みなさんこんにちは! ベトナムとアジア料理研究家のKi Yamamotoです。
家でできる簡単アジアご飯レシピ。今回は、ベトナムのサンドイッチ「バインミー」を、秋の新米シーズンにぴったりの丼ものにアレンジしたレシピを紹介します。
バインミーといえば、ジューシーな焼き豚やベトナムハム、ハーブなどの具材をバゲットに挟んで、ニョクマムで味付けしたサンドイッチ。ここでは、ニョクマムとにんにくで下味を付けた豚バラ肉を焼き上げ、パクチーやバターの香りもプラスして丼にしてみました。白米がすすむ味付けながら、バインミーを感じる仕上がりになりますよ。
バインミーになくてはならない具材、なますもお忘れなく。ほのかな酸味が口の中をさっぱりさせてくれます。コンビニの大根サラダで作る即席なますがおすすめです。
Ki Yamamotoの「バインミー風豚バラ丼」
【材料】(1人分)
- 玉ねぎ 30g
- にんにく ひとかけ
- パクチー 1~2本
- 唐辛子(辛くしたくないときはなしでOK) 1本
- 大根サラダ(市販品) 30g
- 豚バラ肉(薄切り) 120g
- ソーセージ(今回は5cmくらいのもの) 2~3本
- 温かいご飯 茶碗一杯
- サラダ油 小さじ2
- バター 5g
- しょうゆ 小さじ2
- はちみつ 小さじ2
(A)
- 砂糖(グラニュー糖がオススメ) 大さじ1
- 酢 大さじ1
- 水 大さじ1
(B)
- ニョクマム(ナンプラーでもOK) 大さじ1
- 砂糖(グラニュー糖がオススメ) 大さじ1
- 水 大さじ2
作り方
1. まずは野菜の下準備です。パクチーは、茎は細かく小口切りに、葉は食べやすくざく切りにします。玉ねぎ、にんにくはみじん切りに、唐辛子は1cmくらいの幅で斜めに切ります。
2. 大根サラダをボウルに入れ、塩ひとつまみ(分量外)を振り、サッと混ぜたら5分ほどおいて大根をしんなりさせます。軽く水で洗い、よく絞ったら(A)を入れて混ぜ、味を付けて即席のなますにします。
今回はコンビニでも手に入る、カット済みの大根サラダを使いました。自分で大根をせん切りにして使ってもOKです。
(A)、そして(B)の砂糖はグラニュー糖がオススメ。上白糖と比べるとスッキリしていて素材の味を活かしやすいので、料理にも使ってみてください。なければ家にある砂糖でOKです。
3. 豚バラ肉はひと口大に切り、ボウルに入れます。しょうゆ、はちみつ、にんにくを加えて全体をよく混ぜ、冷蔵庫に5分ほど入れて味をなじませます。
ベトナムといえばニョクマムのイメージが強いですが、日本と同じようにしょうゆも使われています。日本のものに比べると少し甘みが強い味で、茹で野菜のつけだれ、炒め物、煮物、今回のように肉の下味など重宝されていますよ。
はちみつはツヤとコクを出し、肉をジューシーに仕上げてくれます。はちみつがなければ砂糖小さじ2でもOKです。
4. フライパンにソーセージを入れて中火で炒め、焼き色が付いたら取り出し、食べやすく切ります。
5. 4のフライパンにサラダ油を引いたら、下味を付けた豚バラ肉を入れ、中火で炒めます。
6. 2分ほど炒めて全体の色が変わってきたら、玉ねぎとパクチーの茎の部分を入れ、(B)も加えてさらに炒めます。
7. 仕上げにコク出しのバター、唐辛子を入れ、ひと煮立ちさせます。
8. 丼にご飯をよそい、7をかけ、パクチーの葉、大根のなます、ソーセージを盛り付けます。
甘辛だれで白米との相性抜群!
「バインミー風豚バラ丼」の完成です。ニョクマムとしょうゆの甘辛だれをまとったジューシーな豚バラ肉が、白米によく合います! 刻んで入れたパクチーの茎のアジアンな香りと、バターの濃厚な味わいもポイントです。
そして、パクチーの葉と、ベトナム料理でおなじみのなますのさっぱり感がいいアクセントになりますよ。
ジューシーな豚バラをガッツリ食べられる丼もの。新米の美味しい季節にぜひ作ってみてください。もちろん、ご飯にのせずにサンドイッチの具にしても美味しいです。それではまたお会いしましょう!
作った人:キー山本
ベトナム料理人。ベトナム屋台料理のキッチンカー「URIと台所。」の店主も務める。調理師免許を取得後、都内の高級中国料理店で修行。その後、ベトナム人の妻URIちゃんとの出会いをきっかけに二人で一緒にベトナム料理を学ぶ。家でできるアジアご飯をテーマに、アジア各国の美味しいもののレシピや調味料、食文化に関する情報などを発信中。好物は麺類全般。
- ブログ:URIと台所。
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企画協力:フーディストノート
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