こんにちは! 鮮魚魚武の三代目、料理家の魚屋三代目です。
アウトドアで活躍しまくる取っ手付きアルミ飯ごうを使った、家でも作れるソロキャンプ飯シリーズ。
今回はビールに合う、しっかりとした味付けのタコ飯。タコの食感と旨味に塩昆布の風味を加えた炊き込みご飯です。朝晩とやっと涼しくなってきたので、炊き込みご飯とビールを持ってベランダや庭に出て、秋風を感じてみるのも最高ですよ。
なお、仕上げでご飯を蒸らすのに専用の保温バッグがあると便利ですが、なければ家にあるタオル(溶ける可能性があるため、化学繊維の入っていないもの)でぐるっと包めば大丈夫です。
魚屋三代目の「タコと塩昆布の炊き込みご飯」
【材料】2人前
- タコの足スライス(刺身用ボイル) 100gくらい
- 米 1合
- 塩昆布 10g
- しょうが(せん切り) スライス3枚分
- 大葉(青じそ、せん切り) 3~4枚分
- しょうゆ、酒、みりん 各小さじ2
- 水 200ml
作り方
1. 米を研ぎ、飯ごうに入れて水を注ぎ、30分~1時間浸しておきます。浸水を終えたら大さじ2の水(調味料の分)を捨て、
しょうゆ、酒、みりんを加えてよく混ぜ合わせておきます。
2. 塩昆布としょうがを加え、
タコを入れ、
フタをしっかりして、弱火で15分を目安に炊いていきます。
炊いている途中でフタがずれないよう、重石をしておくのもおすすめです。私は金属製のトリベット(鍋敷き)をのせ、取手をフタ側に折り曲げて炊いています。陶器の皿などもよいと思います。
火加減の目安はこれくらい。
まずは、水分がフタから少し漏れ始め、次に湯気が上がります。
↓
音がグズグズという低音から、
↓
パチパチという高音に変化したら、香りをチェック。
↓
香ばしい匂いがしていたら炊き上がり。火を止めましょう。
↓
おこげを作りたければ、さらにもう少し火を入れます。少し焦げるような匂いがしたら、美味しいおこげができた合図です。
3. 炊けたら蒸らして仕上げます。今回はタオルで飯ごうをしっかり包んで10分蒸らしました。
飯ごうは熱くなっているので火傷に注意。軍手は必須です。
4. 蒸らし終えた飯ごうの中はこんな感じ。美味しそうに炊きあがっています。
大葉を散らし、ざっくりと混ぜてお召し上がりください。
冷めても美味しいから、飲みながらつまむのに◎
お酒が美味しく飲めるよう、ちょっと味濃いめに仕上げた今回の炊き込みご飯。ビールにも冷酒にも合いますよ。タコの食感と旨味たっぷり、冷めても美味しいので、飲みながらつまむのにもぴったり。おにぎりにしてもGOODです。
お出汁をかけてお茶漬けもいけますよ。薬味ネギや白いりごま、わさびを添えると美味しいです。
1つあればいろいろな料理に使える取っ手付きアルミ飯ごう。おすすめレシピはまだまだあるので、またご紹介しますね。
作った人:魚屋三代目
本名・柳田昇(やなぎたのぼる)。神奈川県厚木市で60年以上続く鮮魚店の三代目。父と魚屋を営むかたわら、旬の魚介の簡単な料理や捌き方をブログ『魚屋三代目日記』にて紹介しています。レシピ本などの書籍やテレビなど幅広く活動。62種の魚介の詳しい捌き方と、それらの魚をおいしく食べる100を超えるレシピ、捌き方やおろし方の動画が見られるQRコードも掲載の最新刊『魚屋三代目の魚のおろし方と料理』(エイ出版社)が発売中。2023年4月、新鮮な魚介類を使ったお惣菜店「noboru 魚武商店」もオープン。
- ブログ:魚屋三代目日記
- X:@nsakanaya
- Instagram:@noboru_uotakeshouten
企画協力:フーディストノート
“暮らしを彩るレシピとアイデア”をコンセプトに、
フーディスト®と共創するメディア&コミュニティ。毎日の食卓に大活躍の料理レシピ、食を楽しむアイデアやトレンド、キッチン収納や調理グッズのコラムなど料理・食と暮らしにまつわる情報が満載。
※2025年4月より「レシピブログ」から「フーディストノート」へリニューアルしました
- ウェブサイト:フーディストノート
- X:@sugurecipe
- Instagram:@foodietable.jp