を醸し出しています。

薬膳酒を置いてるこの薬膳バーは、まずメニューが変わってます。

 

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えっ……。

 

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朝鮮人参を漬けた薬膳酒を嗅ぐ「いとこママ」。ものすごく臭くてまずいそうです……。

 

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薬膳ビール。

 

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お店へ通じる階段には、なぜか「滑り台」を設置しているというカオス……。

 

「いとこママ」は流しのママ? のため、新宿ゴールデン街やDJブースなどにもときおり出没するそう。

詳しくはこちら↓

 

お次は、元警視庁勤務のマスターが営む占いスナック。

予約でいっぱいの超話題店だそうです。

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とってもいかついマスター、大清水高山氏が登場! マスターは、かつて警視庁に勤め、さまざまな人物を見てきた経験をいかし、ここ高円寺にて20年このお店を続けているのだ。

マスターの占いは「人間鑑識学」というタイプのもので、参考までに手相も見るが、お店に入ってきた瞬間の表情から、すでに占いは始まっているのだという。

 

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記入した名前や生年月日、参考までの手相、顔相などを元に占う。

当然レポーターも占ってもらうのだが、

 

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果たして結果は……!?

続きは本編でどうぞ。

 

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ちなみに、取材中には新たな予約の電話が鳴り、手元の予約表には、びっしりと占いの予定が詰まっていたそうです。 

最後は池袋のスナック「パントマイム」の美人ママさん。

なんと「叱られたくて」くるお客さんも多いんだとか。

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お店の名前は「パントマイム」ですが、けっしてママさんがパントマイムができるからこの名前、ではないそうです。

 

ママがこのお店を始めてから31年。社会的地位のあるお客さんが、怒られたい、叱られたいという理由でよく訪れるのだとか。

 

お店のカウンターからさまざまな人生を見てきたママさんに、叱られに行ってみるのもアリかも!?

 

決してアウトローな世界ではなく、でも日常的に通うわけでもない。そんなお店にたまには行ってみると、いい出会いがあってついつい人に話したくなるネタの一つや二つ、できるかもしれませんね。

 

※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

 

書いた人:「メシ通」編集部

メシ通編集部

食を楽しみたい人のためのWebマガジン「メシ通」編集部です。

羽田にないけど「羽田バル」。東京都大田区でつくられたクラフトビールが飲める店!

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最近よく聞く「クラフトビール」。小規模な工場で、職人が手作業でつくるビールです。小規模でも作れる、要は都心でも工場を構えることができるわけですね。

2014年12月に大田区唯一のクラフトビール工場「羽田ブルワリー」ができました。そこで作っているクラフトビールを飲める「羽田バル」で、大田区産のクラフトビールをいただきます!

 

「羽田バル」は羽田にない! 隣町の蒲田へ

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「羽田バル」という店名ですが、実は羽田にはありません。蒲田にあるのです。

JR蒲田駅西口を出て、バス通りを歩いて約5分、ネオンサインが見えました! どこか若々しさを感じる黄緑色の色合い、期待が高まります。

 

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建物の2階が「羽田バル」。

窓からこちらをのぞくワインボトルたち……。クラフトビールがウリのお店で、ワインの居場所はあるのでしょうか。ちょっと哀愁みたいなものを感じます。

 

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天井、壁が白で統一された店内は全40席。テーブルをつなげれば大規模な宴会に、離せば少人数の飲み会にも対応できます。

壁に掛けられた黒板には、メニューにない限定品が書かれていることも。

 

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サクッと一杯ひっかけて帰りたい人にはうれしい立ち飲み席もあります。厨房が近いので、お店のかたとおしゃべりしたい人にもオススメ!

 

大田区唯一のビール工場で作ったクラフトビール

まずはお通しをいただきましょう。 

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6種の野菜を使ったカラフルな色合い! お通しだけでも一杯飲めて、身体によいものを目指したのだそう。

右から反時計回りに、ザワークラウトキノコのマリネキュウリのクラフトビール漬けカポナータ、中央に自家製ドレッシンググリーンサラダポテトサラダと、栄養バランスに配慮した逸品。季節ものの野菜を使い、日々内容は変わります。

 

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それでは早速ビールを注文してみましょう。

店内に据え付けのビールサーバーからビールを注ぎます。

 

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最初の1杯は小麦由来、フルーティな味わいのヴァイツェンにしました。

ではここで、1杯目をいただく前にこのビールが生まれるまでをご紹介しましょう。

 

工場感ゼロの「羽田ブルワリー」

つくる苦労を知ることで一層ビールがうまくなるはず…… 。大田区ではただ一つのビール工場、「羽田ブルワリー」に取材に行ってきました。

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「羽田バル」の店長さんに教えてもらった住所……家だ! 工場感がない!!

奥の暗がりを進めば「羽田ブルワリー」のはずなのですが、闇が深くて足が進みません。

 

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思い切って進んだ先にあった扉を開けると、壁に貼られている「羽田バル」のポスター。間違いなくここは「羽田ブルワリー」です。

「取材のかたー? 長靴履いて奥へどうぞー」

 

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奥に進むと……。おお! ビール工場っぽい雰囲気!

職人さんが混ぜているのは、ビールの原料となる麦汁。ヘラを回すたびに甘いにおいが立ち込めます。これは小麦に含まれるデンプンを酵母で分解し、糖分を作り出す工程。酵母の活動を促すため、室温は34度。いるだけで汗がにじみます。

 

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さきほどの部屋で糖化、ろ過、煮沸をおこない、次はこの部屋で一次発酵という工程を踏みます。

34度の部屋から一気に室温は18度まで下がり、ここで1週間ほどの熟成を経て……、

 

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出荷用の樽に移し替え、5℃の冷蔵室で20日間の二次発酵。そののち、お店へと出荷されていきます。

 

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くあーーー!

苦味はそこそこに、ほんのりと甘みが広がる繊細な味わい。うめぇ!
飲むたび浮かぶ職人さんの後ろ姿……。私の口に届くまでにどれほどの労力と思いがこめられているのか。なんとも感慨深い一杯だ……!

 

ビールを彩るうめぇ奴ら

クラフトビールはうまい。そして感慨深い。

では、そのお供たちはどうでしょう? 

