【パリッコ】エスニック業界にプライス革命が!? 衝撃の大衆的インド・ネパール料理店「タラキッチン」【東中野】

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エスニック店が気付きはじめている!

こんにちは、パリッコです。今回も調査という名の飲み歩き活動にいそしんでいきたいと思います。

 

実は最近、外食業界の動きの中で個人的にひとつ、気になっていることがあるんですよ。

それは、

 

“エスニック系のお店はお酒が高い”問題に、本人たちが気付きはじめたんじゃないか?

 

ということ。

 

すいません、唐突すぎて意味がわかりませんよね? もう少し詳しく説明しましょう。

 

タイ料理、インド料理、ネパール料理などをはじめとする、いわゆる「エスニック」のお店、今や日本中にあってどこも大評判ですよね。和食にはないスパイスの刺激と発汗作用も心地良く、なんだか健康や美容にも良さそうで、僕も大好物です。

ところが、そういったお店って意外とお酒が高かったりして、まぁ高いといっても高級なバーほどではないんですが、いわゆる「大衆酒場」的な感覚からすると全体的に2300円くらい高いようなイメージで、気軽に寄ってちょっと一杯飲むには向いていなかったりします。

赤提灯のお店なら、おつまみ何品かとお酒を何杯か飲み、ほろ酔いになって2,000円。対してエスニックだと、がっつりとした主食級のメニューひとつと、ビール12杯でそのくらいいっちゃいがちです。

 

いや、それはそれでいいんですよ。時と場合によって使い分ければ。

ただもし「大衆酒場感覚で気軽に一杯やれるインド料理店」なんかが近所にあったらうれしいな、とは思いません?

イタリアンなら「サイゼリヤ」がある。

中華料理なら「バーミヤン」がある。

そんなノリで、各種エスニックに特化した(あと今日は関係ないけど、沖縄料理も!)激安チェーンができてくれないかな? これは、僕の数年来の願いでもありました。

 

そんな中、ここ12年でしょうか。

ちらほらと、軽めのおつまみに力を入れたり、お酒の値段を大衆酒場価格にまで引き下げているエスニックのお店を見る機会が増えてきた気がするんです。

 

例えば、僕の家の近所だけを見て回っても、

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ほら下がってる!

 

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こっちも安い! 種類もすごい!

 

これ、気付きはじめてますよね、完全に。

 

日本以外のアジア諸国って、実はそれほどご飯時にお酒を飲む文化が根強くないなんて話も聞いたことあります。なのでこれまでは店主のみなさんも、なんとなく先人に習って妥当な値段をつけていた。

ところが近年になり、日本でお店をやられている方々が、

 

「日本人、どんな料理の時でもウーロンハイをがぶがぶ飲むのが好きらしいぞ!」

「日本の居酒屋、うちらより全然安くお酒出してるみたいだぞ!」

 

なんてことを同時多発的に気付きだしたんだと、僕は勝手に思ってます。

そしてもうひとつ重要なポイントが……。

 

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本気出すと強い!

 

生ビールもハイボールもウーロンハイも250円で飲める居酒屋って、探してもなかなか見つからないですよ!

 

……すみません、前置きが長くなりました。

実際のところはわかりませんが、今回は僕が勝手に「そのような事実は確実にある」と仮定して、そんな「気付いてしまったエススニック店」の象徴のようなお店をご紹介したいと思います。

 

 生ビールが299円の衝撃プライス

場所はJR中央線「東中野」駅の西口。

「東中野ギンザ通り」という商店街を数分歩いたところにあります。

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「タラキッチン」

 

看板が出ていますね。

この建物の2階です。

 

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「本格インドカレーとおいしい無国籍料理」

 

この「無国籍料理」の部分が、いくらなんでも無国籍にもほどがあって衝撃的すぎるんですが、それについては追って。

まずはお店に入りましょう。

 

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それにしても天気いいな~。

 

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店内はこんな様子。

 

こじんまりとして、清潔で、とても落ち着く空間です。

 

さぁ、今日も暑かったし、なにはともあれビールが飲みたい!

えーと、生、生……。

 

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安っ!

 

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イェ~!

 

というわけで生ビール(299円)が、キンキンに冷えたでっかいジョッキで到着です!

隣に写っているのはサービスの「パパド」という、南アジアでよく食べられているおせんべいのようなもの。

豆で作ったえびせんって感じで、パリパリと香ばしく適度に口の水分を奪い、流し込むビールとの相性バッチリ。

 

ひと段落して店内を見回すと、

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怒涛の情報量!

 

エスニック系一品料理から、インドカレー各種、さらには「山いもガーリックバター焼き」なんてものまで、いったん頭の中を整理しないと冷静に選べないほど大量のメニューが、所狭しと貼られています。

この感じがすでにエスニックのお店としては珍しいですよね。

 

ちなみにここらでお店の基本情報をご紹介しますと「タラキッチン」はネパール出身のタラさんが、2011年にオープンしたお店で、ここ東中野と江戸川区の瑞江の2店舗があります。

スタッフもみなさんインドやネパールのご出身で、本格的なインド、ネパール料理が味わえる他、日本のお客さんのニーズに合わせて料理やお酒の種類を増やし、価格をチューニングしていった結果、現在のスタイルに至ったそうです。

 

定番タンドリーチキンも299円也!

