ねっとり甘辛レバーに麻と辣が絡みつく「麻辣鶏レバ丼」はクセになる一杯です【ツジメシの付箋レシピ】

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こんにちは。プロダクトデザイナーときどき料理人、ツジメシこと辻村哲也です。

鶏レバーを甘辛に炒めた、有名店の名物メニューを想像で再現しているうちに、いつからか麻(マー:山椒のしびれ)と辣(ラー:唐辛子の辛さ)要素が加わって、すっかり定番になりました。たっぷりの生の長ネギとの組み合わせがクセになりますよ。

レバーは加熱しすぎると、もそもそした食感になり美味しくありません。かと言って、生焼けでは危険です。ここでは炒めるのも煮るのも中火~弱火で、鶏レバーをやわらかく仕上げます。低めの温度で時間をかけて火を入れたほうが失敗しにくく、しっとり仕上がります。

麻の山椒は粉の和山椒でも、中国の花椒(粒または粉)でも。辣の辛さは豆板醤を使っています。仕上げのラー油でお好みの辛さに調整してください。

今回のレシピメモはこちら。

 

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ツジメシの「麻辣鶏レバ丼」

【材料】(1人分)

  • ニンニク、しょうが みじん切りで合わせて大さじ1
  • 長ネギ 白いところ15cm分
  • 鶏レバー 150g
  • サラダ油 小さじ2
  • 豆板醤 小さじ1/3
  • ご飯 丼1杯分
  • 山椒、ラー油 各適量

(A)

  • しょうゆ、みりん、酒 各大さじ1
  • オイスターソース 小さじ1
  • 片栗粉 小さじ1/3

 

作り方

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1. 長ネギは1~2mm厚さの小口切りにしておく。

 

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2. (A)を合わせておく。

 

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3. 鶏レバーは一口サイズに切り分け、ハツも使う場合は縦に包丁を入れて切り開き、水を張ったボウルに入れて、流水を当てながらもむように洗う。水気を切り、キッチンペーパーなどでしっかり水分を拭いておく。

水中でやさしくもむようにすると、血管の中に入っている血の塊が出ます。水を換え、これを血が出なくなるまで2~3回繰り返してから、水気を切ってください。

 

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4. フライパンにサラダ油、ニンニク、しょうが、豆板醤を入れて中火にかけ、混ぜながら1~2分熱して香りと辛味を出す。

 

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5. 鶏レバーを加えて、中火のまま2分炒める。

 

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6. (A)を入れ、沸騰したら弱火にし、混ぜながら2分煮る。

大きめの鶏レバーをヘラなどで切ってみて、中心がうっすら赤みがかっているくらいがちょうどいい頃合い。もし生っぽいようなら、さらに1分ほど加熱します。

 

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7. ご飯の上に鶏レバーを盛り、煮汁をかけ、長ネギをのせる。山椒、ラー油をお好みの量かけていただく。

 

たっぷりのネギがいい仕事をする丼です

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ねっとりした甘辛シビ辛の鶏レバーに、たっぷりのネギがいい仕事をします。お好きな汁物(今回は鶏ガラスープの素を使い、塩、こしょうで味をととのえた「ミニトマトとわかめの中華スープ」にしました)と合わせてお楽しみください。

今回は丼にしていますが、アタマ(丼のものの具の部分)だけ作ってビールのアテにするのもよいですね。

とはいえ、使う鶏レバーが美味しくなければ、どうやっても美味しい料理になりません。鶏レバーを選ぶ際は、色の明るい、艶のいいプリッとしたものがおすすめですよ。

 

作った人:ツジメシ

ツジメシ

本名は辻村哲也、ツジムラの飯でツジメシです。本業は各種製品を手がけるプロダクトデザイナーながら、料理好きが高じて間借り飲食店でも料理中。手抜き日常食からマニアックな料理まで図解したレシピが人気。著書に『付箋レシピ デザイナーときどき料理人のスケッチごはん』(アース・スターエンターテイメント)。

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企画協力:フーディストノート

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