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「羽田バル」自慢のメニューはピザ。なんと厨房内に石窯が! 580度もの火力は、約90秒でピザをこんがりと焼き上げます。

窯の隣に貯めてあるのは、燃料のペレット。この木材由来の燃料を使うことで、ピザに木の香りが付くのだそう。 

 

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こちらは本日のおオススメピザ「赤玉葱とチキンのニンニクソース」。石窯の火力のおかげか、赤玉葱、ズッキーニともにとてもみずみずしく、かむとうま味があふれてきます。

オススメピザは要望に合わせてソースをトマト等に変更可能。オリジナルピザをオーダーしてみましょう。

 

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お米を使った変わり種ピザもあります。こちらは「お米のお焦げピザ」。

カリカリとした食感、コクのある醤油ソースがどこか懐かしい味わいです。乗っている黒いものは醤油豆。ほろほろとした歯触りに優しい醤油味でうまい!

 

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そして私が一番オススメしたい酒のつまみはコレ。「塩サバスモーク」です。

鯖(サバ)の脂と、表面に塗りたくったマスタードのソースがスゲーうまい! マスタードの酸味を乗り越えて来る塩サバの旨み……。やみつきです(家で真似して作ってます)。

 

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そろそろ2杯目のビールをいただきましょう。せっかくクラフトビールのお店ですから違う種類が飲みたいですよね。

そんなかたには4種飲み比べセットがオススメ。右から

  • ゴールデンエール
    果物のような甘い香り! 軽めの口当たりでいくらでも飲める!
  • ヴァイツェン
    まろやかな口触りに苦味を抑えた味わい。クラフトビール初心者におすすめ!
  • IPA
    苦いイメージのIPA。「羽田バル」では比較的苦味は抑えめ。たくさん飲んでも飽きない。
  • キリン一番搾り
    他の3種と比べるととてもあっさり。クラフトビールの濃さを実感できます。

 

クラフトビールに注がれた思い

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こちらは「羽田バル」店長の大屋さん。クラフトビールへの思いを聞いてみました。

クラフトビールは手作業で作るので、飲むたびに味が少し違う一点物。お店で提供する食べ物も、季節ごとの旬のものを選び、来るたびに違った食材と出合えるようなメニューになっています。

 

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――ちなみになんですが、クラフトビールの好評に押されてワインが寂しそうにしてませんか?

「ワインもよく飲んでいただいていますよ。「羽田バル」ではお客さんがラベルを見てワインを選べます。クラフトビールはオススメですが、自分が好きなものを楽しんでもらいたいです。」

クラフトビールとのバトルみたいなものはないようです。

 

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こちらは「羽田ブルワリー」を運営する鈴木さん。東京農業大学醸造学科を卒業し、現在は社会保険労務士とビール工場経営の二足のわらじを履きこなしています。

在学当時は自分でビール工場を持つなんてことは夢のまた夢、ありえないことだった。いまは小規模で、個人でもビール工場を持てる時代。自分でビールを作る夢のある人をサポートし、クラフトビールが当たり前の世の中をつくりたい!

――ちなみに、なぜ「羽田ブルワリー」と命名されたのでしょうか?(……ここ羽田じゃないですよね……)

海外ではクラフトビールが一般的に飲まれています。ということは、羽田空港に到着してビールが飲みたくなったら……「羽田 ビール」と検索するだろうと考えたからです。その結果、羽田から蒲田に来て、クラフトビールを飲んでもらえたら、地域全体が盛り上がるはずなんです。

「羽田ブルワリー」は羽田の名を冠することで、大田区全体を盛り上げようとしていました。

 

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季節の野菜をチョイスしてバランスを考えたお通し、手作業でつくるクラフトビール、旬の食材を使い、お客さんの好みを反映できるピザ。どれも機械的につくられたものではなく手づくり=クラフトでした。

ビール好きなかた、大田区に来たらその味、確かめてみてください!

 

お店情報

羽田バル

住所:東京都大田区西蒲田7-41-8 2F
電話番号:03-6424-7716
営業時間:17:30~22:30
定休日:不定休

www.hotpepper.jp

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。 

 

書いた人:毎川直也

毎川直也

風呂が好きで、風呂デューサーを名乗り活動中。銭湯、スーパー銭湯、温泉旅館での勤務経験を持ち、銭湯に勤めながらメディア出演をしている。酒が弱いうえに小食なため、「メシ通」には間違いなく向いていないライター。

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古き良きいやし時間! 一人客も居心地が良い熱帯魚BARを発見【大阪・中崎町】

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大阪の街・中崎町。

ここは古き良き昭和の時代を感じさせる場所として、近年若い人たちの話題になっているスポットです。


その大阪市中崎町の「天五中崎通商店街」にあるのが「近藤熱帯魚店」。
「天五中崎通商店街」は、近くにある天神橋筋商店街の賑わいとは少し違い、落ち着いた雰囲気の商店街で、静かながらも隠れた名店がたくさん並んでいます。

 

「近藤熱帯魚店」もそのひとつで、少しレトロなドアをあけると、たくさんの水槽が出迎えてくれます。

このお店は熱帯魚が好きなオーナーが、熱帯魚に興味を持ってほしいという思いで、脱サラして4年半前にオープンしたお店。

 

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▲レトロな外観

 

店内には、小型の水槽が30槽ほどあり、その中で数々の熱帯魚が気持ち良さそうに泳いでいます。

平日は18時からの営業で、「一軒目というよりは、飲んで食べたあとの二軒目から利用してもらえる場所としてくつろいでもらいたい」とオーナーの近藤さん。


近年、熱帯魚に興味がある人が増えてはいるけれど、専門のお店は初めから「熱帯魚を飼おう」と心に決めていく人がほとんど。
「熱帯魚ってどんな感じ?」と、飼うかどうかよりも、少しでも興味があったらまずは気軽に足を運んでくれたらいいと思っているそうです。

 

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▲たくさん並んだ水槽

 

熱帯魚のことを専門店で聞くと、飼わなくてはならない雰囲気になってしまうことも。
でも、ここならお酒を飲みながら気軽に質問ができる雰囲気だから安心です。
色々聞いて、少しでも熱帯魚に興味を持ってくれたらうれしいとオーナーの声。


