みなさんこんにちは! ベトナムとアジア料理研究家のKi Yamamotoです。
家でできる簡単アジアご飯レシピ、今回はベトナム中部を中心によく食べられている混ぜご飯「コムアンフー」をご紹介します。
米食文化のベトナムには、日本人にも食べやすい味付けの、ご飯がすすむ料理がたくさんあります。コムアンフーもその1つ。アンフーというお店で出したコム(ご飯)が由来ともいわれていて、基本は具材を切ってご飯と一緒に盛り付けるだけ。めちゃくちゃ簡単です。
具材にはとくに決まりはなく、作る人によってさまざま。葉物野菜、香りのあるハーブ類、お肉、酸味のあるもの、カリカリ、コリコリ食感のものを集めて入れるとGOODです。今回はKi Ymamamotoバージョン、冷蔵庫の残りものや、コンビニでも手に入る身近な食材で作ってみました。
ご飯がすすむたれがクセになりますよ。
Ki Ymamamotoの「コムアンフー」
【材料】(1人分)
- きゅうり 1/4本
- 厚焼き卵(市販品) 1/2個
- 新しょうが浅漬け(市販品) 10g
- チャーシュー(切り落とし) 30g
- 枝豆(冷凍) 15さや程度
- ミックスナッツ 10g
- ご飯 茶碗1杯
- パクチー 1本
- ミント(三つ葉、青じそでもOK) 5g
- スイートチリソース(あればでOK) 大さじ1
(A)
- ニョクマム(ナンプラーでOK) 大さじ1
- 砂糖(あればグラニュー糖がおすすめ) 小さじ2
- 水 大さじ2
- 小ねぎ(みじん切り) 1本
作り方
1. まずは具材を切ります。きゅうり、厚焼き卵、新しょうが浅漬けは1cm角の角切りにします。ミントとパクチーは水洗いしてしっかり水気を切り、食べやすい大きさに切っておきます。
2. ミックスナッツは包丁の腹で軽く潰します。枝豆は流水で解凍したら、実を取り出しておきます。
3. フライパンにサラダ油(分量外、少々)を引いたら、チャーシューを入れて中火で1分ほど加熱してチャーシューを温めます。スイートチリソースを入れて全体に絡め、火を止めます。
4. ボウルに(A)を入れてよく混ぜ合わせ、たれを作ります。小ねぎは飾りに少し残しておきます。
海外では、砂糖といえばグラニュー糖を使うところが多いです。今回も(A)の調味料にはグラニュー糖を使いましたが、なければ上白糖など家にある砂糖でOKです。
5. お皿の中央にご飯を盛り付け、
周りに1、2、3を盛り付けます。たれは器に入れて、ご飯に添えます。
ひと口食べればベトナム気分!
とにかく、具材をごちゃ混ぜにするのがコムアンフーの食べ方。たれはお好きなだけかけてください。甘味、塩味、酸味といろいろな味わいの具材、そしてたっぷりの香味野菜とハーブを、甘じょっぱいたれが1つにまとめてくれます。ひと口食べればベトナム気分が味わえますよ。
個人的には、香りのいいパクチーと、ナッツの食感が口の中で合わさるのがお気に入りです。
厚焼き玉子は錦糸玉子、新しょうが浅漬けは、高菜漬けやたくあんなどでもOKですし、水菜、せん切りにした紫キャベツやにんじんなどを加えてもいいですね。
チャーシューを豚こま肉やひき肉にかえて、レモングラスやにんにくをたっぷり効かせて炒めたり、たれに刻んだ唐辛子をいれてピリ辛にしたりすると、ぐんと本場の味に近づきます。
家にあるもの、すぐ買えるものなど、まずはお好きな具材を組み合わせて作ってみてください。それではまたお会いしましょう!
作った人:キー山本
ベトナム料理人。ベトナム屋台料理のキッチンカー「URIと台所。」の店主も務める。調理師免許を取得後、都内の高級中国料理店で修行。その後、ベトナム人の妻URIちゃんとの出会いをきっかけに二人で一緒にベトナム料理を学ぶ。家でできるアジアご飯をテーマに、アジア各国の美味しいもののレシピや調味料、食文化に関する情報などを発信中。好物は麺類全般。
- ブログ:URIと台所。
- Instagram:キー山本 ベトナム料理人(@kiyamamoto_vietnam)
- X:キー山本 ベトナム料理人(@ki_yamamoto01)
企画協力:フーディストノート
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