超簡単「手作り鮭フレーク」5選!切り身&電子レンジ2分で市販品の瓶詰を超えるうまさ

ごはん同盟のしらいのりこさんが教えてくれる手作り鮭フレークと、ごはんが止まらなくなるアレンジレシピ。切り身&電子レンジを使うので、簡単にできますよ!

皆さまこんにちは。ごはん同盟のしらいのりこです。

ごはんのお供といえば、「鮭フレーク」。鮭フレークはかけてもよし、おむすびの具にしてもよしの万能選手。新潟県出身の私は、某高級鮭フレークが大好きなのですが、ちょっとお値段もはりますし、食べたいときにすぐ手に入らない。そこで、スーパーにいつでも置いてある、あの食材を使って、電子レンジで簡単に鮭フレークを作ってみましょう!

基本の鮭フレークの作り方

材料(作りやすい分量)

  • 塩鮭の切り身(甘口・甘塩)……2切
  • お酒……大さじ1

材料はたったこれだけ。塩鮭はどこのスーパーにもある切り身でOK。

私は甘口の塩鮭の中でも、脂がある銀鮭で作るのが好きです。あとは、紅鮭でも。

ちなみに紅鮭はフレークにしたときの色が鮮やかで、脂も少なくヘルシーです。

塩分を加えていない生鮭の切り身を使う場合は塩少々を振りかけて10分ほど置き、出てきた水気を拭き取ってください(塩の浸透圧で臭みが水気に含まれて出てきます)。

お酒は塩分の入ってない料理酒(日本酒)がおすすめ。

※お刺身用のサーモンの切り身もありますが、値段がはるためここでは割愛します。

作り方

耐熱皿に塩鮭の切り身を並べ、お酒を振りかけます。お酒は生臭さを取る以外に、うま味を追加する役割もありますが、お子さまやアルコールが苦手な方は水でもOKです。

ふんわりとラップをかけて、電子レンジ600Wで2~3分(1切れの場合は2分)加熱します。2分くらいで、「パン!」とはじける音がする場合がありますが、これは皮の下の圧力変化と水分によるもの(気になる場合は、あらかじめ皮に包丁で切れ目を2~3本入れておくとよいでしょう)。その場合は電子レンジを1回止めて、ラップが破れていないか確認をしてから再度30秒ほど加熱してください。

加熱が終わったら、取り出してラップを外します。ラップを外すときは必ず奥から。

手前から外すと蒸気で手をやけどすることがあるため、ご注意ください。

まだ身に生っぽい部分が残っているようなら、30秒ずつ追加で加熱してください。

まず、お箸でべろーんと皮を取り除いてください。

皮は塩を振ってグリルでパリパリに焼いておつまみにしても。

骨はしっかり取り除いてください。もし骨なしの塩鮭の切り身がスーパーに置いてあったら、そちらを購入するとこの作業がなくて楽チンです。

はい、あっという間に完成です!

甘口の塩鮭を使うと塩加減もほどよく、味付けいらず。もう少ししょっぱい方がいいという場合は、塩を足すか、中辛や大辛の塩鮭で作っても。

しっとりとしたできあがりは、あの某高級鮭フレークと遜色ありません。

清潔な瓶に詰めて、保存期間は2日ほど。あまり日持ちしませんので、すぐに食べきることのできる量で作るか、余ったらぜひ冷凍してください(冷凍用保存袋で冷凍し、食べるときは必要な分だけ取り出したら、自然解凍でそのまま食べられます)。

そして、この鮭フレークは、いろいろなアレンジも楽しむことができます!

アレンジ① レモン追加で爽やか鮭フレーク

鮭フレーク大さじ2(30g)にレモン汁小さじ1~2とレモンの皮をすりおろして。爽やかな酸味がたまりません。レモンの皮を使う場合は無農薬のものを使ってください。

鮭フレークのコクにレモンの爽やかさが加わることで、全体のジューシーさが際立ち、ごはんがどんどん進みます。

アレンジ② 明太子追加でうま味マシマシ!

鮭フレーク大さじ2、明太子1/3本分(15g)くらいを混ぜるだけ。混ぜる分量や割合は、お好みで変えてもOKです。

鮭と明太子の組み合わせはコクとうま味に、プチプチした食感も手伝って、もう説明不要のおいしさです! 明太子をたらこに変更してもイケますよ(明太子はスケトウダラの卵巣を塩蔵し唐辛子などを使った調味液で味付けしたもので、たらこはスケトウダラの卵巣を塩蔵したものになります)。

アレンジ③ 甘じょっぱだれ追加で茶色い鮭フレーク

耐熱容器に鮭フレーク大さじ2、醤油、砂糖(ここではキビ砂糖を使っていますがお好みのものでOK)各小さじ2を入れて混ぜ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ600Wで1分加熱。みんな大好き甘じょっぱフレークのできあがり!

最初の2つのアレンジとは、見た目も味わいもがらりと変わります! 鮭と醤油の塩っ気が甘みの中の隠し味となり、ごはんにのせるのもいいですが、おむすびにとてもよく合います。 

アレンジ④ カリカリパン粉追加で鮭フライに華麗なる変身

こちらは「食べたら○○シリーズ」です。パン粉大さじ1、刻んだパセリ(ドライパセリでもOK)小さじ1/2、オリーブオイル小さじ1を耐熱容器に入れてひと混ぜし、ラップをかけずに電子レンジ600Wで1分加熱します。

あっという間にカリカリパン粉のできあがり。パスタやサラダのトッピングとしても合うため、たくさん作って保存しておくと重宝しますよ。

驚くことなかれ、お好みの量の鮭フレークにかけていただくと、なんと、食べたら「鮭フライ」! 油がしみたパン粉のカリカリとした食感が衣そのもの。鮭フレークと一緒に食べると、たまりません。

アレンジ⑤ ネギ味噌バターで北海道名物のアレに……

耐熱容器に鮭フレーク大さじ2、味噌大さじ1/2、バター5g、長ネギ薄切り大さじ1を入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ600Wで1分加熱。熱々のうちにごはんにのせて、お好みで追いバターをどうぞ。

そう、あの北海道名物の「ちゃんちゃん焼き」に大変身です! 鮭フレーク単体でもおいしいのに、ネギの甘みとバターの濃厚なうま味が加わって、一口ごとに幸せに包まれます。

 

この鮭フレーク、アレンジは自由自在です。

ごはんだけでなく、パスタやサンドイッチ、卵焼き、茶碗蒸し、炒め物など、使い方はあなた次第。ぜひ作ってみてください!

書いた人:しらいのりこ

 

新潟県出身、お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチとともにごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として活動中。 美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案でTV、雑誌などのメディアを中心に活動中。 著書に『パラパラじゃなくていい!最高のチャーハン50』『しらいのりこの絶品!ご飯のおとも101』『ポリ袋でレンチンおかず 電子レンジでこんなにおいしい!』など。

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