ちなみに熱帯魚を含め、機材一式をこのお店で揃えることができ、はじめから全部揃えても、だいたい1万円程度とか。
しかも、オーナーが熱帯魚のことをいろいろ教えてくれるから、至れり尽くせりといった感じです。

 

このお店で扱っている熱帯魚は、とても小さくてカワイイサイズがほとんどです。
しかも、初心者にオススメしている「ネオンテトラ」は1匹100円と、とても手頃な金額で、購入できるのがうれしいですね。
「安くて丈夫!」というネオンテトラの寿命は2~3年だそうです。

 

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シルバー色にキラキラ光る「ダイヤモンドテトラ」でも300円と、それほど高額ではないのですね。

 

それでも、「お手入れや、世話が大変なのでは?」と心配になりますが、「熱帯魚は、1週間ぐらいエサをやらなくても大丈夫なんです」と、旅行に行くこともできるし、少々面倒くさがりやな人でも世話ができるとのこと。

 

一人暮らしで、猫や犬などのペットを飼いたいけれど無理という人には、熱帯魚はオススメですね! 小さな部屋でも飼育が可能ということもあり、一人暮らしの人が密かに飼って、自室でいやしの空間を演出して楽しんでいるそうです。

 

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▲店内はカウンターのみで10席


小さなお店だけど、夜になると、熱帯魚好きが集まる憩いの場所になります。
少し薄暗い店内で、優雅に泳ぐ熱帯魚を観察する幻想的な雰囲気は、誰もが時間を忘れていやされてしまいます。

 

「店内にたくさん水槽があるお店は少ないんです。小さな水族館のような気分で、お客さんに来ていただければ。静かに過ごせますよ」とオーナー。


来店する方は、男女半々で、年代は20代~40代が中心。1人で訪れるお客さんの中には、熱帯魚好きな人が噂を聞きつけて、遠方から足を運んだり、出張がてら訪れたりする人もいるそうです。

 

また、熱帯魚好きな人同士が意気投合して、「結婚したカップルもいるんですよ」と、素敵なエピソードも生まれています。

 

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▲カクテルモヒート

 

そんなロマンチックな雰囲気にピッタリなのが、オーナーオススメのカクテルの「モヒート」(800円)。
透き通るようなヒプノティックブルーのカクテルが、水槽とマッチして、幻想的な雰囲気に拍車をかけてくれます。

ほかにも、オリジナルのカクテルもあるので、雰囲気にあわせて注文してみるのもいいかも!

 

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気持ちよさそうに泳ぐ熱帯魚。
そんな幻想的な非日常空間をたまには味わってみるのもいいですね。
日頃の疲れも忘れて、きっといやされることでしょう。

 

お店情報

深海BAR THE DEEP(旧 近藤熱帯魚店)

住所:大阪大阪市北区黒崎町8-2
電話番号:06-6375-9677
営業時間:18:00~24:00 (LO 23:30)、土曜日・日曜日・祝日は 16:00~
定休日:年末年始のみ休業
ウェブサイト:https://kondounettaigyoten.wixsite.com/mysite

※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

 

書いた人:Jeana

Jeana

三重県生まれ。ライター。編集プロダクションを経てフリーに転身。webを中心に活動中。食べることには目がなく大食漢。プリン、モンブランを見つけると食べずにはいられないが、一方でオーガニック、グルテンフリーにも興味々。

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【閉店】【ドンキ】ワイン1杯80円!? かつてない鬼コスパのワインバーが立川のMEGAドン・キホーテにあった!【天国酒場】

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驚安の殿堂・ドンキで食す極ウマのワイン&おつまみ

仕事帰りにちょっと一杯。そのひとときが至福の時。

でも景気がねぇ。景気がいま一歩で、ちょっと一杯やるのも遠慮がちな今日この頃。

立ち飲みで焼き鳥とホッピーとか、角打ちとかせんべろ店は数多くあれど、ワインバーってわりとお高めだし、ちょっと入りづらいじゃないっすか?

でも、噂に聞いたんですよ、ワイン1杯80円(税別)のワインバーがあるって。

場所は東京・立川。立川、最近盛り上がってるみたいですね。

さっそく、行ってみなくては!

 

立川駅北口から徒歩5分ほど、ええと、ここは……。

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ドン・キホーテ?

 

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そう、ここは驚安の殿堂「MEGAドン・キホーテ 立川店」!

日本最大級のこの店舗。衣料品や生鮮食品売り場も広く、充実しています。

 

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そして、1階の食料品類の売り場の一角に……、

 

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「BAR Don Quijote」が!

ドン・キホーテってアルファベットだとこう書くんですね。実はスペイン語なんですよね。こういう風に書いてあると、普通におしゃれなバーっぽい。

 

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中に入ってみると……普通のドン・キホーテ!

でも、都心の店舗と比べるとだいぶゆったり感が。

そして、ズンズン歩いて行くと……。

 

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おなじみのドンペンくんがワインとともに。

 

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そして、ワイン売り場の一角に、ワインバーの入り口が!

 

 

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噂通りグラスワイン80円(税別)から! 税込価格だと86円ですね。

 

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バーの全体像はこんな感じ。

すごい。普通のドン・キホーテの中に突如、本格的なバーが現れた感。

 

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周りで普通に買い物をしてる人がいるのがちょっとシュールですね。

さあ、入ってみましょう!

 

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安いけど、立ち飲みじゃありません。ちゃんと座れます。

わりとゆったりした席配置で全6席。

しかも、ノーチャージ! あざーすっ!

さっそく、グラスワインいってみましょー。

 

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▲ヴィーニャ・デル・マール ティント(80円・税別)

 

スペイン産、軽く、さっぱりめな、ゴクゴク飲めちゃう系ですね。

夏にぴったりだし、一杯目につまみと共にいただくのにもいい。

十分美味しいっす! 

しかし、なんでこれがこんなに安く出せちゃうんでしょう?

 

このワインバーを企画した、株式会社ドン・キホーテの服部さん(MD開発本部  フード・リカーカテゴリー  マーチャンダイザー)におうかがいしました。

 

服部さん:こちら最安値のグラスワインは赤・白とも自社で直輸入しているものなのです。売り場でも1本298円(税別)でお出ししています。

 

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おお、ボトルでも安い!

