虎ノ門の名店「そば処 大吉田」の巨大かき揚げをツマミに飲むと楽しすぎた

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ビビるぐらいに大きいかき揚げで有名

こんにちは! 東京ソバット団のソバット本橋です。突然ですが皆さん、ビビるぐらいに大きいかき揚げで有名な、虎ノ門の「そば処 大吉田」はご存じですか?

 

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大吉田」という品名なんですが、この巨大さで590円。

そばもツユもかなりイケていて、朝も昼もにぎわっているんですが、今日はあえて、この「大吉田」は紹介しません。どういうことかというと、実は「そば処 大吉田」は夜のちょい飲み営業もやっていて、こっちもかなりいい感じなんですよ。

 

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やってきたのは11月の某日。そして夜の虎ノ門に呼び出したのは、東京ソバット団の団員3号であるケビンさん。

 

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ひとりで飲むのがちと寂しかったというのもあるんですが、実はもうひとつ理由がありましてね。それがこのズラッと並んだつまみメニュー。

 

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迷っちゃうのと、1人じゃあれこれ食べられないので、ケビンさんを招集したというわけなんです。

そう、夜の「そば処 大吉田」の特徴は、つまみがとにかく豊富なこと。「そば屋さんが夜もやっています」というレベルではなく、そのへんの立ち飲み屋さんには負けない充実っぷりなのです。

 

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さてさて、2人であれこれ悩みながら、まずは飲み物を注文。これもビールに日本酒、ホッピーに本格焼酎といろいろあるんですが、その中から選んだのが、大吉田ハイボール(380円)。

 

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ウィスキーにリンゴ酢を足したハイボールなんですが、これが適度な酸味が塩梅よくて、なにより花月のソーダを使っているのでシュワシュワ具合も最高。

 

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出だしからいい気分ですよ。まずは乾杯!

 

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さて、つまみですが、せっかくそば店で飲むんだからそれっぽいものでいきましょう、ということで頼んだのが「そば刺し」(280円)。

 

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切る前の板状のそばを食べやすく切り分けてゆでたもの。これがチュルンとした食感で、かむとそばの香りが広がってなかなかうまいんですよ。

 

ちなみに切る前のそばがこちら。

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ちなみにこれを見せてくれたのが「そば処 大吉田」の雲晴さん。

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この日もいろいろとお世話していただいたんですが、メニュー選びも雲晴さんにおまかせしちゃいましょうか。雲晴さん、よろしくお願いします!

というわけで雲晴さんのおすすめが、そば屋の湯豆腐(250円)。いったいどのへんが「そば屋」なのかというと……。

 

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はい、豆腐がそばつゆで煮込まれているんですね。ダシ香るそばつゆを吸った豆腐が、なんともいい味わいで、体もポカポカ温まる。上に乗った春菊がまた、いいアシストをしてくれるんですよ。これは冬には欠かせません。

 

そしてお次はニラ玉(280円)。

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ちょっと見慣れないルックスですが、「大吉田」のニラ玉は、豚肉、玉ねぎ、にらをカツ丼用のたれで煮てから玉子でとじたもの。

ニラ玉と言うよりは、他人丼のアタマといった感じかしら。甘くてトロトロで、ハイボールが進んじゃいます!

 

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さてさて、もっといろいろ頼みたいところですが、お腹に余裕のあるうちにそばで締めるとしますか。だってですよ、ここは「大吉田」で有名な「そば処 大吉田」なんですから、最後はやっぱり「大吉田」を食べておきたいじゃないですか。

ただし、今日食べるのは、「大吉田」ではなく夜限定の「大吉田」です!

 

かき揚げへのこだわりがスゴイ

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そう、「そば処 大吉田」では夜限定で3種の大吉田(680円)が食べられるんですよ。レッドは紅生姜、グリーンは青のりが入り、ホワイトはプレーンな夜の「大吉田」。3種類全部いきたいところですが、私たち2人ともいいトシなので、とりあえずレッドのみでいってみました。

 

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ちなみに「大吉田レッド」ですが、大きさはもちろん昼間の「大吉田」と同じ。揚げている雲晴さんの顔を比べれば、そのサイズが分かるでしょう。

 

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そんな巨大な「大吉田レッド」ですが、ちゃんと4つに切ってくれるので、食べにくいってことはないんです。さて、揚げたてアツアツの「大吉田レッド」で残ったハイボールを飲みつつ、そばもいっちゃましょう。

 

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玉ねぎ春菊イカエビ人参ゲソに紅生姜。

それらがサクサク衣をまとって、口の中で大活躍ですよ。いや~、かき揚げってやっぱうまいですよね。これ考え出した人は、本当に偉い。かき揚げと喉越しの良いそばを交互に食べて、あっという間に完食です。

 

限定メニューの「黒ごまそば」も絶品

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さて、いかに「大吉田レッド」とはいえ、2人で食べたわけですから、ちょっと足りない。そんなわけでもう一杯、限定メニューの「黒ごまそば」(550円)もいっちゃいましょうか。

ごまダレのそばといえば、白ごまを使うことが多いんですが、こちらは黒ごま。香ばしい香りが食欲をそそります。

 

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濃厚ながらもしつこくないツユは、ゴクゴクいけちゃう。

こりゃもうほとんど健康飲料ですね。細めのそばに絡みまくって、最高です。素揚げのごぼうもパリパリといい食感だし、かき揚げもいいけど、これもなかなか。

ただ、「黒ごまそば」は11月で終わってしまったんですよ。夜の限定そばはいろいろ変わるので、それを楽しみに行くのもいいですね。

 

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さてさて、ちょい飲みどころか、しっかり飲んで食べちゃったわけですが、これ以外にも夜の「そば処 大吉田」は、オニオンスライスにちくわの磯辺揚げやいぶりがっこチーズなど、飲兵衛心をくすぐるメニューがたくさん。

さっきの「そば屋の湯豆腐」で日本酒もやりたいし、また来なくちゃ! 

ちなみに夜はそばだけの注文でも、オーケーですよ!

 

お店情報

そば処 大吉田

住所:東京都港区西新橋1-9-8 南佐久間ビル1F
電話番号:03-6206-1660
営業時間:月曜日~金曜日 7:00~16:00 17:00~23:30、土曜日 7:00~14:00
定休日:日曜日・祝日

 

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書いた人:本橋隆司

本橋隆司

フリーランスの編集、ライターとしてウェブや雑誌などで仕事中。近著は『東京立ち食いそばジャーニー』『立ち食いそば大図鑑』(ともにスタンダーズプレス)そばであればだいたい好き。


撮った人:安藤青太

安藤青太

カメラマン、書籍制作。グラビア系から食べ物系まで何でも撮るカメラマン。本橋とは『立ち食いそば図鑑 東京編』『立ち食いそば図鑑 ディープ東京編』を制作。その他『檀蜜DVD色情遊戯2』『相撲部屋の幸せな猫たち』『東京の、すごい旅館』など。好きな立ち食いそばはコロッケそば。

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