こんにちは、料理研究家のエダジュンです。
タイ料理でよく使われるフルーツに「タマリンド」があります。甘酸っぱさが印象的で、定番のパッタイをはじめ、スープや炒めものなどタイの屋台メシでもよく使われる食材の1つ。クセになる味わいです。
あの独特の風味を、手に入りやすいもので再現して家メシに組み合わせたい、ということで今回使うのが「梅干し」。和の梅干しにナンプラーや酢を合わせた、アジアの美味しさが詰まったタレに豚肉を漬け込んで、酸味と旨みを感じる一品に仕上げました。ぜひ作ってみてください。
エダジュンの「豚肉のタイ風香ばし漬け焼き」
【材料】(1人分)
- 豚ロース肉(しょうが焼き用) 2枚
- サラダ油 小さじ2
- お好みの野菜(せん切りキャベツなど) 適量
- 梅干し(はちみつ漬け) 1個
- ピーナッツ 10粒程度
(A)
- ナンプラー 大さじ1
- 酢、砂糖 各小さじ2
作り方
1. 豚ロース肉はフォークで全体に穴を開ける。
2. ピーナッツは細かく刻む。
梅干しの身も、種を取って細かく刻む。
3. ピーナッツ、梅干しと(A)を合わせてタレを作り、1を20分ほど漬ける。
豚ロース肉を漬けこむのにはポリ袋が便利です。肉にタレをよくもみこめますし、洗い物も減らせます。
4. フライパンにサラダ油をひき、3の豚ロース肉を中火で色が変わるまで焼く。
ひっくり返して裏面も同様に焼く。
5. 皿に盛り、お好みの野菜を添えて、袋に残ったタレをかける。
甘酸っぱくて香ばしい豚肉を、ご飯と一緒に
甘酸っぱい香りと、香ばしい風味が食欲をそそる「豚肉のタイ風香ばし漬け焼き」の完成です。しょうが焼き用の豚ロース肉で作ったので食べ応えも満点。刻んだピーナッツの食感もよく、ご飯と一緒に食べるのがおすすめです。
お好みで漬け込み時間を長くすると、さらに味がしみ込みます。時間があれば2時間くらい漬けても美味しいですよ。
豚ロース肉を使ったこちらのレシピもおすすめです。王道のしょうが焼きをナンプラーでエスニックにアレンジしました。
作った人:管理栄養士 エダジュン
料理研究家・管理栄養士。株式会社スマイルズに入社。SoupStockTokyoの本社業務に携わり、2013年に独立。家で作れるエスニック料理とパクチーを使ったレシピを研究中。「料理にやっちゃいけないことはない」がモットー。著書に『パクチー!パクチー!パクチー!』(NHK出版)、『野菜たっぷり具だくさんの主役サンド150』(誠文堂新光社)、『毎日食べたい!お粥ごはん』(パルコ出版)。2021年6月発売の『できるだけうちにある調味料で作る!エスニックつまみとごはん』(主婦と生活社)では、スーパーでも手に入る調味料とハーブを使って、なじみのある材料でちゃちゃっと手軽に作れる、台湾、タイ、ベトナム、韓国、インドネシア、フィリピンなど各国の人気料理115レシピを紹介。
企画協力:フーディストノート
“暮らしを彩るレシピとアイデア”をコンセプトに、
フーディスト®と共創するメディア&コミュニティ。毎日の食卓に大活躍の料理レシピ、食を楽しむアイデアやトレンド、キッチン収納や調理グッズのコラムなど料理・食と暮らしにまつわる情報が満載。
※2025年4月より「レシピブログ」から「フーディストノート」へリニューアルしました
- ウェブサイト:フーディストノート
- X:@sugurecipe
- Instagram:@foodietable.jp