 

服部さん:でも、知らない銘柄で298円(税別)なんていうと、美味しくないんじゃないかと思われることもありまして、試飲をお出しすることも考えたのですが、それより、バーでゆっくり召し上がっていただこうということで、こういったワインバーを作ることになりました。

 

このワインバーは、今年、2016年2月の「MEGAドン・キホーテ立川店」の開業とともにオープン。土日や平日の夕方過ぎには大盛況で、ウェイティングが出ることも多いとか。

 

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ワインリストはこんな感じ。

この中で、1、2、7、8、13は固定のレギュラーメニュー。赤、白それぞれ上から2種類とスパークリング1種類です。それ以外のものは毎月、おすすめのものが入ります。特にオススメなのは上から2番目のオートリタス GR カベルネ・ソーヴィニヨン(200円・税別)だそうで、これは「料理王国100選2015」に選ばれたという逸品なのです。

 

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ワインのセレクトは、社内のお酒の専門家、ワインアドバイザーなど数々のお酒の資格を持つ井上さんが担当しています。

飲んでみて気に入ったワインをその場で買って帰れるってのはいいですね!

売り場のワインは最安値298円(税別)から、お高いものでは10万円くらいのものまで、大変幅広く取り揃えてあります。

 

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お高めなワインは、このようにワインセラーの中に入ってます。

さて、ここではワインに合うおつまみも揃ってるんです。

 

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おつまみもこのようにお手ごろ価格!

まずは野菜からいただいてみましょうかね。ダイエット的にも。

 

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▲彩り野菜の自家製ピクルス(300円・税別)

こちらのピクルスは自家製です!

 

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うん。美味い! ちょうど良い漬かり具合でフレッシュ感がありますよ。

さて、お肉系も欲しいっすね。

 

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▲パルマ産生ハム乗り(300円・税別) 

おお! この値段から想像してたのより、ずっと盛りがいい

 

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うん、美味い! 塩気控えめなので、パンなどなくてもパクパクいけちゃう。量的には2人でシェアでちょうど良いくらいありますよ。

さて、白ワインも頼んでみましょう。

 

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▲ヴィーニャ・デル・マール ブランコ(80円・税別

 

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おお。これもさわやかで雑味がない、サラッと飲める感じですね。美味いっす。

っていうか、これが自販機でジュースも飲めないような値段で飲めるって夢っすか?

喉乾いたらここに寄っちゃうのって当然ですよ。

 

さて、もうちょっとつまんじゃいましょうかね。

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▲スペイン産オリーブのマリネ(300円・税別)

この写真はカウンターに置いてあったものなんで、値段は1皿のものです。

オリーブ、ワインに合いますよねー。

 

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「はい、どうぞ」

バーテンダーさんが、次のおつまみを持ってきてくれました。

こちらのバーテンダーさんは、お酒売り場の店員さんが交代で務めています。ちゃんと専用の制服で雰囲気出てますね!

 

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▲激うまレバーペースト(300円・税別)

 

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激うまといわれたら、試さないわけにはいきませぬ。量もけっこうあるし。

 

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これは、美味い! まろやかでまったりとしていて、やはり塩気は薄め、パクパクいける系です。

そして、ふと目の前のカウンターの中を見てみると……。

 

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バーテンダーさんたちが、グラスをピカピカに磨いてます!

 

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「こうやって、かざしてみて、汚れが残らないように、ピカピカにしてます。この辺はこだわってますね」

 

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良いっすね。きれいなグラスだとワインも一層美味しくなりますね。

後ろにおなじみのポップが見えるのがなんともシュールですが。 

さてさて、本日のお会計はというと、ワイン2杯+おつまみ3品(オリーブは注文してない)で、

な、なんと、1,060円(税別)! 消費税を合わせても1,144円ですよ!

これは天国!

おつまみはこれで十分なんで、もっと時間があったら、ワインもあと2杯くらいはいけるかなー、という感じ。 

居合わせたお客さんにうかがったら、みなさん会社帰りに2、3杯って感じみたいです。女性のお一人様も多いとか。そうっすよねー。すごく入りやすいですもん。近所にあったら、私も毎日来ちゃいますよ。

 

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さて、帰りには気に入ったワインを買って帰るもよし、

 

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おつまみを買って帰るもよし。

実はカウンターのすぐ裏がおつまみ売り場になっているのです。

こちらのワインバーで出しているおつまみは、自家製ピクルスなど一部のもの以外は、ここで買えてしまうのです。

すっかり良い気分の帰り道、無意識に例の「ドンドンドン、ドンキー、ドン・キホ~テ~」を口ずさんでしまったのは、まあご愛嬌ということで……。

 

お店情報

【閉店】BAR Don Quijote

住所:東京都立川市曙町2-18-18 MEGAドン・キホーテ立川1F
電話番号:042-540-6431
営業時間:12:00~20:00
定休日:不定休(MEGAドン・キホーテ立川に準ずる)

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

※このお店は現在閉店しています。
飲食店の掲載情報について。

 

 

書いた人:工藤真衣子

工藤真衣子

カメラマン。美しい女性が好きなのでグラビア、音楽が好きなのでライブ写真、映画やドラマが好きなのでテレビドラマのスチール写真、美味しい食べ物が好きなのでグルメ雑誌など、素敵なものを愛を込めて撮るお仕事をしています。趣味は美味しい料理を作って食べること。

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福岡・警固の立ち飲み酒場で、 毎月11日に開催される“せんべろ”を体験!!

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メシ通レポーターの泡太郎です。


突然ですが、最近よく耳にする“せんべろ”ってご存知ですか?

「千円でべろべろに酔えちゃう」っていう意味なんです。
千円でべろべろ、略して“せんべろ”です。

そんな“せんべろ”が楽しめるお店が福岡にもあり、
しかも、その内容がオトク過ぎるという情報を入手。

お店の名前は「メグスタ」

スペインバル「ブエナオンダ」が昨年12月にオープンさせた立ち飲み酒場で、“せんべろ”は毎月11日の「立ち飲みの日」のみ開催されているとのこと。

ということで、11日に照準を合わせて体調を整え、行ってまいりました。

 

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場所は、警固小学校の真ん前、歩道橋のふもと。

 

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ワイングラスのシルエットが描かれた白いのれんが特徴的です。

 

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おっ、“せんべろ”の看板を発見!

