朝晩と冷え込んでくるこれからの季節には、食べて身体の中から温まるお鍋が最高です。
辛い鍋、激辛な鍋が好きな私がオススメするのが「簡単1人麻辣鍋」。お肉を使わず、さば缶で辛くて痺れる鍋を、パパッと作っちゃいますよ。1人鍋ですから、好きなだけ激辛に仕上げてください。
さば缶は、以前「1人酸辣湯鍋」にも使いましたが、
“1缶丸ごと”が1人鍋にぴったり。分量を量る手間もなく、火の通りも気にしないでいいので使いやすいです。
魚屋三代目の「さば缶で1人麻辣鍋」
【材料】たっぷり1人前
- さばの水煮缶 1缶(内容量200gくらい)
- 白菜 適量
- キクラゲ 適量
- ニラ 適量
- たけのこ 適量
- 長ネギ(みじん切り) 1/3本分
- ごま油 大さじ1
- 赤唐辛子 1本(種を取り除く)
- 粉唐辛子、豆板醤 各小さじ1
- 花椒(ホールタイプ) 小さじ2(パウダータイプなら小さじ1)
- おろしニンニク、おろししょうが チューブで各1cm
(スープ)
- お湯 300ml
- 鶏ガラスープ(顆粒) 小さじ2
- オイスターソース(あれば) 小さじ1
- しょうゆ 小さじ2(オイスターソースがなければ大さじ1)
- 酒 大さじ1(紹興酒がオススメ)
- 旨味調味料 少々(あれば)
作り方
1. 熱した鍋にごま油を加え、長ネギのみじん切り、赤唐辛子を入れて中火で炒めます。
さらに豆板醤、粉唐辛子、花椒、おろしニンニク、おろししょうがを加え、香りが出るまで炒め合わせ、鍋の火を止めます。
今回のレシピでは本当に激辛に仕上がるので、粉唐辛子、豆板醤、花椒はお好みで半分にしてもOK。それでも十分に辛いです。
2. 鶏ガラスープをお湯で溶き、オイスターソース、しょうゆ、酒、旨味調味料を加えてよく混ぜ合わせておきます。
3. 1の鍋に混ぜ合わせたスープを注ぎ入れたら(油はねに注意)再び火を点け、中火で一煮立ちさせます。
4. 鍋にさばの水煮缶を汁ごと入れ、
食べやすい大きさに切った白菜、キクラゲ、たけのこ、ニラを加え、野菜に火が通れば完成。
締めはそうめんがウマい
たっぷり1人前のさば缶麻辣鍋。飲みながらつつくなら2人で食べても満足です。体の芯からポッカポカになりますよ~。
辛さの中に、さばや野菜の旨味をじんわり感じます。激辛好きなら、食べる時にラー油や花椒パウダーを追加して激辛欲を満たしてください。
締めは中華麺も良いのですが、茹でて水気を切っておいたそうめんもオススメ。
さらに本格的に作りたい方は、八角、クコの実、五香粉を加えると薬膳風になります。入れるタイミングは、スープを加える時でOK。どのスパイスも、小袋の使い切りサイズもスーパーで売られていて便利ですよ。
作った人:魚屋三代目
本名・柳田昇(やなぎたのぼる)。神奈川県厚木市で60年以上続く鮮魚店の三代目。父と魚屋を営むかたわら、旬の魚介の簡単な料理や捌き方をブログ『魚屋三代目日記』にて紹介しています。レシピ本などの書籍やテレビなど幅広く活動。62種の魚介の詳しい捌き方と、それらの魚をおいしく食べる100を超えるレシピ、捌き方やおろし方の動画が見られるQRコードも掲載の最新刊『魚屋三代目の魚のおろし方と料理』(エイ出版社)が発売中。2023年4月、新鮮な魚介類を使ったお惣菜店「noboru 魚武商店」もオープン。
- ブログ:魚屋三代目日記
- X:@nsakanaya
- Instagram:@noboru_uotakeshouten
企画協力:フーディストノート
“暮らしを彩るレシピとアイデア”をコンセプトに、
フーディスト®と共創するメディア&コミュニティ。毎日の食卓に大活躍の料理レシピ、食を楽しむアイデアやトレンド、キッチン収納や調理グッズのコラムなど料理・食と暮らしにまつわる情報が満載。
※2025年4月より「レシピブログ」から「フーディストノート」へリニューアルしました
- ウェブサイト:フーディストノート
- X:@sugurecipe
- Instagram:@foodietable.jp