それではいろいろと頼んでみましょう!

まずはやっぱり、

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本格炭焼タンドリー

 

これは外せないでしょう。

それにしても安い! というかここ、何もかもが安くて、しつこくなるので今後はいちいち驚かないようにしますね。

 

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▲タンドリーチキン(299円)

 

食べ応えのある骨付きチキンが2ピース。

スパイシーで食欲をそそる風味が最高で、ビールに合いすぎる~!

下に敷かれたたっぷりの野菜にもタンドリー味がうつってうまいです。

とてもこの値段とは信じられない充実の一品ですね。

 

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▲揚げ物コーナー

 

「パコラ」というインド風天ぷらの他、普通にポテトフライや軟骨揚げがあるのが和むんですよね。

 

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▲カプシウムパコラ(490円)

 

唐辛子の天ぷらということで、どんだけ辛いんだと覚悟して望んだんですが、辛味はほとんどなく、いわゆる甘唐辛子を揚げたものですね。

ほんのり塩味のついたスパイシーな衣に、肉厚の唐辛子。

揚げ加減絶妙、ボリュームもたっぷりで、ものすご~くうまいです!

 

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お酒を追加したいな、と……安っ!

 

すみません、さっきいちいち驚かないと約束したんですが思わずびっくりしてしまいました。

お酒とソフトドリンクが同じ値段ってのもすごいですね。

 

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▲レモンサワー(290円)

 

レモンサワーとインド料理、合うな~!

そりゃあアジア各国のご当地ビールも大好きですが、こういう普通のサワーをエスニック料理と合わせられるのが楽しいんですよね。

 

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▲モモスープ(599円)

 

ネパールの蒸し餃子「モモ」。

オーソドックスなのが6399円で、今回はトマトベースのスープに入った、いわゆる「スープ餃子」を頼んでみました。

 

トマトの酸味とかなりの辛味、そしてモモをかみ締めるとジュワッと広がる肉汁が、多層的ハーモニーを奏でます。

餃子の風味と辛味のせいか、どこか中華の四川料理的にも通じる爽快さ。

 

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▲ジャスミンハイ(290円)

 

ジャスミンってのがちょっとアジアっぽいかなと選んでみると、これまた大正解! まぁ、なんでも正解なんですけどね。

 

ナントさっぱり和風メニューも!

さらにメニューを見ていきましょうか。

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アヒージョにガーリックトースト、マグロアボカド!

 

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豚の角煮に……た、たぬき豆腐!?

 

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ひえ~、モロキューや枝豆、長芋の千切りまで……。

 

先ほど「いくらなんでも無国籍にもほどがある」と言いましたが、こういうことなんです。

本格的なインドやネパール料理を堪能しつつ、箸休め的に長芋の千切りを食べられる。

こんなお店そうそうないっすよね!

 

というわけでここらで、

 

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▲長芋さっぱり(299円)

 

を。

とことん和風の味付けになんだかちょっと笑ってしまいますが、刺激的な料理の合間にうれしい一皿。

 

ところでこちらの店員さん、みなさんすごくいい人で、定期的に各テーブルを回っては「大丈夫ですか? お口に合いますか?」なんて声をかけてくれます。

「何か頼んでくれ」みたいな押し付けがましい感じでないことは、その笑顔を見れば一目瞭然なので、ちょこちょこと「美味しいです!」と伝えられることがこちらもうれしかったり。

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そんな人の良さはメニューの絵にも表れている

 

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この氷の表現好きです。

 

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心の美しい人にしか描けない「手羽餃子」。

 

 

シメは肉ゴロゴロのカレー&チーズナン

さて、そろそろお腹もふくれてきました。

最後はもちろん、インドカレーをいただいてシメにしたいと思います。

 

メニューは豊富で、ランチ時にはナンと2種類のカレーが付いて790円なんていうお得なセットもあり。

僕はどうしても「チーズナン」が食べたかったので、単品で頼むことにします。

「チキンカレー」「マトンカレー」「シーフードカレー」「野菜カレー」「ポークカレー」各ジャンルの中でさらに数種類ずつに分かれていて、品数膨大。

今日はそんな中から、

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▲マトンマサラ(599円)

 

をチョイス。

 

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お肉ゴロゴロ!

 

絶妙に羊肉の風味を感じますが臭みはなく、各種スパイスが生み出す複雑な味わいが、ここにきてまだ食欲を加速させます!

