こんにちは! 鮮魚魚武の三代目、料理家の魚屋三代目です。
手軽で美味しいブリ刺身の丼レシピ、
今回は、ブリに衣をつけて軽く火を通し、旨味を閉じ込める「ブリかつ」にしてからソースかつ丼風に仕上げます。
ソースかつ丼は福井、福島、群馬などのローカルめしとしてもおなじみ。甘辛いソースでご飯がすすむ一杯ですね。
そして、ブリかつは油で揚げずにオーブントースターで焼きます。後片付けもラクですし、油くどさがなくどんどん食べられるので丼にもぴったりです。
ブリは刺身用を使うので、火の通りは心配ご無用。養殖ブリならお財布にもやさしいですし、しっかり火を通すもよし、レアに焼き上げて、たたきのように食べてもウマいですよ。
魚屋三代目の「ソースブリかつ丼」
【材料】2人前
- ブリの刺身 10切れ(あれば厚切りで、サクを厚めの1cmくらいに切るのもおすすめ)
- ご飯 2膳分
- パン粉 30g
- 卵 1個(割って溶いておく)
- 小麦粉(薄力粉) 適量
- サラダ油 大さじ1
- 塩、こしょう 適量
- せん切りキャベツ、薬味ねぎ お好みで
(ブリかつ丼ソース)
- ウスターソース 大さじ4
- ケチャップ 小さじ4
- みりん 大さじ2
- しょうゆ 小さじ2
作り方
1. フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、パン粉を入れ、
このくらいのキツネ色になるまで炒めたら、
バットなどに移しておきます。
今回は油で揚げないので、先にパン粉を炒めて香ばしさを出します。
2. ボウルなどに小麦粉、溶き卵をそれぞれ入れ、炒ったパン粉を入れた容器も用意して、
ブリに塩、こしょうをふったら、
小麦粉、
溶き卵、
炒ったパン粉の順につけていきます。
3. オーブントースターのトレーにアルミホイルをかぶせ、2を並べます。
トレーにかぶせたアルミホイルにサラダ油(分量外)を薄く塗っておくとブリがくっつきにくくなり、焼いてから取り出しやすくなります。
4. オーブントースターでお好みの加減に焼きます。
今回は温度調節ができるオーブントースターで、高温の250℃でブリの身が白っぽくなるまで5分焼き、ほぼ火を通しました。機種にもよりますが、3分くらい焼けばレアな仕上がりになりますので、そこから様子を見ながらお好みで焼き時間を増やしてみてください。
5. ブリを焼いている間にソースを作ります。ブリかつ丼ソースの調味料を混ぜ合わせ、小鍋や小さなフライパンに入れたら弱火で加熱し、フツフツとしてきたら1分ほど火を通します。
ウスターソースや中濃ソースをかけるだけでもいいのですが、旨味マシマシにしたこのソース、オススメです。少し多めにできるので、残ったら野菜炒めや目玉焼きなどにかけても美味しいですよ。
6. 丼にご飯をよそい、せん切りキャベツを中心に盛りつけ、
4を1人前5切れのせます。
食べるときに5のソースをかけ、薬味ねぎを散らせば完成。
油くどさがなくご飯がどんどんすすみます
ブリの脂の甘味と旨味、サクッとした衣と甘辛いソースの相性も完璧で、丼ご飯も一気になくなりそうです。
タルタルソースやチリソースとも合うので、ブリかつ用ソースと両がけしてもバッチリ美味しいですよ。
そして、ブリかつはご飯にのせずそのままビールのつまみに、そしてパンやバンズに挟めば「ブリかつサンド」や「ブリかつバーガー」に。具にはキャベツの他にトマト、ピクルスなんかもGOOD。お好きな食べ方で、サクサクに焼いたブリを頬張ってくださいね。
作った人:魚屋三代目
本名・柳田昇(やなぎたのぼる)。神奈川県厚木市で60年以上続く鮮魚店の三代目。父と魚屋を営むかたわら、旬の魚介の簡単な料理や捌き方をブログ『魚屋三代目日記』にて紹介しています。レシピ本などの書籍やテレビなど幅広く活動。62種の魚介の詳しい捌き方と、それらの魚をおいしく食べる100を超えるレシピ、捌き方やおろし方の動画が見られるQRコードも掲載の最新刊『魚屋三代目の魚のおろし方と料理』(エイ出版社)が発売中。2023年4月、新鮮な魚介類を使ったお惣菜店「noboru 魚武商店」もオープン。
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