「千円でドリンクにもフードにも交換できるチケットを4枚お渡しします。
て事は……MAX4杯飲めちゃいます!」って書かれてます。

ということは、1杯250円! お〜っ、これは超オトクではないですか。

 

 

すでに賑わっているようです。では、店内へ。 

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平日の17時だというのに、男性5人、女性3人がすでに“せんべろ”中。

女性お一人のお客さんもいらっしゃいます。

皆さんシャイなのか、はたまたこの時間から飲んでいることへの背徳感からなのか、残念ながら写真はNG。

 

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ハイ、こちらがドリンクにもフードにも交換できるチケット4枚。千円分です。

 

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そして、こちらが本日のメニューです。

 

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ドリンクはこちら。
生ビールはもちろん、スパークリングワイン、ワイン(赤・白)、日本酒、焼酎、カクテルとラインナップも豊富。

 

では、“せんべろ”スタートです!

 

まずは、チケット2枚を渡して、生ビールと、
今回限定のペンネイカスミソースをオーダー。

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これで、たったの500円です。

しかも、このペンネ、ニンニクの香りも効いていてむちゃくちゃウマい。
ビール瞬殺です。

 

2杯目はスパークリングワインをオーダー。 

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結構、たっぷりと注いでくれました。

 

そして、続いても今回限定メニューのイカゲソフリットをオーダー。

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プリップリで、泡ともよく合います。

 

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「常連のお客さんがこの日のために大量にイカを釣ってきてくれたので、今回はイカメニューをメインにしました。前回はローストビーフだったりと、毎回メインは変えていますよ!」

 

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そう語るのは、店長の岩切さん。

 

「これ、追加でチケット買えるんですか?」と尋ねると

「大丈夫ですよ! 大体皆さん“2せんべろ”くらいしていかれますから」とのこと。

ということで、私も“2せんべろ”に突入!

そして、日本酒とムール貝の白ワイン蒸しをオーダー。 

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こちらも、結構たっぷりと注いでくれました。

ワイングラスで飲む日本酒は、見た目も涼しくてなんだか新鮮。

 

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ムール貝の出汁がたっぷり出ていて、汁だけでお酒がいけちゃいます。


チケットは残り2枚。

 

私、泡太郎、やっぱりシャンパンが飲みたくなってきました。
グランドメニューにはあるけど、さすがに対象外。

 

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ここで、岩切さんに交渉。

「チケット1枚+現金500円でシャンパン、ダメですか?」

すると

「アハハ! そんな人、今までいませんでしたけど、大丈夫ですよ。そんな使い方もありますね〜」と快く応じてくれました。

 

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これまた、たっぷりと。ありがとうございます!

 

やはり、スパークリングワインとは泡のきめ細かさが全然違います。
もちろん、お味も。


チケットはラスト1枚。
魚介攻めだったので、最後はやっぱり肉!

ということで、ローストポークをオーダー。 

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ロゼの色味も美しくて、とっても柔らかい。

もちろん、シャンパンとの相性もバッチリ。

 

結局、ドリンク4杯(1杯はシャンパン)にフード4種で、
“せんべろ”初体験は、“2せん500べろ”で終了しました。

ドリンクの量もたっぷり、フードのクオリティも高くて、かなり大満足!
来月の11日もスケジュールと体調を整えて、
店長曰く過去最高記録の“4せんべろ”超えを目指したいと思います。

 

おまけ

後日、通常の営業時にもふらっと行ってきました。

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通常でも、タパスが180円〜とかなり良心的なお店です。

 

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すると、“せんべろ”に負けず劣らずのメニューを発見! 

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「サク飲みSET」

タパス3種とお好きなドリンク1杯(シャンパン以外)で、
たったの980円!

これまた超オトク!

 

もちろんオーダーしました。
枝豆のペペロンチーノ、鶏のカラアゲ、バルのポテトサラダに、
ドリンクは生ビールをチョイス。

 

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相変わらず、クオリティー高いです。

 

他にも、豚肩ロースのカツレツやパスタなどのしっかりメニューもありました。

 

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タパスのテイクアウトも350円〜あり、

ホームパーティの差し入れに買って行くお客さんも多いそうです。

 

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警固エリアでは珍しく15時から飲める「メグスタ」は、毎月11日だけでなく普段でも魅力的なお店でした。

 

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お店情報

メグスタ

住所:福岡福岡市中央区警固2-1-14
電話番号:092-982-1209
営業時間:15:00〜翌1:00(LO 翌0:30)
定休日:なし
facebook:メグスタ

※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

 

書いた人:泡太郎

泡太郎

福岡を拠点に、フリーでセールスプロモーションに関するプランニングや、広告全般の制作のディレクションを行なっている。とにかくシャンパンが大好きで、夢は、フランス・シャンパーニュ地方でシャンパンを造ること。

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【閉店】着物姿の似合う美人イラストレーターさんが週イチでバーテンダーをするお店【美人ママさんハシゴ酒】

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第11回:美人イラストレーターがバーテンダーをやっているお店・御茶ノ水「いま粋」いずみママ

今回、美人ママがいるのは御茶ノ水。というわけで、JR御茶ノ水駅の聖橋口に降り立った。 

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もう18時を過ぎているというのに、まだまだ明るいね。本郷通りを駿河台の交差点方向へ坂を下っていくよ。右にニコライ聖堂が見えてきたね。

 

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ビジネスマンや学生さんたちが家路を急いでいるよ。おっと、今晩行くお店、JR御茶ノ水駅よりも東京メトロ千代田線の新御茶ノ水駅のほうが近いんだね。 

 

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まずは駿河台という交差点を右に曲がってお店に向かいます。

 

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ほら見て、この看板が目印だよ。「渡部商店」と書かれているね。

 

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こちらふだんは、「ショットバー渡部商店」というお店なのだが、月曜日の夜だけ「いま粋」というお店になるんだそうだ。

 

入ってみよう。こんばんはぁ!