 

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▲チーズナン(500円)

 

普通のナン(超巨大!)の290円に対してなかなかの高級品ですが、これがまたたまらないんですよ。

そのままでプレーンなピザ的に味わえるこのチーズナンを「アチッ! アチッ!」なんて言いながらちぎって、カレーに付けて食べるあの至福感……

思い出しただけで幸せになれますね。

 

ネパール焼酎&スイーツも大満足

ちなみに、

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お酒を追加しようと選んでみたのは、

 

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ネパールのだったんそば焼酎「そむらす」

 

シングルのロック(350円)。

 

ネパールで作られたそば焼酎なんて珍しいですが、全く違和感なく焼酎ですね。

うまい!

 

で、本当に最後に、今日は取材ということもあり、せっかくなので普段は頼まないデザートも頼んでみようと思います。

だって、インドのスイーツなんて珍しいじゃないですか?

と、よくわからずに選んでみたのが、

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▲ラスマライ(290円)

 

「自家製パニール(チーズ)と牛乳の甘いデザート」と説明がありますね。

もちろん初めて食べるものです。

 

どれどれ、とスプーンを入れてみると、

 

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え!?

 

アイスクリームかシャーベットみたいなもんかと思ったらこれ、スポンジケーキの生地みたいな感じの何かです。

一口食べてみると……

「ぅ甘~い! あ、甘すぎる!!」

 

こんな甘いもん初めて食べたってレベルで甘いです!

これひとつで一カ月分の糖分が取れた気がします。

文化やお国柄の違いなんでしょうね。

僕にはちょっと甘すぎましたが、そば焼酎と交互に頂くと不思議とマッチして、最後まで食べきることができました。

激甘党の方はぜひ試してみてくださいね。

 

 

以上、衝撃の大衆的インド・ネパール料理店「タラキッチン」のご紹介でした。

冒頭でも書いたような飲食業界の流れは、僕にとってはうれしい限り。

ただしもちろん価格を安くするには企業努力が必要なわけで、好きなお店にはせっせと足を運んで、良いサービスのお返しを少しでもできればと思ったりしました。

 

ごちそうさまでした~!

 

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▲タラさんはネパールに里帰り中だったので、スタッフの方と

 

お店情報

タラキッチン

住所:東京都中野区東中野3-16-8 2F
電話番号:03-5330-5299
営業時間:11:00~23:00(LO 22:30)

定休日:無休

※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

 

書いた人:パリッコ

パリッコ

DJ/トラックメイカー/漫画家/居酒屋ライター/他。FUNKY DANCE MUSIC LABEL「LBT」代表。酒好きが高じ、雑誌、Webなどの媒体で居酒屋に関する記事を多数執筆中。

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第12回:うなぎ通ならわさびで食すのも粋! 大塚うなぎ「宮川」八馬玲奈若女将

担当のM氏が「うなぎのうんちくを教えてくれる美人女将はいませんかねぇ」と聞いてきた。ほう、うなぎか。そりゃ、いいや。うなぎで一杯やりたいね。そこで、うなぎジャーナリストの山室賢司さんに東京23区内で、美人女将がいるうなぎ屋さんを聞いてみた。で、教えてくれたのは、大塚にある「宮川」さんだ。

というわけで、大塚駅。

JR山手線の大塚駅もあるけれど、こちらは都電荒川線の大塚駅前。

 

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実は、M氏が取材依頼をしたのは、土用の丑の日の少し前。さすがにこの時期はかなりお忙しいとのことで、取材は8月になってからとなった。というわけで、8月の炎天下を歩いて、お店へ。

 

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駅前の大きなパチンコ屋さんの裏手にそのお店はあるよ。

 

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はい、ここの看板が出ているところを曲がるとお店がありますよ。

 

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女将さんがこの猛暑のなか、立って出迎えてくれた。

おお、とっても美人な女将さんじゃないですか!

「予約をいただいていた3名様ですね」と女将。若女将の案内で和室に通される。

 

なぜ都内には“宮川”という店名のうなぎ屋さんが多いのか?

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まずはこの企画、いつも女将さんと最初に乾杯させていただいているんですが、たとえばお客さんが「女将にお酒をおごりたい」というのはアリなんですか? と聞いてみた。

「もちろん大丈夫ですよ」と若女将。

それでは、女将さんと乾杯したいのですが、なにがよろしいでしょうか。

「それじゃ、ビールですかね」

じゃ、瓶ビールをお願いします!

 

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なんだかうれしいな。ビールを注ぐ若女将の所作もなかなか美しい。

それでは、カンパーイ!

