こんにちは! 鮮魚魚武の三代目、料理家の魚屋三代目です。
こう暑いと冷たい麺ばかりになりがち。それも短い時間で茹でられて、お値段的にも買いやすいそうめんが大活躍です。メシ通でも、今年もいろいろなそうめんレシピをご紹介していますね。
今回私がご紹介するのは、うま味のある顆粒の和風だしで作るぶっかけそうめん。和風だしに水やにんにくを合わせて即席の冷たいスープを作り、しらすと薬味を山盛りのせたそうめんにたっぷりかけます。仕上げはオリーブオイルとレモンで冷製パスタ風に。めんつゆ味に飽きた時にもオススメですよ。
ちなみに、今回は「しらす干し」を使いましたが、しらすには他に「釜揚げしらす」や「ちりめんじゃこ」があります。
まず、しらすを大きな釜で茹で上げたものが「釜揚げしらす」。ふっくらとやわらかく、水分量は多めです。そのしらすを天日干し、機械干しにしたのが「しらす干し」で、しらす自体の水分量は釜揚げしらすよりも低くなり、塩味も増します。
さらに乾燥をさせたのが「ちりめんじゃこ」で、水分量はもっと低くなり、塩味もさらに増します。食感や塩分、作る料理に合わせてお好みで選んでみてください。
魚屋三代目の「冷製パスタ風ぶっかけしらすそうめん」
【材料】1人前
- そうめん 100g
- しらす 30g
- 大葉(青じそ) 3枚
- オクラ 2個
- 輪切りレモンスライス 2枚(レモン汁適量をかけてもOK)
- 和風だし(顆粒) 小さじ1
- 水(冷やしておく) 150ml
- しょうゆ 小さじ1/4
- 塩 小さじ1/2
- おろしにんにく 少々(今回は小さじ1/4弱程度。お好みで増量OK)
- オリーブオイル 大さじ1程度
作り方
1. 冷たい水に和風だし、しょうゆ、塩、おろしにんにくを加えて、
よく混ぜ合わせて和風スープを作り、冷蔵庫で冷やしておきます。
2. 鍋にたっぷりの水(分量外)を入れて沸かし、塩揉みをしたオクラを加え2分ほど茹でます。茹でたら冷水で冷まし、輪切りにします。大葉はせん切りにします。
3. オクラを茹でた鍋でそうめんをパッケージの表記通りに茹で、
水で冷やした後流水で締め、しっかり水気を切ります。
4. 深めの器に和風スープを少し残して入れ、
水気を切ったそうめんを盛り付けたら、残りのスープをかけます。
4. オクラとしらすをのせ、大葉とレモンを盛り付けます。
食べる直前にオリーブオイルを回しかけ、よく混ぜてお召し上がりください。
オリーブオイルは、風味のいいエクストラバージンタイプがオススメです。
冷たいだし汁とオリーブオイルが合う!
しらすと冷たいだし汁のうま味と塩味に、コクと独特のほのかな苦みがあるオリーブオイルがよくなじみます! レモンの酸味、大葉の香りとオクラの食感も心地よくて、暑い日でもそうめんをスルスル食べられますよ。
辛いのがお好きなら、一味唐辛子や七味唐辛子、輪切り赤唐辛子などを加えてください。ホットソースをふりかければ辛さの他に酸味も強くなるので、また違った味わいが楽しめます。
薬味は、今回は大葉とオクラを使いましたが、ミョウガやかいわれ大根、せん切りのきゅうりなどをプラスしてもいいですね。バジルやルッコラを加えるとさらにイタリアンなそうめんになりますよ。
スープのベースは和風だしを水で溶くだけ。とっても簡単でおいしく食べられるので、お好きなアレンジで作ってみてください。
作った人:魚屋三代目
本名・柳田昇(やなぎたのぼる)。神奈川県厚木市で60年以上続く鮮魚店の三代目。父と魚屋を営むかたわら、旬の魚介の簡単な料理や捌き方をブログ『魚屋三代目日記』にて紹介しています。レシピ本などの書籍やテレビなど幅広く活動。62種の魚介の詳しい捌き方と、それらの魚をおいしく食べる100を超えるレシピ、捌き方やおろし方の動画が見られるQRコードも掲載の最新刊『魚屋三代目の魚のおろし方と料理』(エイ出版社)が発売中。2023年4月、新鮮な魚介類を使ったお惣菜店「noboru 魚武商店」もオープン。
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