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カウンターだけのお店。

そのカウンターの中に美人ママを発見!

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あなたが噂の美人ママですね!

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「はい、“いずみ”といいます」

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着物姿が素敵だぁ。

 

ライターの下関マグロです。あ、お名刺、頂戴します。 

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あ、名刺には“バーテンダー いずみ”とありますね。

じゃ、いずみさんとお呼びしていいのかしら。

 

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ではさっそく、いずみさん、乾杯をしていただきたいのですが、なにを飲まれます。

「えーっと、仕事中なんで……」

飲まないんですか?

「本当は日本酒が好きなんですが、1合も飲めないので、お客さんからいただく場合はビールにしています(笑)」

それでは、ビールで乾杯させてください。

「わかりました、それじゃ2杯ですね」

 

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「はい、1,200円になります」

あ、そうか、ここに入れるんですね。

「それ、灰皿じゃなくてお金を置くお皿なんですね」と沼田カメラマンが驚いている。

なるほど、他のお客さんもそうしているねぇ。

「そうなんです、うちはチャージはなくて、キャッシュオンデリバリーなんですよ」

生ビールは1杯で600円。ママのぶんと僕ので1,200円なんですね。というわけで、お金を置くと、ビールが提供される。

 

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「生ビールは、ヱビスなんですよ」

じゃ、いずみさん、お近づきのしるしにカンパーイ!

 

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「じゃ、いただきますぅ、お疲れさんでぇす」

といずみさん。

 

けっこういい飲みっぷりですね。

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じゃ、僕もいただきます。 

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うーん、うまーい!

 

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さっきから、聞こえているBGMは、長唄なんですね。

「あーっ、その日の気分で、三味線だったり、落語だったり、和物を流すようにしています」

ところで、お通しのようなものはあるんですか?

「お通しはないんです。ここから選んでください」

 

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おお、“本日のうまいもん”ってありますねぇ。

いいなぁ、どれもおいしそう。 

お店が狭いので、実物じゃなくて、タブレットでお見せしているんですよ。

 

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おお、「あさりバター」と「さしみこんにゃく 酢味噌和え」ですね。うまそー。

「それから、隠しメニューとして栃尾揚げがあるんですよ。ほら、ここに」

カウンターの中をのぞくと、なるほど焼く準備をしているようだ。

「あさりバターもさしみこんにゃくも、栃尾揚げも300円ですね」

だいたい、どれも300円だ。

「50円や100円というのもありますよ、このあたりなんかそうですね」

 

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あー、乾きものも充実してますね。

「お腹が空いている人には、出前なんですけど、キーマカレーっていうのもあります」

 

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なんで、“なべ”なんですか。

「あ、それは、ここが渡部商店っていうので、“なべキーマカレー”ってメニュー名なんですけど、改行位置がおかしくてわけわかんなくなっちゃたんですね。実際は、近所にあるネパール人がやっているインドカレーのお店から出前になります」

ほう、ここは、営業をはじめてどのくらいになるんですか。

「『いま粋』としては3年になりますね。渡部商店としてはもっと長くて30年以上になります」

そりゃ老舗だ。

「今のオーナーのお母様が創業されたんですよ」

それじゃ、さっきのおつまみ黒板に書いてあった2品をいただきましょうか。

 「はい、こちらがあさりバターですね」 

 

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いい香りがしてますね。じゃ、ちょっといただいてみましょうか。 

 

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小ぶりだけど、おいしそう。

うん、これは味がしっかりついてますね。お酒が進みますよ。

 

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刺身こんにゃくも、酢味噌がよくなじんで、これもお酒に合うなぁ。というわけで、日本酒をいただきますか。

あ、そうだ。お金払わなきゃ。2品で600円でしたね。

 

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ところで日本酒にはどんなものがあるんですか?

 

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「本日は3種類の日本酒があります」

とカウンターの奥から声が掛かる。佐々木達郎さんという方だ。いただいた名刺には“いま粋 頭領・酒数寄者”という肩書があった。

 

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少しずつ飲んでみますか。

じゃ、おちょこにちょっとずついただきますか。

3種類飲んだというか、舐めたところで、佐々木さんが

「マグロさんへのおすすめは、この真ん中の『花垣』(一合 800円)ですかね」

とおっしゃる。な、なんでわかるんですか? これがいちばん好きです。

佐々木さん、してやったりという感じでニヤリ。

それじゃ、「花垣」をください。

「ちょっと待って下さいね」と、佐々木さんにお酌をしている。

それにしてもおふたりとも和服が絵になりますね。

 

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「いろんなお酒があるんですが、お出しするのは日に3種類ほどです。これまでいろいろな種類の日本酒をお出ししたんですが、ラベルをとってあるんですよ」と、見せてくれたスクラップブックに大量のラベル。

「デジタルな時代ですが、なにか残したいと思ってラベルをとっておくようになったんですよ」

それじゃ、好きなお酒のラベルとか見せてくださいよ。

「これが私のお気に入りですね。『琵琶のさざ浪』(一合 800円)」

 

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というわけで、こちらへ「花垣」がやってきました。

 

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見事にちょうどいっぱいまで注いでくれます。すご技ですね。

 

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それにしても、いろいろなお猪口がありますね。

「ああ、ここはお店が狭いので、ボトルキープはできないんですけど、マイお猪口やマイぐい呑みをキープできるんですよ」 

日本酒をいただいたら、栃尾揚げが食べたくなりましたよ。これも300円ですね。

 

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お醤油をちょいと垂らしていただきますね。

 

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うっひょー、こりゃ、うまい。

こいつは日本酒に合うね。

 

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って、すでにかなり酔ってきた。 

 

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あのー、いずみさんの本職は歴史系のイラストレーターさんだそうですね。どんな作品を描かれるんですか?

「時代小説の挿絵とかですね」

お名前というか、ペンネームは?

「これが名刺になります」

いずみ朔庵とおっしゃるんですね。

読み方は“いずみさくあん”でいいんですか?

「はい、そうです」

 

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たとえば、どんなお仕事されているんですか?

「有名どころですと、宮部みゆきさんの『お文の影』(角川文庫)ですかね」

どういうことで歴史系のイラストレーターさんに?