 

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さすが若女将、飲みっぷりがいいですね。そして、「たくさん撮るんですね」とカメラマンのシャッター音に驚いている。

 

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ところで、さっそくうかがいたいのですが、やはりうなぎの通といわれる方って、土用の丑の日には必ずいらっしゃるんですか。

「いえ、むしろ逆ですね。土用の丑の日にいらっしゃる方は年にこの日しかうなぎを食べないという方が多くて、お好きでよく召し上がられる方は、この日は避けられますね」

へえ、そうだったんだ。知らなかった。その理由は、あとからわかるよ。

 

若女将と大女将が運んできてくれたのは「月懐石」5,250円)というコース料理。

これは最初に出される前菜盛り合わせだ。ちなみに前菜を運んできてくれた大女将もかなりの美人であった。

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前菜の盛り合わせの内容について若女将に聞いてみた。

「左上のオレンジ色のものが『パプリカのムース』。その隣の五角形の器に入っているのが、『養老豆腐』といって、山芋を細かく刻んで、豆腐の形にしたものです。シャリシャリした独特の食感があります。

どれも手が込んでいて、繊細な味わいですね!

「モミジの横にあるのが、鴨のハムで、その隣が穴子寿司、そこにたてかけられているのが茗荷の酢漬け。その下にあるのが、姫サザエの醤油煮となります。その隣はお麩を茄子の形に模したもので、ほのかに柚子で味がつけてあります。その隣がタタミイワシとチーズの炙りになります」

 

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いろいろな味と種類を楽しめて、最高に美味い。

あー、こういうのいただいていると日本酒が欲しくなりますね」と編集担当M氏の方を見る。M氏、僕と目を合わせないようにして前菜を食べている。

 

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「さきほどのうんちくではありませんが、うなぎがお好きな方というのは、ビールよりも日本酒を召し上がられる方が多いですね。もともと大塚という土地柄、日本酒を出すお店も多いですしね」

あー、大塚って、昔は花街でしたものね。

「今でも数は少ないのですが、芸者さんがおりまして、ウチでもお呼びすることができるんですよ」

なるほど、単にうなぎを食べるというだけではなく、エンターテインメントとしても楽しめるってことなんだね。

 

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「手元のメニューを見ると、『夏季限定 冷酒特別メニュー』っていうのがありますね」と少し大きめの声で言ってみる。

M氏は聞こえないふりをして黙々と前菜盛り合わせを片付けている。

ところで、若女将、都内には「宮川」を名乗るうなぎ屋さんが多いですよね?

「ああ、それはよく言われますね。うちは、創業が明治40年(1907年)なんですよ。場所は大塚なんですが、ここではないんですけどね。東京にある宮川の総本山ともいえるのが、築地にある宮川本廛(みやがわほんてん)さんで、こちらの創業が明治26年(1893年)で、うちの初代は築地の宮川で修行した暖簾分け一号店だったんです」

えっ、じゃあ、数ある宮川の中でもこちらは、老舗中の老舗なんだ。これもうんちくのひとつになるね。しかし、なんでこんなに宮川が都内には多いんですかね。

「宮川本廛から暖簾分けしたお店が10店舗ほどありまして、そこからさらに暖簾分けしたお店がありますんで、それで増えたというのが理由のひとつですね。あと、これは聞いた話なんですが、バブルの時期に『宮川』という名前をつければ、お客さんが来るということで、暖簾分けではないお店もたくさん出来たらしんですね」

あー、なるほど、たしかに、バブルの頃、やたらと「宮川」ってうなぎ屋さんがあったね。

 

「通っぽく振る舞える注文の仕方」を教えましょう

M氏が「ところで、うなぎ屋さんでの注文の仕方で通っぽく振る舞える方法ってありますか」聞く。

おっ、いい質問だ。

「今の時期ですと(取材時は8月)、うなぎだけ注文するお客さんが多いのですが、注文を受けてからうなぎを蒸しますので、30分前後、お時間がかかるんですね。ですから、お酒などをいただきながら、なにかおつまみを食べていただくと、ちょうどいい頃にうなぎがお出し出来ますね」

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僕は「うざく」が好きですね。

「いいですよね、大人っぽいイメージです。もともと『うざく』は三重県の郷土料理なんですね。名前の通りざくざくというきゅうりの食感と柔らかい鰻を酢の物にした料理なんです。私はメニューに”大人の郷土料理”って書き添えているんですよ」

あー、なるほど、これもうんちくのひとつですね。

「あと、肝焼きなども人気なんですが、一本の肝焼きに対して八本の鰻の肝を使っているんですね。ですから、数に限りがありますのでご予約をおすすめします」

なるほど、肝焼きは予約しておくのが通ですね。

 

「私の主人は四代目なんですが、うなぎだけではなく、割烹の修行もしてまして、いろいろなお料理をご用意しております。お刺身や天ぷらなどもお出しできるのですが、その時期の旬のものを召し上がられる方は通だなって思いますね」

なるほど、旬のものね。和食は奥が深いね。

ちなみに若女将は東京都内の出身だそうだ。ご主人が大塚宮川の三代目の長男ということで、結婚して女将の道を選んだのだという。

 

「ところで、うちのうな重はご飯が多めなんですよ。お茶碗の1.5杯分あるんですけど、どうしましょう」と女将。

「多ければそのほうがいいですね!」とM氏。さらにカメラマンの沼田氏は「通常の量で」と注文。僕は「少なめで」とお願いした。これはありがたい、最近はうな重を食べて、ご飯を残すこともあるからだ。やはり残したくはないからね。

 

うな重をワンランクおいしくさせる裏ワザ

ってことで、やってきましたぜ、うな重。やっぱり、このふたを開ける瞬間がわくわくするね。

というわけで、オープン・ザ・うな重!

