こんにちは! 鮮魚魚武の三代目、料理家の魚屋三代目です。
ブリが美味しい季節になってきました。そこで今回は、脂がのったブリの刺身をさらにうま味アップ! 超簡単な塩昆布締めにして丼で食べちゃいましょう。用意するものは、ブリの刺身と塩昆布。調味料は必要ありません。昆布締めではなくて、“塩昆布締め”ですよ。
魚屋三代目の「ブリの塩昆布締め丼」
【材料】1人前
- ブリの刺身(あれば薄く切ってあるものがおすすめ) 7~8枚(約100g)
- 塩昆布 20g
- 温かいご飯 1人分
- 大葉のせん切り(薬味ねぎ、おろししょうが、わさびなどでもOK) 適量
作り方
1. 塩昆布を20g用意します。塩昆布はわが家の常備食材の1つです。
2. バットなどにブリの刺身を並べ、
塩昆布をのせたら、
全体をよく混ぜ合わせます。
3. ラップを広げて2をのせ、
空気をしっかりと抜いて包みます。このまま冷蔵庫に入れ、30分ほどおいて味をなじませます。
30分ちょっとおいたものがこちら。ブリの刺身の余分な水分が出て、塩昆布のうま味がグッとしみこみます。
4. 丼にご飯をよそいます。
ちなみに、ご飯は食べる10分ほど前によそい、ラップをかけて冷ましておくのがおすすめ。熱々のご飯で刺身丼を作ると、刺身が温まって生臭さく感じることがあります。時間があればご飯を少し冷ましておくとより美味しく食べられますよ。
5. ご飯の上にブリの塩昆布締めをのせ、
今回はせん切りにした大葉(青じそ)をのせました。
大葉のほか、薬味ねぎやおろししょうが、わさびなどお好みでのせてください。
ねっとり感も出たブリの刺身が最高です
塩昆布のうま味が移ったブリは、ねっとり感も出て最高! 即席締めですが味がしっかりなじんでいて、ブリのうま味がグンと跳ね上がっています。
ご飯との相性も完璧です。
ブリの他にもマグロの赤身、鯛やヒラメなど白身魚、ホタテなどの刺身も塩昆布で締めるとより美味しくなりますよ。ご飯にのせず、そのまま酒の肴にしてもバッチリです。ぜひお試しください!
作った人:魚屋三代目
本名・柳田昇(やなぎたのぼる)。神奈川県厚木市で60年以上続く鮮魚店の三代目。父と魚屋を営むかたわら、旬の魚介の簡単な料理や捌き方をブログ『魚屋三代目日記』にて紹介しています。レシピ本などの書籍やテレビなど幅広く活動。62種の魚介の詳しい捌き方と、それらの魚をおいしく食べる100を超えるレシピ、捌き方やおろし方の動画が見られるQRコードも掲載の最新刊『魚屋三代目の魚のおろし方と料理』(エイ出版社)が発売中。2023年4月、新鮮な魚介類を使ったお惣菜店「noboru 魚武商店」もオープン。
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企画協力:レシピブログ
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