こんにちは! スパイスコーディネーターマスターのバリ猫ゆっきーです。
夏に食べたいご飯は何かと聞かれたら、私は迷わず「とうもろこしご飯」。とうもろこしを芯ごと入れて炊き込むアレです。とうもろこしの芯に含まれるうま味や甘味成分をご飯が吸って、これぞ夏のごちそう、という美味しさです。
今回は、そのとうもろこしご飯を、フライパンで炊けるスパイスご飯「プラオ」でさらに美味しく作ります。
スパイスを効かせた炊き込みご飯風の「プラオ」はインドの家メシ。身近な材料で手軽にできるので、これまでもいろいろなレシピでご紹介してきました。
とうもろこしは1人分でたっぷり1本。芯を炊き込むのはもちろん、スパイスの絡んだ焼きとうもろこしもトッピングして、旬の美味しさを堪能できる一皿に仕上げますよ。
バリ猫ゆっきーの「ベーコンととうもろこしのプラオ」
材料(1人分)
- 米(研いで水を切っておく) 1合(約150g)
- とうもろこし(皮をむいて根元を切り落とす) 1本
- ベーコン(厚切り) 70g
- 玉ねぎ 1/4個
- クミンシード 小さじ1/2
- おろしにんにく、おろししょうが 各小さじ1
- 水 200ml
- サラダ油 大さじ1
- 粗びき黒こしょう、刻みねぎ 適量
- トマト(くし切り) お好みで適量
(A)
- コリアンダーパウダー、塩 各小さじ1
- パプリカパウダー 小さじ1/2
作り方
1. とうもろこしは半分に切り、さらにそれぞれ縦半分に切る。これで1本が4つに切り分けられるので、そのうち2本は芯のまわりの実を包丁でそぎ落としておく。
2. 玉ねぎはみじん切りに、ベーコンは7~8mmの厚さに切る。
3. フライパンにサラダ油とクミンシードを入れて弱火にかけ、クミンシードのまわりがフツフツと泡立ってきたら、
ベーコン、玉ねぎ、実が付いたままのとうもろこし、切り落としたとうもろこしの実を加えて中火で炒める。
4. 玉ねぎがしんなりし、とうもろこしに焼き色がついてきたら弱火にして、おろしにんにく、おろししょうが、
(A)を加えてよく絡める。
5. 4に米と水を加え、残っているとうもろこしの芯をのせ、
フタをして強めの中火にかけ、沸騰したら弱火にして10分炊き、火を止めて10分蒸らす。
とうもろこしも水分を吸収するので、水の量は少し多くしています。
蒸らし終わって、フタを取るとこんな感じに。
7. 芯を取り除き、プラオを器に盛る。ご飯と一緒に炊き込んだ実の付いたとうもろこし、お好みでトマトも飾り、粗びき黒こしょう、刻みねぎを散らす。
うま味と甘味が凝縮! スパイスの香りで食欲増進
とうもろこしの甘味とうま味が凝縮のとうもろこしご飯に、ベーコンのうま味、さらに食欲そそるスパイスの香りも加わって、とにかくおすすめの美味しさです。炊き込み時間はわずか10分ですが、短い時間でも十分にとうもろこしの“いいとこどり”ができています。
プラオはターメリックパウダーで黄色く色付けをすることが多いのですが、今回はとうもろこしの色味が引き立つよう、パプリカパウダーで赤く仕上げました。また、プラオは辛味スパイスを使わないのも特徴の1つです。(A)のコリアンダーパウダーに代えて、以前ご紹介した辛みなしの万能スパイス「ダナジラ」を小さじ1入れて、香りを強化するのもおすすめですよ。
とうもろこしとスパイスで、ひと味違う夏の美味を味わってください。
作った人:バリ猫ゆっきー
スパイス料理研究家、スパイスコーディネーター協会認定スパイスコーディネーターマスター。スパイスレシピコンテストのグランプリ受賞がきっかけでスパイス料理のトリコになり、ブログ『楽しいキッチン*spice-cooking*』にてスパイスを使用した料理や、簡単で美味しいレシピ、アウトドアレシピを紹介。レシピ開発、料理教室講師、フードスタイリング・コーディネート、コラム執筆など幅広く活動中。バリ島の定番みやげ「木彫りの猫」がお気に入りで、“バリ猫”はそれにちなんだもの。
企画協力:レシピブログ
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