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ほら、こんなんでました。さっそくいただきます。

 

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ところで、山椒は最初からかけちゃってもいいんですか?

「そうですね、お好みですね。お客さんによっては、いったん山椒をかけられて、再びふたを閉めて、蒸らす方もいらっしゃいますね」

それって通っぽいですね。さっそくやってみよう。

 

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まず、まんべんなく山椒をかける!

 

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そして、再びふたをする。

 

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しばらく待ってみたら、フタに手をあててみましょう。そこでふたが温まっていたらOK

 

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あー、よくなじむんだね。これはうまいね。

「さらにもうひとつ美味しい食べ方があるんですよ。それは、本わさびをうなぎにのせることなんです」

えっ、白焼きにわさびっていうのが一般的だけど、うな重にも?

「やってみます?」

もちろん!」(一同声を揃えて)

 

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ジャーン! 本わさびと鮫皮おろし~!

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うわぁー、香りがいいですね。

 

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このおろしたてのわさびを、オン・ザ・うなぎ!

 

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うぁー、初めて食べたけれど、おいしいですねぇ。

「この食べ方が一番だとおっしゃっている方がけっこういらっしゃいますよ」

へえ、こちらではお願いすればわさびをおろしてもらえるんですか?

「うちのうな重は1,900円から4,400円です。そのほかに今回の月懐石にはない特別なうなぎで、『共水(きょうすい)うなぎ重』というのがありまして、そちらが5,500円なんですけど、こちらですといっしょにわさびはお出ししています。ですから、注文していただければ、いつでもご用意できますよ」

ちなみに「共水」というのは会社の名前で、日本で初めて養殖うなぎでブランド化に成功したうなぎだそう。自然豊かな環境で、通常の2倍以上の月日をかけて育てているんだって。なんだかおいしそうだね。

「この本わさびは注文して残ってしまったら、お持ち帰りもできますので」

 

うなぎ通が「土用の丑を避ける理由」とは?

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そして、肝吸いもオープン!

 

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肝がぷりぷりでおいしいですねぇ。

ホント、おいしい肝吸いです。

 

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「見た目ではわかりづらいのですが、うちはうなぎをさばいたその肝を使っているんですが、お店によっては肝だけは別に発注していて、冷凍ものを使っている場合があるんですよ」

たしかに、ちょっと水っぽい肝に出会うこともあるよね。あれは冷凍なんだろうか。

いやいや、それにしてもふっくらして、香ばしいうなぎですね。

あっという間に平らげてしまいました。

「うなぎって1匹につきだいたい100本くらいの小骨があるんですね。うちは小さいお子さんにも食べていただけるようにと、小骨を全部抜いているんですよ」

うわわ、すごい手間ひまをかけているんですね。そりゃ美味しいわけだ。丑の日なんかは、ものすごく混むんでしょう?

 

「お客さんの中には女将と話しに来る方、ゆっくりと空間を楽しみたい方、うなぎやお酒を楽しみたい方などさまざまです。ただ常連の皆さんは、ゆっくりと過ごしたいという思いがあるためか、丑の日は敢えて避けていらっしゃいますね」

あ、なるほど、通の人が土用の丑の日は避けるというのはそういうことなんですね。

「そうですね、スタッフもバタバタしておりますしね」

ここで、僕もうんちくを披露。

それに、うなぎの旬は冬ですものね?

「そうですね。天然はそうですけど」

あー、そうか。養殖の場合は関係ないのか。恥ずかしい!

 

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うな重を完食。自分にはご飯少なめがちょうどいいくらいだった。ご飯多めでお願いしていたM氏も「僕もちょうどいい量でした」とのこと。

 

関西と関東の違いを押さえておきましょう

たぶん、うなぎうんちくの中でもよく聞く、関西と関東の違いっていうのを詳しく教えていただけますか?

関西は割き方が腹開きで、割いてからすぐに地焼きします。そのため、余計な油は焼いてる内に落ちてカリッとした仕上がりになるのが特徴ですね。由来としては、商人の町である大阪で『腹を割って話そう』というところからきてるそうです」

おお、腹を割って話そうから、腹開きですかぁ。

関東は背開きで、割いた後は一度蒸し器に入れてから焼き上げます。ちなみに当店では一度蒸して骨抜きしたあとで、さらに蒸し器に入れて焼き上げます。関東は食感としてはカリッよりはフワッとした仕上がりが特徴です。ちなみに関東では腹開きは切腹を意味するようで良くないとし、背開きになったそうです」

なるほど、関東は武士の町だからってことなんでしょうか。

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そして、食後に再びおしぼりを渡される。ああ、うれしいサービスだね。最初は冷たいおしぼりで、食後はあったかいおしぼり。気が利いているなぁ。

 

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そして、食後のデザートはオレンジ!