「もともと父がテレビ時代劇が好きで、その影響で、私も小さい頃は忍者が大好きで、将来は忍者になろうと思っていたんですよ(笑)」

なるほど、忍者にね。

「そのうち、池波正太郎さんの時代小説なんかを読むようになっていたんですが、それとは別にイラストや漫画を描いていたんですけど、やっぱり好きなものを描こうということで、あるときそれが合体し、自分で作品を描いて、個展をやったのが最初ですね」

そんな、いずみさんが、なぜ「いま粋」で働こうと思われたんでしょう?

 

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「ひとつは、イラストレーターの仕事って、ずっと家にこもってひとりでやる作業なので、週に一度くらいは人に会いたいなって思ったのと、あと、これ言うと笑われるんですか、AKB48とかって会いに行けるアイドルっていうじゃないですか、なので……」

会いに行けるイラストレーターさんですね。もしかして、握手会とかもするんですか?

「しません、しません(笑)。いまの時代、お仕事するにも編集の方と一度も会わずにお仕事することも多いんですね。でも、そういうのいやなんで、編集者の方に会いにきていただいて、いろいろお話をしながら仕事をしたいと思って始めたんですよ、バーテンダーを」 

ちなみに、いずみさん、お年を聞いていいんでしょうか。

「えっと、42か43です」

えっ、自分の年令がよくわからないというのも素敵。あ、何年生まれなんですか?

「昭和48年ですね」

「誕生日がきてれば、43歳ですね」とスマホで年齢早見表を見てくれた佐々木さん。

「あ、じゃ43歳です(笑)」といずみさん。

年齢などに頓着しないいずみさんなのだ。

気がつけば、カウンターの席もいっぱいになり、常連の人たちは表に出て飲んでいた。いずみさん、マジで月曜日の夜また来ますよ!

 

美人ママFile #011

御茶ノ水「いま粋」いずみさん

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お店のモットーを教えてください。

「みんなで楽しく!」

ママさんの好きな男性のタイプは?

「誠実な人がいいですね」

自分の性格をひとことで言うと?

「おおざっぱ。細かいことは気にしない」

いちばんの得意料理はなんですか?

「カレーでしょうか」

どんな言葉で口説かれたらドキッとしますか?

「『そのままでいいよ』と私をそのまま受け入れてくれる人」

『メシ通』の読者にひとことお願いします!

「こんな小さなお店ですが、来てくださいね♡」

 

お店情報

【閉店】いま粋

住所: 東京都千代田区神田駿河台3-3-1F
電話番号:03-3293-0733
営業時間:月曜日 18:30~23:00

    *火曜日~金曜日は「ショットバー渡部商店」として営業
facebook:いま粋

※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

※このお店は現在閉店しています。
飲食店の掲載情報について。

 

写真:沼田学

 

書いた人:下関マグロ

下関マグロ

1958年生まれ。山口県出身。出版社、編集プロダクションを経てフリーライターへ。『東京アンダーグラウンドパーティー』(二見書房)、『歩考力』(ナショナル出版)『まな板の上のマグロ』(幻冬舎)など著書多数。

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【下北沢】接客業30年! 絶妙なトーク術でファンを魅了する美女の店【美人ママさんハシゴ酒】

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ニッポン全国 美人ママさんハシゴ酒:第9回 下北沢「BATHTUB GIN」美穂(みほ)ママ

今回のお店があるのは下北沢。

ある意味、東京でも独特の飲み屋さんがいっぱいあるところ。

そして、今回、めちゃくちゃ個性的なお店で、これまた個性的なママがいらっしゃいました。 

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北口と南口では雰囲気が違うけど、今回は北口。

 

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駅前は再開発でずいぶん変わっちゃったね。

でも、こんなよさげな立ち飲み屋さんがあったりします。

「マグロさん、そこじゃないでしょ」と平山カメラマンに注意される僕。

 

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一番街商店街にお店はあるんだけど、住所だけで行くととてもわかりづらいので、この写真と文章を参考にしてね。

 

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この“B”マークの看板が目印。

 

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けっこうわかりづらい場所にある。一番街という商店街の「心」というスープカレーのお店の前にあるビルの3階。

 

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この階段を3階まで上るですよ。3階までのぼるとこんな光のゲイトがあるよ。

 

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ドアがあるんだけど、そこの隣にあるインターフォンのボタンを押すべし。

 

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ちょっと秘密めいていていいでしょ。

 

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ドアが開いた。奥からママらしき人の声がする。

「どぉぞ~」というけど、まだまだ。

さらに「靴を脱いで、スリッパ履いてくださいね」

スリッパを履かなくちゃいけない。

「えっ、ここのスリッパですか?」

 

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「そこに名前の書いてないのがあるでしょ」

「あ、はい、はい」これですね。スリッパに名前を書いた。

 

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スリッパを履いて、店内へ。

 

おお、ママ登場!

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おっ、美人ママ……なんですけど面白い方ですね。

 

「あのね、ママじゃないのよ」と、

名刺をいただく。

「河原美穂」というお名前、そして肩書がなんと“パートナー”とある。

「ママじゃなくて、パートナーなんですね」

「そう、今夜は私があなたのパートナー……みたいな」

なるほど、じゃ、このコーナーも今回は『美人パートナーさんハシゴ酒』ってことかな。

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ところで、お客さんはなんて呼ぶんですか?

「普通に名前で『美穂』って呼ばれてます」

それじゃ、美穂さん、乾杯したいので、お酒をお願いします。僕は、ハイボールにしようかなか。ママ……いや美穂さんは?

「私も同じもので」

よろしくお願いします。

おっ、ウィスキーは「白州」なんです。

キャンドルがいいですね。

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「ウチはガス圧の高い、国分のソーダを使っております」と美穂さん。

関西弁に近いけど、関西弁とはまた違うイントネーションが素敵。

「出身が岡山なんですよ」

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「グラスはバカラですよ」

バカラか。お高いんでしょ。

「グラスの口あたりで味も変わるので、飲み物に応じて薄張りなど合ったグラスを使うようにしています」

 

ハイボールを作りながらも面白トークがどんどん飛び出す。

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▲ハイボール(1,100円)

 

「はい、ハイボールどうぞ」

それじゃ、美穂さん、はじめまして。カンパ~イ!

