こんにちは、料理研究家のエダジュンです。
海外旅行も難しい今、家で気軽に世界の味を楽しみつつ、ウマいビールを飲めるといいですよね。というわけで以前、トルコのハンバーグ「キョフテ」を作ったらいいおつまみになったので、
今回もトルコの定番料理から、野菜をたっぷり食べられる「羊飼いのサラダ」をアレンジして作ってみます。
昔、羊飼いが牧場に材料を持っていって休憩時間に作った時短サラダが由来といわれるこのサラダ。トマトやきゅうりなどふだん使いの野菜と塩、オリーブオイル、レモン汁で作る、シンプルすぎるのに美味しい一皿です。ここではサバ缶を足して、うま味と食べ応えをプラスしました。パンに挟んで、やはりトルコ名物のサバサンド風にするのがおすすめですよ。
エダジュンの「サバ缶入り羊飼いのサラダ」
【材料】(1~2人分)
- サバ缶(水煮) 1缶(200g程度)
- トマト 1個
- きゅうり 1本
- 紫玉ねぎ 1/2個
- ししとう 6本
- 塩、黒こしょう 各少々
(A)
- オリーブオイル 大さじ1
- レモン汁、サバ缶の汁 各小さじ2
作り方
1. トマト、きゅうり、紫玉ねぎは1~1.5cmくらいの角切りにする。ししとうは小口切りにする。サバ缶は汁気をきり、汁は(A)に入れる分、小さじ2とっておく。
辛いのが苦手なら、ししとうはここで味見をしてみてください。辛ければ種を取るといいでしょう。
2. ボウルにトマト、きゅうり、紫玉ねぎ、ししとう、サバ缶の身を入れる。
3. 塩、黒こしょうを入れて和える。
先に野菜を塩と黒こしょうとサバ缶の身で和えることで、野菜の甘さを引き立たせます。
4. (A)も入れて全体を和えたら完成。
シンプルだけど、野菜の元気な味が感じられる一皿です
シンプルな味つけで、野菜がどんどん食べられるサラダです。
いろいろな食材や料理と合わせやすいのもいいところ。今回はうま味の詰まったサバ缶と合わせて、食べ応え抜群です。
美味しく作るには、最初に野菜を塩と黒こしょうを和えるのがポイント。うま味が詰まったサバ缶の汁も忘れずに使ってくださいね。
そして、このサラダはパンに挟んで、トルコのサバサンド風にするのが超おすすめの食べ方。
今回はハンバーガー用のバンズにバターを塗ってたっぷりサンドしました。ビールと一緒に食べると、気分は一気に地中海! ぜひ作ってみてください。
作った人:管理栄養士 エダジュン
料理研究家・管理栄養士。株式会社スマイルズに入社。SoupStockTokyoの本社業務に携わり、2013年に独立。家で作れるエスニック料理とパクチーを使ったレシピを研究中。「料理にやっちゃいけないことはない」がモットー。著書に『パクチー!パクチー!パクチー!』(NHK出版)、『野菜たっぷり具だくさんの主役サンド150』(誠文堂新光社)、『毎日食べたい!お粥ごはん』(パルコ出版)。2021年6月発売の『できるだけうちにある調味料で作る!エスニックつまみとごはん』(主婦と生活社)では、スーパーでも手に入る調味料とハーブを使って、なじみのある材料でちゃちゃっと手軽に作れる、台湾、タイ、ベトナム、韓国、インドネシア、フィリピンなど各国の人気料理115レシピを紹介。
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