 

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さっぱりしておいしい。なんだかしまる感じがするね。

「うなぎってミネラルなどいろいろな栄養があって、ほぼすべての栄養素が入っているんですが、ビタミンCだけが入ってないそうなんですよ。だからうなぎ屋さんのデザートには果物が多いそうです」

おお、最後まで使えるうんちくありがとうございます。しかし、それを聞くと、よりいっそうオレンジが美味しく感じられるから不思議!

ところで、若女将はうなぎがお好きなんですか?

「いえ、それが大嫌いだったんですよ」

一同「えーっ」

「ウチの主人とデートのときは、いつもうなぎ屋さんに連れて行かれて、内心ではどうしましょうって感じったんですけど、おいしいお店が多くて、だんだん大丈夫になったんですよ」

へえ。でもまだ、大丈夫ってレベルなんですね。

「それが、もう一度食べたいってうなぎに出会ったんです。それが、さきほどの共水うなぎだったんですね。それで私、SNSなんかにも『うなぎ嫌いが夢中になるうなぎ』って説明しているんですよ」

そりゃわかりやすいね。

 

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それじゃ、若女将、またきますね。今度は共水うなぎを食べにきますよ。

 

美人ママFile #012

大塚 うなぎ宮川 八馬玲奈さん

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お店のモットーを教えてください。

「より安全安心で、よりお客さんに喜んで頂ける空間と料理を提供することで、うなぎ業界の発展と繁栄に貢献します。お子さん連れでも歓迎致します!」

ママさんの好きな男性のタイプは?

「職人タイプ……ですかね(笑)」

自分の性格をひとことで言うと?

「負けず嫌いです!」

いちばんの得意料理はなんですか?

「カレーライスとか、肉じゃがでしょうか」

どんな言葉で口説かれたらドキッとしますか?

「『頑張ってるね』って言われたらドキッとしますね」

『メシ通』の読者にひとことお願いします!

「最高の共水うなぎをぜひ味わいに、ぜひいらしてください!」

 

お店情報

大塚うなぎ 宮川

住所: 東京都豊島区南大塚1-53-5
電話:03 3945 1313

営業時間:()11301400 、(夜) 17002100
定休日:日曜日、祝・祭日

www.facebook.com

※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

 

写真:沼田学

 

書いた人:下関マグロ

下関マグロ

1958年生まれ。山口県出身。出版社、編集プロダクションを経てフリーライターへ。『東京アンダーグラウンドパーティー』(二見書房)、『歩考力』(ナショナル出版)『まな板の上のマグロ』(幻冬舎)など著書多数。

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泣け、昭和世代! 成分の半分(以上)は優しさでできている。洋食食堂「ますや」【四条烏丸】

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昭和生まれ昭和育ち、昭和そうなヤツはだいたい友達。メシ通レポーターのナガオヨウコです。本日のレポは、昭和48年から続く京都の洋食食堂「ますや」です。

 

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地下鉄四条駅なら5番出口から徒歩8分。

 

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地下鉄五条駅からも近いです。1番出口から徒歩10分。

 

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烏丸通りと松原通りの交差点を東へ。

 

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京都の方なら「高倉通り松原上ル」で通じますでしょうか。

 

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一方通行×一方通行の小さな交差点近くにある「ますや」。

昭和48年の創業時からまったく改装していないそうで、懐かしいたたずまい。

 

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このあたりだけ時間が止まってます。

 

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オムライスは単品でなんと486円です。

 

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ガラスケースも、料理サンプルも43年前のまま。

昭和生まれのみなさま、懐かしさのあまり泣いてしまってもかまいませんよ。 

 

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店内はカウンター7席のみ。カメラを思い切り引いてなるべく全景をとらえてみましたが、これが限界。見たまんまです。

 

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店内のメニュー表の本体は、43年前の開店当時のものです。

現在はさすがに価格は変更してありますが、当時はカレーライス250円だったそう。現在は486円。※こちらのメニュー表は税別です。

 

この安さで、ほぼ100%手作り

「ますや」の一番のポイントは、ほぼ手作りということ。ハンバーグも、デミグラスソースも、海老フライも、だし巻きも手作りです。

料理の半分、いや8割は優しさでできている、といっても過言ではありません。

 

手作りでないのは、足の早いタルタルソース、ハム、お漬け物くらいです。

お店を切り盛りしているのは60代の大将と奥さまのお二人。写真NGということでご登場いただけませんでしたが、大将も奥さまも穏やかで優しい方。

「料理には人柄が出る」と言われますが、まさにその通りだと言えます。

 

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メニューの豊富さも、大将の「お客さんに喜んでほしい」という真心のあらわれ。写真のメニュー以外に、フライものの単品もありますよ。

 

そして、とっても安い値段で提供されています。

 

「洋食=憧れ」であった昭和時代に「洋食を気軽に食べてほしい」とスタートしたポリシーが、今でも生きてるのです。

 

ただし、大将は「安っ!!」と言われるのがお嫌いだそうです。「ほめられるなら、安さではなく味の方がうれしい」とおっしゃっているので、美味しいと感じたならぜひお声かけしてください。

 

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▲ランチB(756円)

一番好評のメニューをお出しいただきました。懐かしい銀アルミ皿で登場です。いただきまーす!