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いただきま~す。ごくごく。

 

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ぷはー、うまいねぇ。

 

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お通しとか、あるんですか。

「はい。ありますよ。カワキモノなんですけどね、はい、どうぞ」

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▲チャージ(700円)

 

お通しはいくらなんですか?

「チャージが700円で、それに含まれてますね。それにスリッパ代も込みです」

ああ、スリッパ、お通しでチャージ700円か。それって、けっこう安いんじゃないの。

 

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それにしても、店内、いろいろと凝ってますね。

「我が家にようこそ! っていう自分のお部屋に招く感じをコンセプトにしています。 インテリアのテイストはヨーロッパ調ですが、どことなく昭和感とキャバレー感を意識しています」

 

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「タモリさんが昔やってた番組で『今夜は最高!』っていうのがあったんですけど、そういう世界観のあるお店にしたかったんですよ」

 

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美穂さん、おかわり。レモンサワーをもらおうかな。

 

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▲レモンサワー(700円)

 

ところで、素敵な店名ですね。「BATHTUB GIN(バスタブ ジン)」。どうしてこの店名を?

「アメリカの禁酒法時代に、バスタブで密造酒をつくってて、それらのお酒の総称をバスタブ ジンって呼んでたみたいなんですよ。お店やるなら、もうこれしか浮かばなかったんですね」

店名もなんか、秘密めいていいですよね。

 

もう、こちらのお店は長いんですか。

「来月で一周年です」

では、最近なんですね。それまでは?

「約30年間、ホステスやってました。岡山と銀座で」

あっ。年齢がバレちゃいますね。

「あ、ぜんぜん大丈夫ですよ。いま、46歳です」

 

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それにしても、以前は銀座のホステスさんだったんですね。

「11年間やってましたね」

なるほど、下北沢で銀座の雰囲気が楽しめるわけだ。

「そう、さしずめここはリトル銀座かしら(笑)」

 

するとここで、編集のM氏が

「お店のフェイスブックを拝見させていただいたのですが、美穂さんの服装が、毎日のように違うんですよね。紹介させていただいていいですか」

「あ、いいですよ」

ということで、これまでの美穂さんのいろいろなファッションチェック!

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以上、美穂さんの七変化。

毎回、凝った服装にお化粧ですね。

しかもすっごいオシャレさん&お茶目な感じ。

「朝、起きてから2時間ほどかかるのよ、いろんな部分の工事に(笑)」

 

おっ、ここに置いてあるのはトマトジュースの「クラマト」ですね。

それじゃ、クラマトハイをいただきましょうか。

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▲クラマトハイ(900円)

これ、かなりおいしいですね。ブラックペッパーがクラマトの味を引き出してますね。喉越しに奥行きがあるなぁ。

 

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おや、そこに貼ってあるのは、美穂さんの書ですか。“平常心”?

「今年、私、天中殺なんですよ。だから“平常心”で乗り切ろうかと。あとは、カッとなってもその“平常心”って文字を見てね、そうそう、“平常心”って思うようにしてるのよ」

 

おや、こんなものがありますね。これ、鞭ですか?

「まあ、これで誰かを叩くわけじゃありませんけどね」

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「叩くなら、スリッパかしら」

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美穂さん、すっかり酔っぱらっちゃいましたよ。あ、お手洗いに行っていいですか?

「はい、そこにありますよ。うちのお手洗いは背面座位でお願いしますね」

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えっ、こんな感じですか。

男性も座ってしてね、ということですね。

 

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それにしても、店内にコタツがあるんですね。

 

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「ちょっと自宅に遊びに来ているみたいでしょ? お客さんが来ないときは、こうしてくつろいでいたりするんですよ」

 

美穂さん、そろそろ、〆の一杯をもらおうかな。何かおすすめはあります?

「大人のミックスジュースとか、どう?」

おもしろいですね。それをぜひ!

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▲大人のミックスジュース(1,100円)

 

これは、おいしそう。いいかんじのビジュアルですね。いっただきまーす!

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うっはー、本当にミックスジュースだ。そして、ちゃんとお酒もはいっているね。これは初めての体験。いいぞ、いいぞ。

 

ついつい、胸元に目がいっちゃいます。

「ははは、見るだけならタダなんで」

ところで、お休みの日とか何しているんですか?

「うーん、何しているんだろ」

趣味とかは?

「うーん。あ、ライブに行くとか」

へえ、どういう方を?

「最近は、井上陽水さんを見に行きましたね。あと、ボブ・ディランさんとか。奥田民生さんも好きですね」

 

さすがに接客業30年の経験というか、とにかく会話で飽きさせない美穂さん。編集M氏が帰り際に僕の耳元で、「一瞬たりとも嫌な気分にさせない人ですね」と言っていた。

あー、そういう感じ、わかるなぁ。

美穂さん、またきますね。それじゃ、お会計!

 

美人ママFile #00

下北沢「BUTHTUB GIN」美穂さん

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お店のモットーを教えてください。

「最低限のマナーを守ってくだされば……泥酔されてる方はご遠慮いただいてます(笑)」

美穂さんの好きな男性のタイプは?

「いいニオイの男が好きね」

自分の性格をひとことで言うと?

「人から嫌われることを恐れない、ですかね」

いちばんの得意料理はなんですか?

「茶色いもの。煮物だとかカレーライスとか。安定のブラウンです(笑)」

どんな言葉で口説かれたらドキッとしますか?

「言葉はいらないですね。私、自分から行っちゃうタイプですから(笑)」

『メシ通』の読者にひとことお願いします!

Facebookにお店のページがあるので、まずはイイネをしてね」 

 

お店情報

BATHTUB GIN

住所: 東京都世田谷区北沢3-25-1-301
電話番号:03-6804-9766
営業時間:20:00
定休日:不定休

※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

 

写真:平山訓生

 

書いた人:下関マグロ

下関マグロ

(しものせき・まぐろ)1958年生まれ。山口県出身。出版社、編集プロダクションを経てフリーライターへ。『東京アンダーグラウンドパーティー』(二見書房)、『歩考力』(ナショナル出版)『まな板の上のマグロ』(幻冬舎)など著書多数。

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