こんにちは! 鮮魚魚武の三代目、料理家の魚屋三代目です。
家でもできるキャンプ飯、取っ手付きアルミ製の飯ごう1つで作って食べるシリーズ。先日は炊き込みご飯をご紹介したので、
今回は麺レシピの「油そば」です。アルミ製の飯ごうは熱伝導もよく、麺を茹でるお湯もすぐ沸きますよ。
使うのは、外での持ち運びにも便利な乾麺と、おなじみのサバ水煮缶。キャンプやバーベキューで作る場合は、トッピングする薬味はあらかじめ家のキッチンで刻み、タレも混ぜて持っていくと、荷物も作る手間も減らせますね。
魚屋三代目の「サバ缶ごろごろ油そば」
【材料】1人前
- サバ水煮缶 1缶(今回は115gの小さ目の缶を使用。普通サイズなら1/2~お好みの量で)
- 中華麺(今回はノンフライの乾麺を使用) 1人分
- ニラ(みじん切り)、青ネギ(みじん切り)、乾燥小海老(お好み焼き用など)、白いりごま お好みの量
- 卵黄 1個分
(A)
- めんつゆ(3倍濃縮)、オイスターソース 各大さじ1
- しょうゆ、酢、顆粒中華スープの素(または顆粒鶏がらスープの素) 各小さじ1/2
- ごま油 小さじ1
- おろしにんにく(チューブタイプ) 1cmくらい
作り方
1. 取っ手付きアルミ製飯ごうでお湯を沸かし、
麺を既定の時間茹でます。
今回は飯ごうに入れやすい棒タイプの乾麺を使いましたが、袋入りのインスタントラーメンを割って使ったり、生麺を使ったり、お好きなものでOKです。
2. 麺を茹でている間に、(A)をよく混ぜ合わせてタレを作っておきます。
3. 麺が茹で上がったら、ザルにあげて流水で洗いヌメリをとって、よく水気を切ります。
4. 麺を茹でた飯ごう(茹で湯はすべて捨てた状態)に、2のタレを加えて、中火でひと煮立ちさせ、
火から外してから、3の麺を加え、
よく混ぜ合わせます。
5. サバ水煮缶のサバの身をひと口大にほぐして入れ、ニラと青ネギ、乾燥小海老も加え、卵黄をのせます。仕上げに白いりごまを散らし、辛いのがお好きな方はラー油(分量外)を回しかけてください。
ラーメンの種類、合わせる具はお好みで
油そばは、タレさえ作っちゃえば超簡単。時間がない時にもパパッと作れるのでおすすめです。具と卵黄、麺をよく混ぜて食べてくださいね。 麺は、キャンプ飯ならではの乾麺を使いましたが、生の中華麺でも構いません。合わせる具もメンマや焼き海苔、かつおぶし、なると、チャーシューなどお好みで。サバ水煮缶の他、オイルサーディンで作っても美味しいですよ。
さらに、激辛好きな方は、タレを作る時に豆板醤や粉唐辛子(一味など)を加えるのもいいですね。豆板醤は塩気があるので、塩辛くなりすぎないよう気をつけてください。
取っ手付きの飯ごうは、ご飯を炊いたり、今回のように茹でたりする以外にも、煮る、焼く、揚げるとまさに万能。メッシュトレイ(金属製のすのこ)を敷けば蒸し料理にも使えます。ガンガン使って、少々へこませてもそれが味、というもの。お気に入りの飯ごうで作るキャンプ飯を、家でも外でもお楽しみください。
作った人:魚屋三代目
本名・柳田昇(やなぎたのぼる)。神奈川県厚木市で60年以上続く鮮魚店の三代目。父と魚屋を営むかたわら、旬の魚介の簡単な料理や捌き方をブログ『魚屋三代目日記』にて紹介しています。レシピ本などの書籍やテレビなど幅広く活動。62種の魚介の詳しい捌き方と、それらの魚をおいしく食べる100を超えるレシピ、捌き方やおろし方の動画が見られるQRコードも掲載の最新刊『魚屋三代目の魚のおろし方と料理』(エイ出版社)が発売中。2023年4月、新鮮な魚介類を使ったお惣菜店「noboru 魚武商店」もオープン。
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