 

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海老フライ/ハンバーグ/ポークピカタ/スパゲティナポリタン/ハム/マカロニサラダ/キャベツの千切りサラダ/うさぎリンゴが付きます。

 

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手ごねハンバーグはちょい固めで、お肉の美味しさがぎゅっ〜と感じられます。何でもかんでも「ふわふわがエライ」と思っている現代人は、これを食べてさっきまでの自分を反省してください。

 

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ポークピカタも、もちろん手作り。 じゅわ〜。

 

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優しい、優しいよ! 美味しいよ!!

 

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海老フライは、約13cmとしっかりでかい。

 

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衣よりも中身が多い海老フライ。食べかけですみません。

 

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しっぽ付近まで海老が詰まっていました。またしても食べかけですみません。

でもどーしてもこのうれしさを伝えたかったの。

 

わたくし常々「死ぬ間際に食べたいものは、鯖寿司」と言っています。

 

しかし、死に際にこのBランチを目の前にしたら「どれから食べよう、ハンバーグはデミグラスソースまですべてさらえて、あっ、残ってる海老フライを最後まで食べないと」とか言いながら生きながらえてしまいそう。

 

全メニュー持ち帰り可

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「ますや」では、全メニューがテイクアウトOKです。一日に訪れるお客さんのうち、なんと7割が持ち帰り派だそう。

 

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▲オムライス弁当(594円)

オムライス/コロッケ/マカロニサラダ/だし巻き/ハム/キャベツの千切りサラダ/しば漬け。店内でも食べることができますが、お弁当バージョンのみソーセージとだし巻きがプラスで付きます。下に隠れて見えにくいのですが、ソーセージさんいらっしゃいます。

 

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調理風景はこんな感じでした。オムライスは注文を受けてから作ります。ガンガンの炎で焼く玉子に、程よい濃さのケチャップライス。

 

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カウンターごしに、手際の良い調理風景を眺めることができます。

 

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ハイ、きれい〜♡

 

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▲ランチA(648円)

ハンバーグ/白身魚(マダラ)フライ/スパゲティナポリタン/ハム/キャベツの千切りサラダ千切り/マカロニサラダ/しば漬け/お弁当のみ、だしまき付き!

 

おかずのひとつひとつが「きちんと」なんです。それも、高級感とか華やかさではないの。誠実なのは当たり前、という正しい洋食なのです。

 

白ご飯もほど良く米粒が立っていて、これまた真っ当な美味しさ。寿司職人だったお父さまにきっちり仕込まれたおかげで、お米の研ぎ方、炊き方には相当な神経を注いでいるそう。

 

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お持ち帰りも大歓迎。訪問してから注文すると待ち時間が発生しますので、予約の電話を入れておくといいでしょう。予約受付は営業日の朝7時頃~18時、電話にてどうぞ。

 

お昼は近隣の会社員で混み合います。

時間に余裕があるなら12~13時頃を避けるとゆっくりできると思います。

 

お店情報

ますや

住所:京都京都市下京区高倉通松原上ル杉屋町265
電話番号:075-351-3045
営業時間:11:00~18:30、11:00~17:00(土曜日)
定休日:日曜日・祝日

www.hotpepper.jp

※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

 

書いた人:ナガオヨウコ

ナガオヨウコ

ライター歴22年、京都在住のフリーライター。食、手芸、子育て、京都関連の雑誌や書籍、webに執筆中。10年間続けている自然農業の畑では、20~30種の野菜やハーブ、花を栽培。

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カロリーセーブを許さない! なんぽろ温泉の「キャベツ天丼」がすごい!【北海道】

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天丼が食べたいけれど、最近お腹がポッチャリだし。

カロリーセーブしなきゃダメだな、そう思ったんです。

やってきたのは、なんぽろ温泉ハート&ハート。
施設内で営業する「レストラン味心」です。

そこで注文したのが「キャベツ天丼」
野菜ならヘルシーそうじゃないですか!

それなのに、嗚呼。
運ばれてきたのは、想像を絶するようなメガ盛りでした。

北海道有数のキャベツ収穫量を誇る、南幌町。
町の特産を存分に味わってほしいという、

メタボな提案に、震えて挑みます!

 

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キャベツにヘビーなボディーブローを食らうことになるとは。
野菜から受けたダメージ、今回が最大クラスですね。

メシ通レポーターの裸電球です。
新千歳空港から1時間ちょっとでしょうか。
今回は南幌町を旅しました。

なんぽろ温泉の中にあるレストランの
「キャベツ天丼」がすごいというのです。

 

温泉に浸かってスッキリ

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まずは温泉でリフレッシュ!

サウナにも入ってしっかり汗を流します。

風呂上がり、軽い気持ちで乗った体重計にびっくり。
まあ、知らず知らずに肥えたものです。
なかなかの数字を叩き出しているではありませんか。

 

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温泉施設内にある「レストラン味心」です。

風呂上がりでお腹はペコペコ。

でも、カロリーセーブしなきゃな。

 

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ラーメンもいいな、カレーもいいな。

ああ、海老天丼があります!
サクッと衣に甘辛いタレ、ご飯がすすむ最強の組み合わせ。

でも、さっきゲンナリする体重を見たばかりですからね。
これぞまさに。

カロリーシンキングタイム!

 

禁断のメニューを発見

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「キャベツ天丼」ですって。

これ、いいじゃないですか。

海老天丼よりも、キャベツを使ってる分、カロリーも低そうですし。
しかし、その横。

「メガ」の文字を発見してしまいました。

明日の自分の健康のため、無難に攻めるのか。
それとも。
メシ通レポーターとして、未知なる領域に攻め込むのか。

モチのロンで。
「メガ」でしょう!

 

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壁には怖ろしいポスターが貼ってあります。


なんとまあ。
1.6キロですって。

大きさにもよりますが、
それってキャベツ1玉は入ってそうな量ですよ……。

人生で初めて、キャベツが怖いです。

 

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南幌町は一面、キャベツ畑が広がるエリアなんです。

北海道の肥沃な大地が育てるキャベツは絶品ですよ。

甘さが違いますからね。
特産品をたっぷり味わってほしいという、
なんとも「メタボ」な提案じゃないですか!

 

キャベツモンスターの入場です!

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こら!

南幌!!

ダメダメダメ!
これは、ダメなやつ!

キャベツマウンテンっていうよりも。
「キャベツ山脈」といった出で立ちで登場です。

改めまして、「メガキャベツ天丼 (1,300円)」です。
連なってるわ〜。

 

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スマホと比べてみました。

いや、すごい……。

キャベツでヘルシーにと思ったのに、
気づけばメガ盛りにチャレンジしているなんて。

 

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 持つとより一層、大きさがわかりますよね。

バスケットボールくらいあります。

もう、食べる前から。
お腹いっぱい。

今までメガ系は色々挑戦してきましたが、
強敵ですよ、この「キャベツ天丼」。

 

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改めて比較してみました。

一つの塊のサイズがこれです。

キャベツたっぷりのかき揚げ、そんな印象です。

 

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キャベツだけではなく、大きな海老も入っています。

味わいはというと…。

優しい甘さがフワリと広がって最高です。
さすがキャベツの名産地、南幌!

ただ「メガ」なだけではありません。

 

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絶景かな、絶景かな。

ご飯がほとんど見えません。

この手のメガメニューは、
盛り方を工夫すれば、「多く見える」ってあるじゃないですか。

そういうのじゃないんです。
密着具合がハンパないんです。

 

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ちなみに……。
今回は「メガキャベツ天丼」に挑んでいますが、
ノーマルの「キャベツ天丼」も相当な量なんですって。

 

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ちなみに天丼についてきたキムチ。

白菜ではなく、キャベツなんですよ!

シャキッとした食感と、ほどよい甘さが最高です。
このあたりも、さすが南幌町。

 

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食べても食べても減りません。

というか、胃が……。

人生で初めての動きを始めました。
グリュグリュしてるんです、グリュグリュ。

 

こんなチャレンジも!

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60分以内に食べると特典!

どんなご褒美があるのか聞くことができました。

驚愕ですよ。

これはネタばらしになってしまいますので、
是非、挑戦して勝ち取ってください!

 

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「メガキャベツ天丼」。

我こそはフードファイターという方、いかがですか?

そして、攻略法を教えてください。
この塊、2枚食べた時点で戦意喪失です。

 

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いかがだったでしょうか。
特産のキャベツをこれでもかと使った超大盛り天丼。

明日の体重計が怖いです……。

カロリーセーブを許さない、恐ろしいメニューでした。
完敗です!

 

お店情報

なんぽろ温泉ハート&ハート レストラン 味心 

住所:北海道空知郡南幌町南9線西15番地
電話番号:011-378-1126
営業時間:平日 11:30~21:00(LO 20:30)
     土曜日・日曜日・祝日 11:00~21:00(LO 20:30)

定休日:無休
ウェブサイト:http://nanporo-onsen.ambix.biz/

www.hotpepper.jp

※金額はすべて消費税込みです。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

 

書いた人:裸電球

裸電球

北海道を拠点に食べ歩き。CATVでグルメ番組のレポーターを担当したことをきっかけに、ハシゴ酒が趣味となる。入りづらいお店に突撃するのが大好き。現在はフリーで、映像制作とライターの仕事をしている。

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